いけない の商品レビュー
道尾秀介さんの連作短編集。 面白かった!短編の最後に写真が載っていて、それを見て真相が分かるという仕掛け。よく思いつくなあ。 読解力が試される本でした。第二章だけ写真見てもいまいち分からなかったのですが、終章で繋がりました。ああ、そういう事ね。気づいた時気持ちいいですよねw 終章...
道尾秀介さんの連作短編集。 面白かった!短編の最後に写真が載っていて、それを見て真相が分かるという仕掛け。よく思いつくなあ。 読解力が試される本でした。第二章だけ写真見てもいまいち分からなかったのですが、終章で繋がりました。ああ、そういう事ね。気づいた時気持ちいいですよねw 終章のまとめ方もうまい!全然平和じゃないよ、この街w恐ろしい。
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久しぶりに道尾秀介を読んだ マジでやられたミステリのリストにも積読作品が残っているのに新しめの本作を手に取る 売り文句や帯に偽りなし、ではあったが個人的な期待は超えてこなかったので⭐︎3かな。二度読み必至!は二度読みをしない本読みにはイマイチ効き目がないし 画像を見た瞬間的な衝撃が欲しかったが、少し考えさせられたり、効果的でなかったり、思いつかなかったり(考察サイトで調べた) 面白い試みだとは思うが好みが分かれそう 「向日葵」もそうなんだけど 以下、画像を見た時の感想 第一章 まったく意味不明だったので読後に検索したが、轢かれた人物は作中の三人のうち誰か?というコンセプトにすら気がつかなかった。後半の章で敷島が既に亡くなっている描写があるのは気になったが 第二章 これも車の左に見えているHAPPY服の子供が目に入らず分からなかった。負け惜しみではないがHが不自然すぎる 第三章 手袋の違和感(と本文)で犯人を推測したが、頭の特徴が説明されていた高級ボールペンが正着らしい。なるほど納得 終章 嫁の愛、白紙の便箋ね。これが1番好みかな 本文中では自白文としてミスリードされているので読んだ人物の、ただ困惑だった、という描写が上手い。が「弓子」の個人的なイメージが某野球選手の奥さんで持っていかれたのが難 前述のとおり求めていた作品とは違ったが、形式を理解したのでIIも読みたくなった。その時には正解を知るためではなく答え合わせのために考察サイトを訪れるだろう
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全4章からなるミステリー。 とにかく、1章ごとに読み終えると、謎がそのまま残る感じがします。 すべて読み終わるとすべてがつながるらしいのですが・・・。 読み終えただけではつながりませんでした。 それはおそらく僕の読み方の問題だとは思いますが、ごく普通の小説だなーと思って読み終わっ...
全4章からなるミステリー。 とにかく、1章ごとに読み終えると、謎がそのまま残る感じがします。 すべて読み終わるとすべてがつながるらしいのですが・・・。 読み終えただけではつながりませんでした。 それはおそらく僕の読み方の問題だとは思いますが、ごく普通の小説だなーと思って読み終わってしまったんです。 しかし、あまりにも気になる謎が多すぎて。 正直なところネタバレを見ました。 ネタバレを見てはいけないと思いながら、見ました。 すると・・・実はとんでもない小説だとわかりました。 これは、ヤバいです。 もしこの感想を読まれているならば、読んでいる人は真実を知ってはいけないので、そっとしておきます。 とにかく何もわからず読めば、普通です。 すべてを知った時・・・とてもヤバいです。
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【あらすじ】 騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。 『向日葵の咲かない夏』の原点に回帰しつつ、驚愕度・完成度を大幅更新する衝撃のミステリー! 第1章「弓投げの崖を見てはいけない」 自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。 第2章その話を聞かせてはいけない」 友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か? 第3章「絵の謎に気づいてはいけない」 宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。 どの章にも、最後の1ページを捲ると物語ががらりと変貌するトリックが……! ラストページの後に再読すると物語に隠された〝本当の真相〟が浮かび上がる超絶技巧。 さらに終章「街の平和を信じてはいけない」を読み終えると、これまでの物語すべてがが絡み合い、さらなる〝真実〟に辿り着く大仕掛けが待ち受ける。 「ここ分かった!?」と読み終えたら感想戦したくなること必至の、体験型ミステリー小説。 【個人的な感想】 サクサク物語が進んでいくので、「えっ!そういうこと!?」と驚きもありつつ読みやすい。
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小さな町で起きる事件、殺人。 う~ん、消化不良。 全然解決しないし誰が死んだかわからなかったり、不思議な事象なのか誰かの仕業なのかぼかしていたり。 主題がどうみても事件ものなのだから伏線回収・全貌解明してすっきりさせてほしかった。
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章ごとのピースが最後にはまるのかどうか、予想していた展開になるのかがポイントでした。途中の章で分かりにくい(読みにくい)つなぎの章に感じられたので☆3
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① 弓投げの崖を見てはいけない 切ない話。 途中で一回「そうだったのか!!」って騙された。 後半で誰かが車にはねられて死ぬ。 それは誰なのか。1枚の画像が提示されることで真実が明らかになる。 面白い。 ② その話を聞かせてはいけない 全体的にホラー味がある話。 オチまで読んでもただのホラーじゃん。と思うがページをめくって画像を見ると「なるほどね」と。 面白い事考えるよねー。 ③ 絵の謎に気づいてはいけない 刑事モノ。 まぁなんとなくそうだろうなぁと思った結末だった。 辛い。 画像を見ると決定的な証拠が明らかになる。 いやー怖いね。 ④ 街の平和を信じてはいけない 作中で少年が「平和でいいよねー」的なことを呟く。 が、実際は①~③で殺人を犯した人たちは全員捕まらず普通に生活している。っていうのが「街の平和を信じてはいけない」というタイトルとマッチしてて唸った。 最期の写真もグッとくるものがあって読後感も良し。 いけないⅡも読んでみようかな!
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それぞれの章「?」と思う箇所がいくつかあるが最終章で繋がる。全てスッキリというわけではないが各章の写真の意味や題名がそういうことかと繋がった時の気持ちよさが良かった◎
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各章の文章だけ読んでも十分面白いうえに章末の写真を見て振り返ると新たな発見ができるように構成されていて凄かった。 第二章、第三章は写真を見てどういうことかわかったが、第一章は終章を読んでいる途中で第一章の章末の写真の意味がわかった。 終章の最後の写真は特に深い意味はないと思うが何かありそうな予感がする。 時々物語を振り返ったり納得しながら読み進めるのが楽しかった。
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おもしろかったけど、道尾秀介さん作品ってけっこう気持ち悪い系が多いのかも? まぁミステリーだからそんなに気持ちのいい爽やかな作品はあんまりないかもしれないけど…、ちょっと今のところ私は道尾秀介さんはそこまでハマらないかな〜という感じです。あと、もしかしたら、今の私がミステリーの気...
おもしろかったけど、道尾秀介さん作品ってけっこう気持ち悪い系が多いのかも? まぁミステリーだからそんなに気持ちのいい爽やかな作品はあんまりないかもしれないけど…、ちょっと今のところ私は道尾秀介さんはそこまでハマらないかな〜という感じです。あと、もしかしたら、今の私がミステリーの気分じゃないのかもしれません。
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