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夏へのトンネル、さよならの出口 の商品レビュー

4.1

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    3

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2025/01/22

ウラシマトンネルの設定からして、亡くなった妹の カレンに会えるのかどうか、というのは何となく 分かっていたような気がする。 でも、最後のあたりでウラシマ効果がどう出るか、 というのは予想外でもあったので、そこは面白かった。 こういう終わり方もありかな、と思う。

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2025/01/10

やはり、ラノベも心の重力が重くなる。 まず、表紙が素敵すぎる。そして読みやすくてあっという間に時間が過ぎていた(ウラシマ効果)。 私は読みながら情景とか表情とかを想像して進んでいくのだけど、トンネルは異空間な感じがしてちょっと怖かった。主人公、1人で行くなんてすごいぞ。 高校生ら...

やはり、ラノベも心の重力が重くなる。 まず、表紙が素敵すぎる。そして読みやすくてあっという間に時間が過ぎていた(ウラシマ効果)。 私は読みながら情景とか表情とかを想像して進んでいくのだけど、トンネルは異空間な感じがしてちょっと怖かった。主人公、1人で行くなんてすごいぞ。 高校生らしいしぐさ、行動、心の成長、本心の気づき、それらが生々しく感じられてとても良かった。 真夏の海と砂浜が見たくなる。 映画、映像美が良かった。原作を読んだからわかることもいっぱいあるので、ぜひ原作を読むこともお勧めします。

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2024/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

花城が高校生の時に川崎に投げた言葉が、大人になったときに川崎から戻ってきて、それが花城を動かす原動力になる、というところが良かった

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2024/08/18

あとがきに書いてある通りの、「重力」のある作品でした。何事もなく元通り、というありふれたハッピーエンドではなくて、経過したもの、失ったものはそのままに、それでも鮮烈な希望に溢れるラスト。 前を向いて生きていきたい。 そう思わせてくれる名作です。

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2024/06/06

あとがきにあったように、強く本の世界に引き込まれた作品。本当に好みのど真ん中で、とても面白かった。また記憶が薄れてきた頃読みたい作品。最後は思わずうるうるした。 ラノベ、ファンタジー系

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2024/06/03

文章の表現が少し気になる部分があったが全体的には面白かった。最初にアマプラで映画を観たので、主人公の性格がかなり違ったのが驚きだった。

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2024/08/18

都市伝説「ウラシマトンネル」。死んだ妹を取戻すため,時空を超えるトンネルに少年と少女が挑む。少年は十余年歳月を失うが,現実と向き合う力を手に入れたから,挑戦は無駄ではなかったと思いたい。

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2024/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙を見て気になっていたけど、先に見たのは映画だった。 映画はトンネルを出たところで終わっていたので、本を読んでその後が補完出来て良かった。 浦島太郎は一人でおじいさんになったけど、カオルにはあんずがいて、二人には川崎や加賀もいる。 でもやっぱり、都合が良いけれど、もっと早く戻れててたら良かったなと残念な気持ちもある。 二人なら乗り越えていくんだろうけど。

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2023/11/22

変えられない過去に囚われ、不確かな未来を案ずるよりも、今に焦点をあてて生きることが大切であると、感じた物語。

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2023/10/09

コミカライズを数話読んで、原作が気になったので手に取った。 夏を舞台にしたボーイミーツガールのSFものということで、どこか時をかける少女を思い出す設定。 ただし、SFとはいうもののギミックの設定はファンタジーに近い。 夏のじっとりとした暑さ、すべてを諦めているがゆえの主人公の割...

コミカライズを数話読んで、原作が気になったので手に取った。 夏を舞台にしたボーイミーツガールのSFものということで、どこか時をかける少女を思い出す設定。 ただし、SFとはいうもののギミックの設定はファンタジーに近い。 夏のじっとりとした暑さ、すべてを諦めているがゆえの主人公の割り切りの良さ、それでもなお現れる葛藤など、情景と心理描写が非常に生々しくて引き込まれた。 現実を受け入れ、正面から選択し、選んだ道を正解にするために足掻く、そんな物語だった。 「何が正しいのかなんて誰にも分からない。だからこそ自分が選んだ道を、正しかったと思えるまで走り続けるしかないんだよ」 というセリフは、物語の根幹を1つのセリフで表していて、読んでいる自身にも刺さって、作中で一番気に入った部分かもしれない。

Posted byブクログ