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がん外科医の本音 の商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2026/04/14

本書は、タイトルに違わずがん外科医の真摯な「本音」が綴られた一冊である。世には「本音」「裏側」「医者だけが知っている」といった扇情的な惹句で読者を誘う書籍が溢れているが、本書がそれらと一線を画するのは、その記述が徹底して「現実的」である点だ。 著者は、将来多くの人が直面するであ...

本書は、タイトルに違わずがん外科医の真摯な「本音」が綴られた一冊である。世には「本音」「裏側」「医者だけが知っている」といった扇情的な惹句で読者を誘う書籍が溢れているが、本書がそれらと一線を画するのは、その記述が徹底して「現実的」である点だ。 著者は、将来多くの人が直面するであろう過酷な現実を、安易な夢や希望で飾ることなく提示する。がんの予防、治療、予後において「魔法のような奇跡」を語らず、地味ではあるが最も信頼に足る「標準治療」の重要性を説く。情報の参照先として国立がん研究センターを挙げる点も、エンターテインメント性を排し、情報の妥当性を最優先する著者の姿勢の表れと言えるだろう。 科学的根拠のない情報に翻弄される患者に対し、忸怩たる思いを抱えながらも、あくまで冷静に科学的見地を述べようと努める筆致には強い共感を覚える。また、自身の思考にバイアスが生じる可能性を否定せず、それをいかに回避し客観性を保とうとしているかを論理の随所に挟み込む姿勢も、専門家として誠実である。 本書を読み終えた今、自分や家族ががんに直面した際にも、過度な動揺を排し、理性的に向き合えるだけの指針を得られたと確信している。情報の氾濫する現代において、真に「地に足のついた」医療リテラシーを授けてくれる良書だ。

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2026/02/28

医師になって13年目の外科医。 がん外科医の本音とあるが、 がん患者の心得のようにも思う。 医師も患者も年齢によって、 心のおきどが違ってくると思う。 自分の心に聴いてみると案外に 落ち着いて達観していたように思い出される。 命には限りがあり、心配は尽きないが、 自分だけではなく...

医師になって13年目の外科医。 がん外科医の本音とあるが、 がん患者の心得のようにも思う。 医師も患者も年齢によって、 心のおきどが違ってくると思う。 自分の心に聴いてみると案外に 落ち着いて達観していたように思い出される。 命には限りがあり、心配は尽きないが、 自分だけではなく、誰もが同じなのだと思う。

Posted byブクログ

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実際に大腸がんの診療に携わっている医師の本音が書かれている。一般の人ががんに関して疑問に思っていることやがんと診断された家族に向けての医師としての回答が一冊にまとまっている。セカンドオピニオンの求め方、主治医の変更に関する正直な気持ち、がんの治療に関わることで医師として感じていることなどの普段は触れることの出来ないことにこの本で触れることが出来る。自分が診断されるだけでなく、家族が診断された時の心がまえなどの心の準備が出来る有益な本だと思う。

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2025/12/25

現役の医師が、がんとは?治療とは?セカンドオピニオンとは?受けた方がいい検診は? 様々なデータや実際の数値で丁寧に説明してくれてるので、とてもわかりやすく読みやすかったです。 そして“がん”へのよくわからない恐怖心がちょっと消えました。 読んでるうちに、「あぁ、そーゆう感じなん...

現役の医師が、がんとは?治療とは?セカンドオピニオンとは?受けた方がいい検診は? 様々なデータや実際の数値で丁寧に説明してくれてるので、とてもわかりやすく読みやすかったです。 そして“がん”へのよくわからない恐怖心がちょっと消えました。 読んでるうちに、「あぁ、そーゆう感じなんだー」って思ったからかな。 実際にがんになったら、そうはいかず右往左往してパニックになりそうだけど、、、

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2022/10/31

セカンドオピニオンに行くタイミングが分かった。 また、医療保険やがん保険について詳しくはないものの医療者側の目線での見方があって良かった。

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2022/05/02

令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。 評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、...

令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。 評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。 2022年5月2日作成

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2022/02/24

がんを経験しました。その時になって初めて色々と調べました。そしてその情報量と選択肢の多さに訳が分からなくなり、結局主治医に任せようと決めました。 手術、入院を経て、ドクター始め病院のスタッフさん達の真摯で懸命な働き方とチームプレイの優秀さに当たり前ながら標準医療は優秀な人達によっ...

