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線は、僕を描く の商品レビュー

4.2

657件のお客様レビュー

  1. 5つ

    260

  2. 4つ

    239

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    2

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2026/03/14

両親を失い、自分の殻に閉じこもるようになってしまった青山霜介は水墨画の巨匠に見出され、水墨の世界にのめり込む。 交通事故で突然両親を失う事のショックはわかるがそんなに自失にになるだろうか?となにかと大袈裟な描写が気にはなるが水墨画の世界を垣間見ることができ、早速、美術館にいって水...

両親を失い、自分の殻に閉じこもるようになってしまった青山霜介は水墨画の巨匠に見出され、水墨の世界にのめり込む。 交通事故で突然両親を失う事のショックはわかるがそんなに自失にになるだろうか?となにかと大袈裟な描写が気にはなるが水墨画の世界を垣間見ることができ、早速、美術館にいって水墨画を鑑賞してみようと思った。黒と白だけの世界でつまらないと思っていたけど、見方が変わりとても興味を持った。

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2026/03/05

水墨画を題材にした小説 青山くんのひとつひとつ向き合っている感じが良かった 色々考えていて、でも全部口に出す訳ではなく、必要と思ったことはちゃんと口に出す。すごいなと思った。 登場人物、水墨画に関わる人達が静かで情熱的なものを持っていてかっこいい。

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2026/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「線は、僕を描く」とあるように、水墨画に限らず音楽や写真などの芸術は作者本人が写し出されるんだなと感じた。 普段自分は表面的なものしか捉えられてないが、もっとより深く作品を見てみたいと思った。

Posted byブクログ

2026/03/01

読んでみたいなーと思って ついに読みました。 水墨画の巨匠の弟子になる大学生の男の子のお話。 水墨画というと歴史の教科書ぐらいでしかあまり知らなかったけれど、 何を描いているのかとか、 そもそも何なのか、ということに 少し触れることができた。 形を追うのでも、完成を目...

読んでみたいなーと思って ついに読みました。 水墨画の巨匠の弟子になる大学生の男の子のお話。 水墨画というと歴史の教科書ぐらいでしかあまり知らなかったけれど、 何を描いているのかとか、 そもそも何なのか、ということに 少し触れることができた。 形を追うのでも、完成を目指すのでもなく、 生きてるその瞬間を描くことこそが、水墨画の本質。 _筆っていう心を掬いとる不思議な道具で描くからね _拙さが巧みさに劣るわけではない 筆で書くこういそのものが、 今の一瞬一瞬を生きていることをまさに映し出すかのような、 そんな心境で成り立っているアートなのだなーと、 表面だけではあるけれども知る。 _命はつまるところ意思だけでは成り立たない。意思を大きく超えたもの、運命がその手順の中に入り込んでいるような気がするからだ。 水墨画は、制御不可能なものと関わり合う技法、 制御不能な運命の前で、運命に対する態度を決めかねている自分と対峙する。 _運命はいつも僕に態度を求める。 両親を相次いで亡くした主人公が、 水墨画を通して自分の人生の意味付けというか、生きる姿勢というか、 そういったものを新たに生み出していくようでした。 ドラマのようなストーリー仕立てではあるものの、 人生の中でドラマだけであってほしいような辛いことは実は避けては通れないことを大人になる中で知ると、 本当に実際は何が何だかよく分からないけれども 辛いことだけではないはずだと、奇跡的な出会いや優しさに触れることだってありうる、というようなことを考えると、 このお話はとてもすてきでありつつ、 読む人みんなにエールを送っているようで、 辛いこと、苦しいことを経たとしても、 大丈夫だと、 本当にそうやって自分が生きるだけではなくて、 たまたま出会った人たちに対しても、そんな励ましを与えられるような、 大人にもなれたらなとも思いながら、 自分で精一杯なところもある。 _人は描くことで、生命に触れることができるのだ。 描く対象に教えを請うこと。 _四時無形のときの流れにしたがって、ただありのままに生きようとする命に、頭を深く垂れて教えを請いなさい。 花に教えを請う。 花の祖型を見る。 命のあるがままの美しさを見る。 _水墨とはこの瞬間のための叡智であり、技法なのだ。 自らの命や、神羅万象の命そのものに触れようとする想いが絵に換わったもの、それが水墨画だ。 自然であること、の深みを少し感じながら・・・

Posted byブクログ

2026/01/31

とても良い話とは思うが、私は芸術の描写や人の内面の描写が苦手なので、たまに流し読みしてしまった。映画化されているようなので、見てみたいと思った。

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2026/01/27

人間の内面の描写が美しく、読んでいて気持ちが良かった。 水墨と向き合うことで心持ちが変わっていく様は、少しどこか羨ましかった。 『線は、僕を描く』というタイトルも、他にこれしかないというくらいとても素敵。 またいい本に出会えた。

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2026/01/24

水墨画を文章で説明する筆力は見事です。頭の中で何となく画をイメージできました。また、墨の濃淡で線を描くだけなのに、その奥の深さを知りました。砥上さんが水墨画家だから表現できるのでしょうね。 湖山先生、西濱さん、千瑛さん、そして青山君の絡みが、適度な緊張感があって楽しめました。 タ...

水墨画を文章で説明する筆力は見事です。頭の中で何となく画をイメージできました。また、墨の濃淡で線を描くだけなのに、その奥の深さを知りました。砥上さんが水墨画家だから表現できるのでしょうね。 湖山先生、西濱さん、千瑛さん、そして青山君の絡みが、適度な緊張感があって楽しめました。 タイトルを、「僕は、線を描く」ではなく、「線は、僕を描く」にした理由が、最後に理解できました。 映画もすごく良い作品なので、お薦めします。

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2026/01/16

芸術を知りたいという人がいたら、間違いなくこの小説を読むことを勧めるだろう。 線を描くという言葉の本質に、心がジャックされた。水墨画の線を引くという、後戻り出来ない勇気ある、その一瞬でしか生み出せない、生を表現する芸術。 和の心や芸術をあまり通らない人生だったけど、この本のおかげ...

芸術を知りたいという人がいたら、間違いなくこの小説を読むことを勧めるだろう。 線を描くという言葉の本質に、心がジャックされた。水墨画の線を引くという、後戻り出来ない勇気ある、その一瞬でしか生み出せない、生を表現する芸術。 和の心や芸術をあまり通らない人生だったけど、この本のおかげで少しだけその道を理解することができた気がする。

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2026/01/16

芸術は嘘をつかない。 水墨画は墨一色で表現される世界だからこそ、ほかの芸術と違ってごまかしが効かない。一筆一筆がその人の生き様、芸術に向き合う気持ちを映しているのだと感じた。 水墨画を描くシーンに絵がついたらどれ程の迫力があるだろうか。 湖山先生の「失敗を楽しめばいい」という言...

芸術は嘘をつかない。 水墨画は墨一色で表現される世界だからこそ、ほかの芸術と違ってごまかしが効かない。一筆一筆がその人の生き様、芸術に向き合う気持ちを映しているのだと感じた。 水墨画を描くシーンに絵がついたらどれ程の迫力があるだろうか。 湖山先生の「失敗を楽しめばいい」という言葉が印象に残った。

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2025/12/22

なんか好きな作品。とっても専門的で置いてかれる瞬間もあるものの、繊細な描写に心が震える。ゼロから生み出す難しさ。年の瀬にいい作品に出会えた。

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