ふるさとって呼んでもいいですか の商品レビュー
#ふるさとって呼んでもいいですか #移民 #ナディ #大月書店 #YA #読了 6歳で家族と共に日本に来たナディさんが、無事教育を受け大人になってからも日本で仕事し、家族と暮らすことができて本当によかったと思った。謙虚で勤勉なナディさんだからこそ、かもしれないと思った。見習いたい...
#ふるさとって呼んでもいいですか #移民 #ナディ #大月書店 #YA #読了 6歳で家族と共に日本に来たナディさんが、無事教育を受け大人になってからも日本で仕事し、家族と暮らすことができて本当によかったと思った。謙虚で勤勉なナディさんだからこそ、かもしれないと思った。見習いたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
国際化って何? 街を歩いて、日本っぽい顔じゃない「外国人」を見ない日はない。日本語以外の言語を聞かない日もないし、それは日本っぽい顔の人が話していることもある。それでもまだ私たちはどこか日本には「日本人」が住んでいるのだと思っている。 著者は6歳でイランから日本に渡ってきて、小学校・中学校・高校と日本の学校に通い、在留特別許可を得て、今は結婚して日本で働いている。アイデンティティに悩んだこともあったとこの本には書かれている。日本に住む「外国人」について書かれたところもある。とにかく読むことが知ること。まず出来ること。 著者の体験がすべてではない。しかし隣にきっと著者のような文化をまたいでいる子どもや大人がいる。いかにも外国人な顔をした人に「日本語お上手ですね!」と思ってしまう自分は、もっと真剣に自分にできることを考えたい。誰であろうと、「できない」可能性を考えたり、対応できる範囲を考えたりとか。それにはまずコミュニケーションすることからかと思う。
Posted by
6歳でイランから日本にやってきたナディさん。 言葉の壁、文化の違い、そして法の壁にぶちあたりながらも、大学まで進学、現在は都内の企業で働く、それまでの半生を自らの言葉で綴った書。 ナディさん、文章がうまい、読みやすい。 日本で暮らす外国人の思いや、この国の問題点がよくわかる。一人...
6歳でイランから日本にやってきたナディさん。 言葉の壁、文化の違い、そして法の壁にぶちあたりながらも、大学まで進学、現在は都内の企業で働く、それまでの半生を自らの言葉で綴った書。 ナディさん、文章がうまい、読みやすい。 日本で暮らす外国人の思いや、この国の問題点がよくわかる。一人でも多くの人に読んで欲しいと思う。 あらためて、この国の入管行政はなんと人を不幸にするものなのか、と思う。変えていきましょう。
Posted by
完読いたしました 上っ面ではなかなかわからない、「ビザのない外国人」とはでした。 日本人で生まれ、育ったことに本当に感謝しなければいけません。 子どもは世界中のどこで生まれても守られる存在であるべきだ ほんとうにそう思います。これからの日本はどうなっていくのでしょうか? わ...
完読いたしました 上っ面ではなかなかわからない、「ビザのない外国人」とはでした。 日本人で生まれ、育ったことに本当に感謝しなければいけません。 子どもは世界中のどこで生まれても守られる存在であるべきだ ほんとうにそう思います。これからの日本はどうなっていくのでしょうか? わが身はいいけれど、これからの世代の方たちのことを思うばかりです。 また、これからの少子高齢化の日本にて、海外の方との付き合い方をしっかり考えないといけないなと思わされるし、 6歳までとはいえ、イランで生まれた方がここまで日本のことをかいていることに本当に学ばされます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母が、読んでみてとおすすめしてくれた本。 二年ぐらい前で記憶は薄れているけれど、とても大きな発見をした。私は国籍も日本、普通に日本に住まうことが出来る。でも、外国の人はビザというものがあって、それが切れれば強制送還されてしまうのだと知った。ナディさんは運良く日本に残ることができた一人。でも現実は、ほとんどの人が、故郷に戻されている。戻りたくないと思っている人は日本にそのまま住めるようにして欲しいと思った。それが叶わないのなら私が叶えたい。胸が痛くなる現実を突きつけられた本だった。
Posted by
ナディさん、ありがとう。 このような声を聞かせてくれて。 読み終わってそんな気持ちでした。 生活の中での実感があふれていて、リアルな気持ちに触れた思いです。 多様性を認めよう、多様化に対応しようと言われる昨今ですが、当事者の現状、何より内面を知ることが必要と改めて思いました。 頭...
