道化師の退場 の商品レビュー
うーん、それしか感想が浮かばない。 面白くない訳ではないし嫌な訳でなく、 あぁそうなんだなって言う納得感が残った。
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読み終わってどう思っていいのか、わからなくなる不思議な作品ですね。 全ては主人公の中で始まり、終わるという感じなのかな。 自分には何とも言えないですね。
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36個の作家のファンには悪いけど、何を書きたかったのか全くわからない。主人公の想いも周りの登場人物の役割もモヤっとしたまま終わった。読書時間が残念でした。
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櫻登はあるホスピスを訪ねた。会いたかったのは桜崎真吾、往年の名俳優であり、名探偵であった。さらに、彼は櫻登の母の知人でもあり、父であるのかもしれなかった。その疑問をぶつけるも桜崎には一蹴されてしまうが、櫻登がもたらしたもうひとつの議題には興味を示した。それは、櫻登の母永山春佳が犯...
櫻登はあるホスピスを訪ねた。会いたかったのは桜崎真吾、往年の名俳優であり、名探偵であった。さらに、彼は櫻登の母の知人でもあり、父であるのかもしれなかった。その疑問をぶつけるも桜崎には一蹴されてしまうが、櫻登がもたらしたもうひとつの議題には興味を示した。それは、櫻登の母永山春佳が犯したとされる殺人事件。櫻登は母の無罪を信じており、動けない桜崎にかわって捜査を始めるが……。 関係者が絡みに絡んでほぐしていくのはなかなか楽しい。櫻登もたしかにちょっと壊れてるけど、なんか憎めなくてかわいい。内容はわりとドラマティックなんだけど櫻登の性格のせいもあってかなり淡々としてるけど、雲に巻かれるほどでもなくほどよくスッキリ。果たして退場した道化師は一体誰だったのか。
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読みやすかった。 櫻登の淡々とした感じがよかった。 最後は、ふーん、道化師退場していないよね('_')
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櫻登のキャラがなんとも不思議な感じ。 人の懐に入り込むのが得意な、でも、強引でわがままというか。 殺人犯の容疑をかけられたまま自殺した母の容疑を晴らすのは立派なはずなのに、そこに心が動かされないし。 捜査に動くうちに明らかになる様々な事実。 被害者である萠子の、明かされた事実にぞ...
櫻登のキャラがなんとも不思議な感じ。 人の懐に入り込むのが得意な、でも、強引でわがままというか。 殺人犯の容疑をかけられたまま自殺した母の容疑を晴らすのは立派なはずなのに、そこに心が動かされないし。 捜査に動くうちに明らかになる様々な事実。 被害者である萠子の、明かされた事実にぞくっとし。 でも、あのラストはそれどころでない怖さだった。 作品のテイストが一気にひっくり返る。
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小説家を殺した容疑者として逮捕され自殺を図った母の無実を証明しようと試みる息子の永山櫻登。初めて読んだ作家の作品だったが、主人公のキャラクターの設定もユニークで、予想以上に面白かった。
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母親の殺人容疑を晴らすために、母親の過去を知る人に聞き込みをする青年。他人の懐に入り込むのが上手く、重要な情報をどんどん聞き出して真相にたどり着く。嫌な人間関係や事件が隠されていたが、この青年自身もいい人そうにみえて感情がなく表面だけの関係しか作れなさそうで怖かった。
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母親の無実を明るみにするというより真実を知るために、余命宣告された名探偵桜崎の元を訪れる櫻登。淡々とした櫻登の性格がゆえか、事件の全貌も静かに明らかになる感じ。ラストがはっきりと明言されてなかったが想像できたものは、確かに衝撃を受けた。
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母親の無実を息子が晴らす話なのだが、情念めいたものはない。他人事のように淡々と、でも熱心に調査を進めていく息子は、他人に害悪を及ぼさないサイコパスに見える。途中にちらほらみえる伏線がラストで回収されたが、これにぞっとした。
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