夏へのトンネル、さよならの出口 の商品レビュー
最初に悪い事 個人的にはもう少しsf感が欲しかったのと、出てきた後のこともう少し詳しく書いて欲しかった。まぁ想像するってのも、読書の良いところなんだけど。 次いで良かったこと 読み終わった後、時間がいつもよりはやく進んでいた。これに尽きる。 ぜひみんなに読んでほしい一冊でした。
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気がつけば僕は、さよならの出口に立っていた。部屋の掛け時計は10時前を、さも当たり前かのように指している。ついさっきこの本を開いた時は、6時かその辺りだったはず。 この本は本物のウラシマトンネルだったんだ。 その証拠に、僕は、失ったはずの「勇気」を手にしていたから。 面白かった...
気がつけば僕は、さよならの出口に立っていた。部屋の掛け時計は10時前を、さも当たり前かのように指している。ついさっきこの本を開いた時は、6時かその辺りだったはず。 この本は本物のウラシマトンネルだったんだ。 その証拠に、僕は、失ったはずの「勇気」を手にしていたから。 面白かった〜。映画みてるみたいだった。 兄として、妹を失った塔野カオルの一挙手一投足に深く共感した。あ〜やりそ〜って思った。 後半の方から、話をどう着地させるのかが不安になったけど、杞憂だった。勇気を持って思い切った設定にすると、話の重みも増してシネマティックになる分、着地させる難しさがあるけど、この物語の終幕は、よく考えられていると思う。
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琥珀の秋、0秒の作者の季節シリーズ?の2巻 琥珀の秋が実は最後もうひとつで、あの系統だったらちょっと嫌だなと思っていたのですが、もともとタイトルが気になっていたので読んでみました。 結論から言うと、私は読んで良かったなと思う内容でした。 ウラシマトンネルというドラゴンボール...
琥珀の秋、0秒の作者の季節シリーズ?の2巻 琥珀の秋が実は最後もうひとつで、あの系統だったらちょっと嫌だなと思っていたのですが、もともとタイトルが気になっていたので読んでみました。 結論から言うと、私は読んで良かったなと思う内容でした。 ウラシマトンネルというドラゴンボールの精神と時の部屋逆バージョンの場所(トンネルの中だけ時間の経過が実世界よりも異様に遅く、トンネルから現実世界へ戻ってきたらかなり時間が進んでいる。トンネルの中で2分の時間が経過したら現実世界では3日経過している)があり、トンネルを抜けると何でも欲しいものが手に入るかわりに戻ってきたらとんでもない時間が経っていて浦島太郎状態になるというトンネルの噂がありました。 主人公はトンネルを見つけ、転校してきたばかりのヒロインはそれに巻き込まれる形でトンネルの中を探索しようというお話。 どこまで続いているのかわからないトンネル。 トンネルの中で1日過ごせば、現実世界は6年半経過しているという状況の中、そこまでして手にいれたいものはなんなのか。 これは、大切なものと引き換えに失ったものを取り戻す物語です。
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ラノベは数えるほどしか読んだことありません。 主人公の家庭環境がハードだったり、結構シリアスな場面もあるものの、結局はそこまで深く掘り下げるでもなく進んで行くのでご都合主義が目立ちました。 登場人物に関しても、あまりにもヒロイン等が主人公を好きになるのが早く、いかにもラノベだなぁ...
ラノベは数えるほどしか読んだことありません。 主人公の家庭環境がハードだったり、結構シリアスな場面もあるものの、結局はそこまで深く掘り下げるでもなく進んで行くのでご都合主義が目立ちました。 登場人物に関しても、あまりにもヒロイン等が主人公を好きになるのが早く、いかにもラノベだなぁと思いました。 不思議な力のあるトンネルに関してはなかなか面白い設定で、SFとしては結構楽しめました。 非常に読みやすい普通の文体なので、一気に読めるのは良かったです。
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妹の死。その日から僕の家族は壊れてしまった。 歳をとることと引き換えに、欲しいものがなんでも手に入るウラシマトンネル。 失われた日々を取り戻すため、主人公は謎のトンネルに挑む。 映画公開も決まっている人気作。噂に違わぬ良作でした!
