大学数学のお作法と無作法 の商品レビュー
読みたいところだけつまみ読み。 言語としての数学の捉え方。 道具として、共通言語として、文化史として、研究対象として数学を学ぶ。 やっぱり自分は学問をメタに考えるのが好きだ。 というのは、そもそも数学という学問の特徴とは・どういう経緯で生まれたか・どういう構造を持っているか ...
読みたいところだけつまみ読み。 言語としての数学の捉え方。 道具として、共通言語として、文化史として、研究対象として数学を学ぶ。 やっぱり自分は学問をメタに考えるのが好きだ。 というのは、そもそも数学という学問の特徴とは・どういう経緯で生まれたか・どういう構造を持っているか などを考えるのが好きだということ。 数学以外の例だと、例えば『物理学汎論: 物理の考え方』は物理をメタ的に見ている。物理でいうと、『メタ電磁気学』という名の本もこないだ見た。 哲学や社会学の本は、わりと常に「哲学とは何か、社会学とは何か」というコーナーがある気もする。
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レベルは大学入学から卒業の頃までに設定したとある通り、大学で扱う数学を話題としてはほぼ網羅している。 読み物的な記述内容(ここは独自性がある)と数学的に厳密な記述内容(しっかり説明する部分とあっさりしている部分の落差が大きい。それぞれの話題のつながりについてはほぼ触れない箇条書...
レベルは大学入学から卒業の頃までに設定したとある通り、大学で扱う数学を話題としてはほぼ網羅している。 読み物的な記述内容(ここは独自性がある)と数学的に厳密な記述内容(しっかり説明する部分とあっさりしている部分の落差が大きい。それぞれの話題のつながりについてはほぼ触れない箇条書き形式。ここはそれぞれの分野を別の教科書で学んだ方が良い)が混在している。 語りかけるような、ですます調の形式と数学そのものの形式も混在している。。 つまり、内容も形式も混在している。レイアウトの問題もあるだろうが、決して読みやすくはない。 読者を選ぶ本だと思う。タイトルは内容を表しておらず、誤植もある。 ただ、決して悪い本ではない。 得られるものも多いが、なにせクセが強い。 それを覚悟の上、お手にとられることを勧める。
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