これは経費で落ちません!(6) の商品レビュー
ストーリーが段々とシリアスになっていく。以前の森若さんなら「うさぎは追うな」精神でマリナの副業案件なんて追いかけなかったであろうに、段々と社内政治にまで発展していく。森若さんも、一緒に真相を追っていた美華も、少しずつ成長していってるからこそなんだろうななんて思ったり。 本編がシ...
ストーリーが段々とシリアスになっていく。以前の森若さんなら「うさぎは追うな」精神でマリナの副業案件なんて追いかけなかったであろうに、段々と社内政治にまで発展していく。森若さんも、一緒に真相を追っていた美華も、少しずつ成長していってるからこそなんだろうななんて思ったり。 本編がシリアスだっただけに、エピローグの真夕ちゃんのお話が癒された。 次巻がさらに動きがありそうで、読むのがとても楽しみ。
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「男ができると女って変わりますよね」 素直に言葉に出来ない。 もし予想通りだったとしても、こんな言い方ばかりしていたら周りが敵対していってしまうのも無理はないのでは。 自分のミスを認められず逆ギレばかりしていたら、何かあった時に誰からも助けてもらえなさそうだな。 「大きなダムが...
「男ができると女って変わりますよね」 素直に言葉に出来ない。 もし予想通りだったとしても、こんな言い方ばかりしていたら周りが敵対していってしまうのも無理はないのでは。 自分のミスを認められず逆ギレばかりしていたら、何かあった時に誰からも助けてもらえなさそうだな。 「大きなダムが決壊するのは、小さなひび割れからだ!」 証拠を集めている内に。 単純な話だけで済めばよかった物の、知らなくていい情報が徐々に増えて複雑な状況に巻き込まれていってる気が。 副業が禁止されていないとはいえ、仕事と関係の無い領収書を貰い経費で落とすのは良くないことでは。 「恋愛ってコスパ悪いんだよな」 本当に欲しかった物は。 流石に偏見の目で見すぎだとは思ってしまったが、純粋を拗らせ過ぎてしまうと仕方の無い事なのかもしれないな。 相手の事を想い自身で考えた事であれば、コスパよりも受け取ってくれた時の反応の方が気になるのでは。 「わたしはフェアではありません」 手のひらの上で踊って。 ここまで大胆に色々とやっているのに、問い詰められても自身を正当化し逆に文句を言える強さはある意味凄いな。 全てを上手く動かしていたはずが、知らぬ内に計画を狂わされた時の怒りや屈辱は大きかっただろうな。
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森若さんはもともと相手を誘導してコントロールするのが得意だけど(そしてそういう傲慢さに気付いているらしい山崎)、今回はちょっと『女神の見えざる手』に影響されすぎじゃないだろうか。 社内政治は思惑が複雑に絡み合ってわかりにくいから苦手だ。 このシリーズは毎回、大なり小なり持ち越し...
森若さんはもともと相手を誘導してコントロールするのが得意だけど(そしてそういう傲慢さに気付いているらしい山崎)、今回はちょっと『女神の見えざる手』に影響されすぎじゃないだろうか。 社内政治は思惑が複雑に絡み合ってわかりにくいから苦手だ。 このシリーズは毎回、大なり小なり持ち越しタスクがある。だいぶ経ってから、解決したことがわかるフォローが入ることもあれば、再着手されることもある。そうしている間にも新たなタスクが発生し、なかなかオールクリアにはならない。 青木さんがどんな風にストーリーを組み立てているのか興味深い。 マリナの件は1巻の時点からこうなる予定だったのか、あとから決着をつけることにしたのか、どっちなんだろう。 鎌本さんの話はどうでもいい上に無駄に長くて苦痛だった…。最後よくわからない感じでうやむやに終わってたけど、忘れた頃にまた出てくるんだろうなぁ。やだなあ。
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この巻は会社の買収などが絡んできて個人的な話から大きく広がって行ったが面白かった。 沙名子さんと太陽くんのふたりは相変わらず、深まりそうで中々進展しない。 微笑ましく応援したくなる二人、次の巻も出ているようなので早く読みたい。
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これは経費で落ちませんシリーズ。 おかえり沙名子さん! 本編に帰ってきたので嬉しいよー。 沙名子さんがだんだん変わってきたなーって思う。 タイガーさんから影響を受けていると考えるべきか、振り回されてると考えるべきか。(多分振り回されてる) とりあえず手持ちはあと一冊!気にな...
