死とともに生きることを学ぶ の商品レビュー
死を受け入れるから生が豊かになる 私は農をやっているので、いつかは土に還るのかななんて思うことがある。土に還るっていうことは土になるってことじゃなくて、次の循環に繋がるということ。子育てしてると、自分の生が次につながる感じがして、自分の役割みたいなものを感じる。仕事をしてても、...
死を受け入れるから生が豊かになる 私は農をやっているので、いつかは土に還るのかななんて思うことがある。土に還るっていうことは土になるってことじゃなくて、次の循環に繋がるということ。子育てしてると、自分の生が次につながる感じがして、自分の役割みたいなものを感じる。仕事をしてても、次の時代のためと思うと役割を感じる。土に還るも同じで、新しい役目を授かるみたいな感じ。こうやって役割を感じられることが生きることと死ぬことを繋げてくれるのかな、って思いました。 動植物の死を感じて食べると、おのずと循環の中の自分を感じることができるのかな。 最近読んだ「いただきます」という小説を思い出しました。 あとホームの話は考えさせられました。国策で在宅介護が進められているのは、家族への押し付けとかではなく、どうサポートしていくかの視点に立てばポジティブなことかと思っていましたが、馴染みの家だけが正解ではなく、心のホームをどう作るか、という根本に立ち返るの視野が広がっていいなと思いました。ホームというか、ふるさとなのかもしれないです。 もう一つ、ケアをするということは、ケアする側とさせる側に分けてしまうと言う話は考えさせられました。ケアしつつもケアされている。ケアされる側も知らずとケアをしている。この相互関係をコンパッションと名付けて、ケアをより発展させたのはすごい。相互に関わり合う関係であることは意識していきたいです。一方通行はない。ただ、そう感じてしまってるだけ。 死に関して思い出したのが、ハイデガーが、死を前にして初めて非本来的な在り方に陥ってることに気付いて、本来の自分に立ち返らなければならない、という心の声を耳にする、と言っていたこと。最近読んだ「本当の自分の現象学」という本に書かれていました。 死を意識するからこそできる覚悟というのはありそうです。 そして、死を恐れないために、自然の循環の中に身を投じて、お役目を感じる、というのもありそうです。 死を意識するのって辛いイメージでしてが、だんだんとポジティブな面も見えてきた最近でございます。 いいタイミングで、良き本に出会えました。 本って巡り合わせですね
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死とともに生きることを学ぶ死すべきものたちの哲学書 死とともにいきることを学ぶ著作の歩みが綴られた死すべきもの達の哲学
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