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0から学ぶ「日本史」講義 中世篇 の商品レビュー

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2023/11/12

改めて日本の中世はカオスだったんだなと思う。 様々な立場の人が色気丸出しで権力争いをしている。 摂関政治から院政へと権力が移り武士の意識も少しずつ変化したようだ。 当初幕府は政治をする気はなく軍事警察権を認められればよしとしていたことは新鮮だった。 鎌倉幕府は平清盛にならって制...

改めて日本の中世はカオスだったんだなと思う。 様々な立場の人が色気丸出しで権力争いをしている。 摂関政治から院政へと権力が移り武士の意識も少しずつ変化したようだ。 当初幕府は政治をする気はなく軍事警察権を認められればよしとしていたことは新鮮だった。 鎌倉幕府は平清盛にならって制度設計したとの事。 土地本位制のなか貨幣経済を取り入れようとした平清盛は先見の明がありセンスがよかったんだな。 承久の乱で武士の地位は向上し、応仁の乱で現代に続く文化が花開く。 大きな戦の後は様々なパラダイムシフトが起こる。 中世とは色々な可能性のある面白い時代だったんだな。

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2023/08/10

戦国時代は小説やドラマで何となく流れは知ってるつもりですが、鎌倉、室町時代はあまり知りませんでした。源平の実相、モンゴル戦争による鎌倉幕府の西国への拡大、院というシステム、南北朝、室町時代の足利家のこと、公方と鎌倉公方の二元体制、等々。公家と武家の絡み合い。多元的で混沌、でも活力...

戦国時代は小説やドラマで何となく流れは知ってるつもりですが、鎌倉、室町時代はあまり知りませんでした。源平の実相、モンゴル戦争による鎌倉幕府の西国への拡大、院というシステム、南北朝、室町時代の足利家のこと、公方と鎌倉公方の二元体制、等々。公家と武家の絡み合い。多元的で混沌、でも活力あり。今回も自分の常識が覆される歴史を勉強できました。自分レベルでは本巻は是非再読したいです。出口さんの関西弁での解説、これはすーっと頭に入ります。

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2021/02/15

最新の歴史学の見解をベースに、わかりにくい中世のカオスな状況について出口先生のわかりやすい言い回しで書かれていて、入りやすい。

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2020/07/05

もちろん通史なので内容はさらっとしたものです。筆者の言い回しが私にはしっくりこなかったかな。星3つぐらいです。

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2020/05/07

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163910352

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2020/03/09

歴史を学ぶことは、現代生きる上での知恵を得ることだという。そのやりかたというのを学んだ気がした。たとえば元寇の背景。宋を滅ぼした元は、宋の官僚を使って文化事業を行い、そして軍人を使って周辺国への侵攻を行った。元寇として知られる日本の国難は、そういう背景で行われたものであり、元がな...

歴史を学ぶことは、現代生きる上での知恵を得ることだという。そのやりかたというのを学んだ気がした。たとえば元寇の背景。宋を滅ぼした元は、宋の官僚を使って文化事業を行い、そして軍人を使って周辺国への侵攻を行った。元寇として知られる日本の国難は、そういう背景で行われたものであり、元がなぜそれを行ったかといえば、宋の官僚や軍人が不満を感じて元に反抗するのを抑えるためだったからだという。仕事を与えときゃ、おとなしくしてるだろう、と。対して、フセインを殺したあとイランの軍人たちからISに流れたものが多くいた・・・アメリカは元よりも考えたらずだったね、なんてあたり。なるほどなぁ。 あるいは建武の親政をおこなった後醍醐帝。彼は中国の皇帝を中心とした政治体制を作ろうとしたんだけど、中国に合ったような科挙が日本にはなく、ために帝政を支えられるだけの体制を作ることができなくて、結局、尊氏に追われることになった、と。 こういう歴史の事実をその背景と、なぜそういうことになったのかという説明をあわせて出してくれるあたり、とても面白かった。歴史って決して暗記科目じゃないんだよね。

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2019/09/10

<目次> 第1章  院政の始まり 第2章  平氏政権の実態 第3章  鎌倉幕府の虚実 第4章  モンゴル戦争と悪党 第5章  後醍醐天皇と足利兄弟 第6章  室町幕府の興隆 第7章  下剋上の時代へ 第8章  中世編まとめ 天皇、公家そして武家 <内容> APU学長出口さんの『...

<目次> 第1章  院政の始まり 第2章  平氏政権の実態 第3章  鎌倉幕府の虚実 第4章  モンゴル戦争と悪党 第5章  後醍醐天皇と足利兄弟 第6章  室町幕府の興隆 第7章  下剋上の時代へ 第8章  中世編まとめ 天皇、公家そして武家 <内容> APU学長出口さんの『0からの日本史』中世編。相変わらずの読書量から繰り出される解釈は、わかりやすく、会社人としての素直な読み解きが、大変わかりやすい日本史となっている。足利義教が室町将軍で最強に賢かった、というのは目から鱗。確かにそうですね。問題は信長と同じように、短気だったこと。その結果は二人とも同じ。 最新の歴史解釈も、文章がわかりやすいので、すっと入ってくる。

Posted byブクログ

2019/05/21

【日本史の常識をアップデート!】世界史解説の第一人者による日本史本の第二弾! 承久の乱、応仁の乱を含む中世篇も「源平合戦はなかった?」など刺激的な知見満載。

Posted byブクログ