ナディさん、ありがとう。 このような声を聞かせてくれて。 読み終わってそんな気持ちでした。 生活の中での実感があふれていて、リアルな気持ちに触れた思いです。 多様性を認めよう、多様化に対応しようと言われる昨今ですが、当事者の現状、何より内面を知ることが必要と改めて思いました。 頭が柔らかい児童期に読んでほしい1冊です。
Posted by
趣味で通っている講座でCEFRの複言語・複文化主義について書く課題が出て、在日の外国人ルーツ定住者の実体験を日本語で読むことができるので手に取りました。 筆者の体験は1990年代、2000年代と、少し前の日々なのですが、根本的な状況は変わっていないように思いました。今後、より現...
趣味で通っている講座でCEFRの複言語・複文化主義について書く課題が出て、在日の外国人ルーツ定住者の実体験を日本語で読むことができるので手に取りました。 筆者の体験は1990年代、2000年代と、少し前の日々なのですが、根本的な状況は変わっていないように思いました。今後、より現在に近い体験を言語化、日本語化して出版したものにも出会いたいし、そもそも、不十分で不平等な環境が変わっていく助けもできると良いのですが。
Posted by
6歳でイランから出稼ぎに家族とついてきた女の子の話。 移民という存在は知っていたが、ニュースの中だけで、身近にいたことがなかったので、移民の生活や生きづらさが分かりやすい文章で書かれていて親しみが持てた。 この女性は能力も高く、努力もして、周りの人も親切で…といいことが重なってい...
6歳でイランから出稼ぎに家族とついてきた女の子の話。 移民という存在は知っていたが、ニュースの中だけで、身近にいたことがなかったので、移民の生活や生きづらさが分かりやすい文章で書かれていて親しみが持てた。 この女性は能力も高く、努力もして、周りの人も親切で…といいことが重なっていたので、日本に溶け込めて日本がふるさとと言ってくれているが、一歩間違えれば学校も行けず引きこもって、勉強も落ちこぼれるし、日本に溶け込めずという移民の人はうじゃうじゃいるよな~と想像できる。 また宗教上の問題で肌を露出できないのでブルマは履けないとか給食の豚肉を食べられないということに対しても、多様な文化があることを理解して、「本人が主張すればいいじゃん」というだけでなく、先回りして認める国でありたいな。 私も日本人であるのと同時にいろいろな個性がある(やせていたり、運動が苦手だったり…)そういうものが混ざって私という人間が形成されているように移民の人も生まれた国が違うという個性として扱えばいいんだなと思った。
Posted by
移民問題が単純な話ではないことは理解している。制度を悪用する人がいることも分かる。でも、ここでしか暮らせない人はいる、と思うと、もう少し、人権に配慮した制度に変えられないものかと、もどかしい気持ちになる。 今回もまた、日本人って、なに?と考えてしまった。
Posted by
特に、小学校高学年から高校生にお薦め! この本は、イランで生まれ、日本で育った著者の実話が書かれている。小学生の時のエピソードが多く、子どもたちも共感しやすい。ナディさんが、どんなことに困っていたか、どんな不安と闘ってきたか、どれほど努力してきたか。 この本が、自分の周りにいる...
特に、小学校高学年から高校生にお薦め! この本は、イランで生まれ、日本で育った著者の実話が書かれている。小学生の時のエピソードが多く、子どもたちも共感しやすい。ナディさんが、どんなことに困っていたか、どんな不安と闘ってきたか、どれほど努力してきたか。 この本が、自分の周りにいる外国にルーツを持つ人たちに興味を持つきっかけになればいいなと思う。 日本で暮らす外国人の数は年々増加している。 日本人にも良い人や悪い人、真面目な人や調子の良い人など、いろんな人がいるように、外国人にもいろんな人がいる。 外国人ではなく、一人の人間として、「○○さん」として知り合うことが大切だ。 人として受け入れる、理解しようとする姿勢が必要だと思う。
Posted by