これは経費で落ちませんシリーズ。 おかえり沙名子さん! 本編に帰ってきたので嬉しいよー。 沙名子さんがだんだん変わってきたなーって思う。 タイガーさんから影響を受けていると考えるべきか、振り回されてると考えるべきか。(多分振り回されてる) とりあえず手持ちはあと一冊!気になる!!
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ドラマを見るようにサクサク読める。 ドラマ版は見たことないが。 やっぱり美華さん好きだな。 女同士の馴れ合いに介入せず、攻撃的にうつるけど不器用なだけで憎めない。仕事もできるし。 マリナは好きじゃない。去り方にもイラッとさせられ、さすが!としか。 千晶みたいなタイプも好きじゃ...
ドラマを見るようにサクサク読める。 ドラマ版は見たことないが。 やっぱり美華さん好きだな。 女同士の馴れ合いに介入せず、攻撃的にうつるけど不器用なだけで憎めない。仕事もできるし。 マリナは好きじゃない。去り方にもイラッとさせられ、さすが!としか。 千晶みたいなタイプも好きじゃない。 鎌本は人間的におかしい気がする。 志保さんも紗名子の読み通りなら、誤解されやすいタイプで気の毒。 次も多分読むと思う。
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天天コーポレーションの社内政治に一気に詳しくなれます。 新島部長のラストはドラマとは随分違う形になったけど、営業部の山崎さんの胡散臭さが小説の方が面白いように思う。 鎌本さんはほんっと女性の敵すぎて、不幸になればいいのに。
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シリーズ6作目。 前作5作目のスピンオフを挟み、今作では4作目で突き止めた秘書室のマリナの副業疑惑をさらに深く追及していく沙名子と美華。 マリナの勤めるキャバクラには営業部長や総務部長が出入りしており、M&Aを取り扱う会社の人間と会っていることを知る沙名子はある結論を導き...
シリーズ6作目。 前作5作目のスピンオフを挟み、今作では4作目で突き止めた秘書室のマリナの副業疑惑をさらに深く追及していく沙名子と美華。 マリナの勤めるキャバクラには営業部長や総務部長が出入りしており、M&Aを取り扱う会社の人間と会っていることを知る沙名子はある結論を導き出すが… 1編だけ、太陽の先輩・鎌本の恋愛模様を描いているが、それが最悪。お金をかけず、若い子と付き合いたい鎌本も最悪だが、鎌本と付き合っている太陽の後輩・樹菜も最悪。読むのをやめようかと思うぐらいだけど、天天コーポレーションも面々は誰も注意しない。 ラストに天天コーポレーションの社長交代の様子が描かれるが、会社の政権までに一介の沙名子が口を出すのは、かなり現実離れしている気が… 登場人物もまともな人がいないし、初期の頃の単純な経費の話に戻ることはないのだろうか? 世間ではドラマはべた褒めされているが、原作はどんどんつまらなくなっている感が否めない。
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天天コーポレーションの合併話、かなり引っ張りましたが、テレビとは違う結末でした。新島部長の普段のやり取りからこの結末は?でしたが。 鎌本と樹菜の話もここまで引っ張るかという感じはします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
次に森若さんが見つけたのは、なんと会社の危機? キャバクラでアルバイトをしている有本マリナを調査して、思いも寄らない重大な情報を知ってしまう。森若さんは自分の生活と会社を思い、どう動くのか。 自分の居場所に愛着があるか。愛社精神と安定した生活を守りたい気持ちは、ときにずれることがある。働くうえで、何を大切にするのかはそれぞれに異なる。今回、森若さんと一緒に動くのは外資系から転職してきた美華、営業部のやり手山崎。そして話すことはできないけれど恋人となった太陽との関係。また会社内の人間関係では、同じく経理部の真夕や、何かと攻撃的な総務部の志保の新たな一面を知る。 恋愛を自分の生活に取り入れた森若さんの戸惑いに共感。人間関係を静かに見つめる森若さんは、色々な人の感情や裏側を知っていく。聞いてみてもわからなかった新島の動機。信念が違うことは、悪を意味しない。けれど、許せないことがある。地獄に落ちろ、と呟く森若さん。「働く」だけでなく「よりよく働く」ために、譲ってはいけない、森若さんの仕事への向き合い方であり、生き方である。それ以外のちょっとした諍いは、会社には当たり前にあるもので、いつかは解決できるものなのだ。
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