がんを経験しました。その時になって初めて色々と調べました。そしてその情報量と選択肢の多さに訳が分からなくなり、結局主治医に任せようと決めました。 手術、入院を経て、ドクター始め病院のスタッフさん達の真摯で懸命な働き方とチームプレイの優秀さに当たり前ながら標準医療は優秀な人達によって精査されつくされているに違いないと思えるようになりました。 本書はそんな私の考えと一致するものでした。 まだまだ全容が解明されていないなかで、どのように考えればよいのか、偏りのない潔のいい姿勢で、かつわかりやすい親しみある文章で書かれていました。 なるほどと思ったのは先進医療とは優れている治療という意味ではなく、承認間近な医療なだけということ。同じ手術でダ・ヴィンチで受ける方を羨む気持ちもありましたがケース・バイ・ケースであるようです。 また、セカンドオピニオンに怒るような医師がいたら筆者まで教えて下さいとまで言い切っています。 そしてがんになったのはあなたのせいではないの一言に救われました。

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2022/03/05

非常にことばを選ばれ、さらに弁護士さんとも相談のうえ執筆されています。 ありがとうございます。 かなり本音で書かれていますが、言えないところは多少なりとも残っているかも、と思って読みました。 No.1041 タバコに関する研究結果には注意が必要です。かつてタバコと健康についての...

非常にことばを選ばれ、さらに弁護士さんとも相談のうえ執筆されています。 ありがとうございます。 かなり本音で書かれていますが、言えないところは多少なりとも残っているかも、と思って読みました。 No.1041 タバコに関する研究結果には注意が必要です。かつてタバコと健康についての研究で、タバコ会社が出資した研究で「タバコはそれほど健康に害がない」というような結果が出たことがありました。これについて医学会では、タバコ会社が出資した研究であれば、そもそのその研究の結果を全く認めないという流れが加速しています。 私もお客様からお仕事いただいていますが、当然忖度します。 どうなんでしょう。第三者委員会やNPOがあったとしても、結局天下っていた、なんてこともありそうですしね。 薬の研究、ワクチンの研究も同じだ、とわたしは感じています。 製薬会社の出資が無ければ研究できないので、どうなるかというと、都合の悪い結果が出た場合は公表しない、調査母体からうまく除外し、結果を合わせる、ということになっていそうです。効果95%を100人中95人が感染しない、と思わせるまとめ方にしているところは問題です(←何を指しているかわかりますよね? これは中山先生のこの本とは関係ありません)。 No.2062 人間とは遺伝子が次世代に継承されていくための「乗り物」であるという考え方があります。 子孫を残したら親は死ななくてはならないのです。遺伝子を残したのですから、親はもう必要ない、という意味ですね(←昨年たくさん売れた生物関係の本の内容だったはず。書評で読んで、いつか読みたいと思っています)。カマキリも、鮭も。ひとも同じ動物なんです。ただ、どの本か。もう思い出すことができません。

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2022/02/06

がん患者を相手にしている外科医である著者が「本音」と題して書いた本。 タイトル通り著者自身の想いと客観的事実とが分かりやすく述べられており、がんについて一般人が理解するのに適した一冊だと思う。 そこまで斬新な内容というか、病院の裏側を暴露!みたいな刺激的な内容ではないものの、一医...

がん患者を相手にしている外科医である著者が「本音」と題して書いた本。 タイトル通り著者自身の想いと客観的事実とが分かりやすく述べられており、がんについて一般人が理解するのに適した一冊だと思う。 そこまで斬新な内容というか、病院の裏側を暴露!みたいな刺激的な内容ではないものの、一医師の本音を知ることができ一つの安心材料になった。 私にとっては知っているようで知らなかったことも多く勉強になった。 そして、本書を通してあらためて著者の人柄の良さを感じた。 こうして患者に向き合ってくれる医師が増えますように。

Posted byブクログ

2021/08/09

ところどころ歯切れの悪さを感じるが、概ね、タイトル通り本音なのだと思う。いつか自分がガンになった時に改めて読みたい。

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