民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき の商品レビュー
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葬送儀礼を研究する民俗学部院生の名鳥 フィールドワーク中不穏なモノを背負ったようで命の危険を感じ助けを求めたのが、怪異を喰らうという朽木田 神の怒りに触れた哀しい一族物語 かなり本確的な蛇神民話をベースにした怪異、異類婚姻譚 子々孫々、蛇神の娘と婚姻を繰り返さなくてはならない一族が、現代でその約束を放棄した為、死穢に染まった蛇神に祟られ死んでゆく 大団円などない神と人との交わりが、恐ろしく、哀しく、痛ましい物語でした 名鳥の朽木田への執着は過剰かな
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これはおもしろかったー。イラストもキレイだし。主人公くんがちょっと表紙とイメージ違ったけど。あとフォークも違うけど。
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2019年10月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2019/1001-8241.html
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民俗学研究室ということで、死者の埋葬の仕方や蛇との婚姻など土地性のある儀式や世界観に踏み込んでいたので、物語上の怪異の存在も自然と受け止めることができました。 また、ミステリアスかつ浮世離れした朽木田の存在もこの作品の魅力の一つですが、どこかお人好しな名鳥と少しずつ打ち解けていく...
民俗学研究室ということで、死者の埋葬の仕方や蛇との婚姻など土地性のある儀式や世界観に踏み込んでいたので、物語上の怪異の存在も自然と受け止めることができました。 また、ミステリアスかつ浮世離れした朽木田の存在もこの作品の魅力の一つですが、どこかお人好しな名鳥と少しずつ打ち解けていく過程も好きで、本当に軽やかに読破することができました。 久しぶりに好きな小説に出会えて嬉しいかぎりです。
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底抜けに明るくてお人好しの名鳥くんの軽快な語り口のおかげで、暗かったり重かったり怖かったりする話もびっくりするほどテンポよく読めて楽しめました。 実際は何度も命狙われてますし、人も亡くなりますから、決して明るい話ではない筈なのですが、読後感は爽やかですらある。 千影くんとの掛け合いも楽しい楽しい。 民俗学的要素(異種婚など)も味わえつつ、夏らしい怖さも十分感じられつつ、それでいて漫画のようにするっと読めちゃう。 これは凄い個性で素晴らしい作風、持ち味だなと思います。 この軽妙さ、癖になります。 どうやら、呪われることが特技でもある名鳥くんの受難は続きそうなので、是非是非続編をお願いしたい。 タコパも見たいぞ!
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