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ウラシマトンネル。。。 トンネル内の時間の経過は、現実の世界では何倍もので進む謎のトンネル。 自分と遊んでいた妹が 木から落ちて死んでしまう。 それが、原因で家族がバラバラに。 自分のせいだと思い苦しみながら生きている主人公。 そんな彼の前に 現れたトンネル。 。。。。。 死んだ妹に逢うために、トンネル内に入り ボロボロになるまで、走り続ける。 そして、やっと妹に逢うことが出来たが、 妹は兄に 好き人と生きるべき ここに居てはいけないと言う。 兄は泣く泣く、妹に別れを告げ 現実の世界に戻るために ひたすら走り続ける。 意識がもうろうとし 倒れたとき、そこには愛する人が。 そして、トンネルを出たときには 17才体で戸籍上は30才。 愛する人と人生をスタートする。
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SF小説もラノベも初(多分) 夏、田舎、不思議なトンネルの噂、 高校生、男女の邂逅 というワードで面白くないわけがない。 ウラシマトンネルのように、気付いたらあっという間に時間が過ぎていく。 甘くて切ない爽やか小説(そして挿し絵が可愛い。。)
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何年かぶりに入ったアニメイトでさっぱり最近のものがわからない中で探していたら見つけた。 なんとなく手に取ってあらすじ読んだだけでこれは面白そうって思えたから買ってみたけど、読み出したら夢中になって読んでしまって、読み切るまであっという間だった。これは買って正解。 学生じゃないとで...
何年かぶりに入ったアニメイトでさっぱり最近のものがわからない中で探していたら見つけた。 なんとなく手に取ってあらすじ読んだだけでこれは面白そうって思えたから買ってみたけど、読み出したら夢中になって読んでしまって、読み切るまであっという間だった。これは買って正解。 学生じゃないとできない思い切りの良さとか、後先の考えなさとか、こうと思ったら突き進む感じが読んでて清々しかった。花城も最後までトンネルに入るか悩んでいたけど、普通はああなっちゃうと思う。でも、吹っ切れてトンネルに挑んだから若いうちに再会することもできた。これが結婚して子供ができて家のローンがあってなんて大人が主人公だったら、諦めてお終いになっちゃう。そうならずにがむしゃらに突っ走っていけるのが若者の特権なんだろうな。 ボーイミーツガールというか青春物というか10代の子が主人公の話って歳を取るにつれ段々読まなくなっていく気がする。久しぶりに読んだ青春物は、自分を当事の感覚に持って行ってくれる気がした。人はこういう感性を失って行っておじさんになるんだな。 これからはラノベももう一度読んでいこうと思ったかな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
こういう物語 失ったものを数えるのではなく、 失ったものを認めて 新しく進み始められるようになる この機会がなければ 過去に捉えられて何もできなかった 全てが自分ではないとして 吐き出してしまうしかできなかった 今のままではいられないと思うから トンネルに入るしかなかったんだろう 過去を無かったことにして 次に進もうとしていることが 頭も体も追いつかなかったから ラストに希望があったのが良かった その希望に気づけるくらいには成長し 受け入れることができるようになっていたのが 良かったです
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表紙から「面白そうな予感」がして、読んだら予想通り面白かった。 入ったら欲しいものが手に入る代わりに歳を取ってしまう噂が囁かれているトンネルに挑む高校生、カオルとあんずの物語。 SFモノのようだが、徹頭徹尾青春ストーリー。まさに一夏の青春を描いている。 とにかく展開が早い為、飽き...
表紙から「面白そうな予感」がして、読んだら予想通り面白かった。 入ったら欲しいものが手に入る代わりに歳を取ってしまう噂が囁かれているトンネルに挑む高校生、カオルとあんずの物語。 SFモノのようだが、徹頭徹尾青春ストーリー。まさに一夏の青春を描いている。 とにかく展開が早い為、飽きる事なく読み進められると思う。 中学生や高校生で本を読み始める人や何も考えずに楽しめる本を探している人にはピッタリだ 個人的にはもう少し読んでいたい気持ちがある。 しかし、物語として読後はスッキリするので、作業の合間に読んで気分をリフレッシュしたい時にオススメする。
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