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漂うままに島に着き の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2022/11/01
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世界屠畜紀行以降、豚と暮らしてそれをつぶしたり、乳がんを患ったりと、生き様を常に題材としきた著者の小豆島移住顛末記。どこに住むかの話から、小豆島で家探し、車の運転、ヤギの飼育、地域住民とのつきあいなについて書かれている。内澤さんは私たち日本人が風通だとおもっている生活、人間関係、もの購入、そして食生活などに対して実は間違っているんじゃないかとう眼でみて、そうではない生活を実践する。その実践のなかでアタフタしながらも着地点を探す。贅沢ではない豊な暮らしのある小豆島。不便であってもよさそうですね  内澤さんの東京での生活拠点が私の拠点と限りなく近く。接近遭遇したのかと思う。

Posted byブクログ

2022/06/16

エッセイ苦手な私ですが この本は 自分に興味のある 田舎暮らしについての本なので 面白く読みました。 今流行ってる 田舎暮らしの 一番のコツは 知人などが そこにいるという点ですね。 それと 著者の住んだ場所は地方の持つ 強い絆がゆるかったという点も都会からの移住者には良かった...

エッセイ苦手な私ですが この本は 自分に興味のある 田舎暮らしについての本なので 面白く読みました。 今流行ってる 田舎暮らしの 一番のコツは 知人などが そこにいるという点ですね。 それと 著者の住んだ場所は地方の持つ 強い絆がゆるかったという点も都会からの移住者には良かったのだと書かれていました。 最近はネットなどのお陰で 都会に行かずとも 仕事ができるIT関連の人や この著者のような人が より良い環境を求めて 地方へ 向かっています。 著者の住んだ家、、、 目の前に海が広がって  しかも ヤギを飼って・・・・ いいなぁ~~~

Posted byブクログ

2021/12/26

作者の内澤旬子さんのことを恥ずかしながら初めて知ったのですが… とてもパワフルで勇敢で素敵な方だと伝わってくる。 東京での生活に疲れ、島への移住を決意する、彼女の人生の一部を書いたエッセイ。 もちろんここに全てが書かれているわけじゃないけど、数え切れないくらい沢山の人の支えが...

作者の内澤旬子さんのことを恥ずかしながら初めて知ったのですが… とてもパワフルで勇敢で素敵な方だと伝わってくる。 東京での生活に疲れ、島への移住を決意する、彼女の人生の一部を書いたエッセイ。 もちろんここに全てが書かれているわけじゃないけど、数え切れないくらい沢山の人の支えがきっと存在するのだろうけれど、 人生における大事な選択は自分で行う。当たり前に聞こえるけど、これは結構大変なことだと思う。 内澤さんは、後悔や失敗や挫折なんかも、書く。 ここに載せない屈辱や怒りや悲しさなんかも、きっともっともっとあっただろう。 そんな中で得た人の優しさや島の美しさや、小豆島の暖かさは、まぎれもなく、内澤さんのもの。 島の美しい風景を目の前に感じながら、泥臭く地に足つけて生きることの重みも感じる。 不思議に清々しいエッセイだった。

Posted byブクログ