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ヒューマンエラーの心理学 の商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2022/07/24

人間の知覚認知は有限である。人間はヒューリスティクス的な判断を行い、様々なバイアスに陥る。そんなことがよくわかる。これらを心のどこかに留めおきつつ社会生活を送るべき、と思う。

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2022/06/30

様々な錯覚について説明。(ほぼこれ) 人間はすごくない。すぐ錯覚する。 メタ認知。自己の認知の正確さや状態を認知すること。 どんな間違いを起こしやすいか理解して適応すべき。

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2021/03/17

2021/01/30読了 卒業論文でヒューマンエラーについて執筆したくて読んだ。 元々心理学に関心があったからか、認知バイアスの話を非常に面白く読むことができました。 認知バイアスに興味を持ってのめり込むには、最高の一冊なのではないでしょうか。おかげさまで、認知バイアスの本を最...

2021/01/30読了 卒業論文でヒューマンエラーについて執筆したくて読んだ。 元々心理学に関心があったからか、認知バイアスの話を非常に面白く読むことができました。 認知バイアスに興味を持ってのめり込むには、最高の一冊なのではないでしょうか。おかげさまで、認知バイアスの本を最近読み漁ってます。

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2021/01/08

前半は知覚、後半は思考や記憶のエラーやバイアスの話。どれもよく紹介されているねただが、コンパクトかつものすごくわかりやすい。それに深みも感じられる。認知バイアスおそろしいねえ。

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2021/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間は思ったほど認知機能が優れているわけではなく、現実としてそこにある世界をありのまま認識できているわけではないらしい。しかもほかの動物と比べるとかなり限られた世界しか見えていないようです。人間である限り、一生聞けない音、見えない光、感じれない感触、嗅ぐことができない匂いがあるのだと思うと、不思議な気持ちになるなぁ。 そして、人間は思った以上にたくさんの認知バイアスや錯覚に絡め取られながら、無意識的に認知、思考しているとか。錯覚や錯視はさておいて、さまざまなバイアスの存在を知っているだけでも、今後自分が何か意思決定や思考するときの助けになります。知っていたからといってバイアスがなくなるわけではありませんが。 特に印象深かったのは、自己の利益を最大化しようと合理的な判断を重ねると、全体の利益は小さくなってしまう「囚人のジレンマ」のくだりから、機械依存の危険性を指摘した部分。合理的な判断の積み重ねが社会全体にとっての最良とは限らない。

Posted byブクログ

2021/01/02

人間の知覚認知能力は動物などに比べて優れているのか? 結論から言えばそんなことはない。 視覚や聴覚などの五感で感じ取れる範囲というのは動物と比べて非常に狭い。 そういう意味では人間の知覚認知能力はかなり適当。 でも適当だからこそ人間の面白さもある。 実は誰一人として自分と同...

人間の知覚認知能力は動物などに比べて優れているのか? 結論から言えばそんなことはない。 視覚や聴覚などの五感で感じ取れる範囲というのは動物と比べて非常に狭い。 そういう意味では人間の知覚認知能力はかなり適当。 でも適当だからこそ人間の面白さもある。 実は誰一人として自分と同じ世界を見ていないし聞いていないし感じていない。 だからこそ1人1人が世界を全く違うように知覚認知しているということを理解すると色々な事が見えてくる。 人間の記憶や判断というのも本当にいい加減というのもこの本を読むととてもよくわかります。 大好きな話しがいっぱい詰まっていてとても面白かっです。

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2021/04/27

視覚・聴覚・嗅覚といった五感における錯覚、身体運動と関わる錯覚が知覚や心理に及ぼす影響、虚記憶など、人間の知覚の本質について解説されています。確率判断と直観に乖離が生じるというのがなんとも不思議。また典型的な「囚人のジレンマ」の構造を、手塚治虫先生の漫画『火の鳥 未来篇』の事例で...

視覚・聴覚・嗅覚といった五感における錯覚、身体運動と関わる錯覚が知覚や心理に及ぼす影響、虚記憶など、人間の知覚の本質について解説されています。確率判断と直観に乖離が生じるというのがなんとも不思議。また典型的な「囚人のジレンマ」の構造を、手塚治虫先生の漫画『火の鳥 未来篇』の事例で説明されていたのは意外で、囚人と取調官の場合のみよりも理解が深まりました。

Posted byブクログ

2020/08/12

人はミスを犯したくて犯しているわけではなく、錯覚や認知資源に限界があるから。本書は、視覚や聴覚などの感覚の錯覚から始まり、直感や記憶の改変など、幅広く人間がミスを犯す原因・過程が書かれている。広く浅く勉強するには良いと思う。 誤植や脱字が多かったのが気になった。

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2020/06/27

人間は知覚、身体、感情において錯覚する。直感も以下の様々なバイアスによる制御が働いている。 ・現状維持バイアス ・損得回避バイアス ・現在志向バイアス ・確証バイアス ・楽観主義バイアス ・正常性バイアス ・集団浅慮バイアス また、記憶すら虚記憶を生成しうる。 ということを理解す...

人間は知覚、身体、感情において錯覚する。直感も以下の様々なバイアスによる制御が働いている。 ・現状維持バイアス ・損得回避バイアス ・現在志向バイアス ・確証バイアス ・楽観主義バイアス ・正常性バイアス ・集団浅慮バイアス また、記憶すら虚記憶を生成しうる。 ということを理解するべし。

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2020/04/19

なぜ人間は間違えるのかを(1)知覚認知の有限性、(2)環境や行動様式を作り替えるという行動特性、(3)錯覚を自ら利用するという行動様式、の3点から解説した本。 錯覚や認知バイアスについて論じた本は数あれど、ヒューマンエラーという観点から心理学、行動経済学、神経科学といった分野を横...

なぜ人間は間違えるのかを(1)知覚認知の有限性、(2)環境や行動様式を作り替えるという行動特性、(3)錯覚を自ら利用するという行動様式、の3点から解説した本。 錯覚や認知バイアスについて論じた本は数あれど、ヒューマンエラーという観点から心理学、行動経済学、神経科学といった分野を横断的に扱った本は珍しい。 それぞれ重要単語が太線になっており、用語の定義が分かりやすくされているため、心理学の勉強にはもってこいの一冊だ。

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