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火狩りの王(二) の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2023/08/26

人類の最終戦争の後、 神族は人形に似せた機械を作り、その中へ自然の火を封じ込めて空へ浮かべた。 人工衛星のようなものだろうか。 しかしそれは、人類に見切りをつけるかのようにいつしか軌道を逸れ虚空へ消えてしまった。 それが千年彗星〈揺るる火〉として帰還するという噂がまことしやかに帝...

人類の最終戦争の後、 神族は人形に似せた機械を作り、その中へ自然の火を封じ込めて空へ浮かべた。 人工衛星のようなものだろうか。 しかしそれは、人類に見切りをつけるかのようにいつしか軌道を逸れ虚空へ消えてしまった。 それが千年彗星〈揺るる火〉として帰還するという噂がまことしやかに帝都でも囁かれるようになる。 炎を身に宿す炎魔。 植物とうまく融合できず「試作品」だと打ち捨てられた木々人。 その身を自然発火する病原体に冒された人びと。 天然の火を携えて、侵攻してくる〈蜘蛛〉。 この物語はまだ序盤。わからないことだらけだ。 着地点も全体像も見えないからこそ、 本のこちら側にいるはずの私も、灯子や煌四たちと変わらず、不安ばかりが押し寄せる。 救いがなくて、 それでも前を向いて自分の信じる道を進むしかない感じは十二国記を彷彿とさせる。 読み手にも体力を要求してくる作品です。 児童書………児童書か、これ? 映画だったら15Rくらいはついちゃうかも。(それはい言いすぎ?)

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2023/06/29

世界観が重いので、すんなりとは読めないけれど、人が生きる為に日々犠牲にし続けているものってなんだろうなぁ……と思ってしまいました。

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2023/03/08

相変わらず世界が暗くて読むのが辛い。 主人公サイドの力のなさが、また辛い。 犬がけなげで賢く可愛いが、そこもまた辛い。

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2022/04/01

灯子側のお話と煌四側のお話が交互に 進んでいく2巻。 どちらも気になるところで区切るから 気になって仕方ない笑 木々人や炎魔の秘密も明かされて 悲しい気持ちになりました。 重要なシーンまで進んだ今回の巻。 個人的に推しの明楽がたくさん活躍してくれるのでますます推せます笑

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2022/02/02

2巻は話の展開が早い! 気になるところでいつも終わるから早く次巻が読みたい反面文章が少し疲れるから休憩がてら他の本挟む。笑 でも面白い! この展開の速さだと今出てる4巻で終わりなのかな? わくわく(*´ ꒳ `*)

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2021/07/07

なるほど〜、十二国記のイラストレーターさんなのね。 文章は表現が凝り過ぎていて、時々ちょっと目が滑る。

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2021/03/24

シリーズ2作目。どんどんダークに、より児童文学から離れている…。 思ったよりも早く2人が出会い、中ボス(多分)との戦いへ。 首都で知ったさらなる世界の闇(木々人)との出会い、かなたとの別れ。 緋名子の変化…。なにが起こっているのだろう。 早く続きがよみたい。

Posted byブクログ

2021/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あきらめてくれるな。おれは親しい者をみな失ったが、お前たちがこの先も生きる世界を、見てみたいのだ」 キャストがだいぶ、揃ったのかな? 煌四の作った武器が、そんなに強大なものなのかがいまいち読み取れない。 油百七の真意も、ヨクワカラナイ…。 まさかの緋名子ちゃん…。 神族にも一枚岩ではないもよう。

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2020/10/31

もう少し登場人物や世界観に感情移入できるような細かい描写が欲しい。結末が気にはなるが、残り2巻を読破するにはモチベーションが必要。子供が読むと想像力と語彙力が鍛えられて調度良いのではないだろうか。

Posted byブクログ

2020/07/24

・二人の主人公、灯子と煌四はようやく出会い世界の成り立ちを知る。 ・「蜘蛛」の首都襲撃が近づき兵器製作の善し悪しに悩みつつも皆を守ろうと備える煌四。 ・自分の無力さを感じつつもできることをしようとする灯子。 ・緋名子に異変が。 ・一巻ごとになんらかの完結をしてくれるとええんやけど...

・二人の主人公、灯子と煌四はようやく出会い世界の成り立ちを知る。 ・「蜘蛛」の首都襲撃が近づき兵器製作の善し悪しに悩みつつも皆を守ろうと備える煌四。 ・自分の無力さを感じつつもできることをしようとする灯子。 ・緋名子に異変が。 ・一巻ごとになんらかの完結をしてくれるとええんやけど話の途中で次巻に続くのでその辺は読みにくいかな。 ▼火狩りの王についての簡単なメモ(累積) 【明楽/あきら】流しの火狩りの女。狩犬はてまり。 【エン】首都で暮らす木々人が使役している白くて大きな犬。ほぼ炎魔となっている。 【炎千/えんぜん】回収車を守るために乗っていた火狩りの男。 【炎魔/えんま】人を襲う魔物。これからとれた炎だけが人に扱える炎となった。 【燠火家/おきびけ】煌四を引き取った大金持ち。当主の油百七(ゆおしち)にはなにか企みがある感じ。 【回収車】森を抜け各村村をまわり産物などを集めていく動力車。かなり巨大で慣れていないと内部で道に迷うくらい。これに乗っていても炎魔は脅威だし常に生命の危険が伴う任務。灯子はこれに乗って首都まで火狩りの男の鎌と犬(かなた)を返しに旅立つ。 【かなた】灯子を救った火狩りがつれていた犬。今は灯子に懐いている。 【火穂】回収車に乗って他の村に嫁にいく少女。水晶の村出身。とても無口だが嫁に行きたくないだけなのかもしれない。 【紙漉きの村】灯子の故郷。文字を書くための紙をつくっている。最近周辺に炎魔が増えてきているらしい。 【狩犬】火狩りたちとともに炎魔(えんま)と闘う訓練を受けている犬たち。 【木々人/きぎびと】森の中で暮らす者たち。村に薬を持ってきてくれたり、火狩りたちを支援したりする。炎魔の嫌う匂いを作ることができる。 【偽肉】燠火家の事業。 【綺羅】燠火家の一人娘。利発な美少女。 【キリ】首都で暮らす木々人の一人。女性。人間に対して敵意を見せる。 【クヌギ】首都で暮らす木々人の一人。巨大化してヌリカベみたいになってる。 【蜘蛛】元神族で姫神たちと反目し森へ姿を消した。毒虫の扱いに長けている。 【クン】蜘蛛の子ども。森に捨てられていた。虫を使いその目で見たものを共有できる能力を持つ。 【煌四/こうし】主人公の一人。首都のメガネ少年。最近母親に死なれた。物語開始時点で15歳。どうやら灯子を救った男の息子らしい。全力を出しきらないようにしているところがある。 【ゴモジュ】首都で暮らす木々人の一人。 【シュユ】首都で暮らす木々人の一人。少年。 【昭三】回収車の技師。ちゃらんぽらんなところもあるが灯子たちを守ろうとしてくれた。首都では彼の実家に厄介になった。 【人体発火現象】この世界の人間は火が近くにあると内部から発火してしまう。唯一発火を誘わない火は炎魔からとれた炎。 【焚三/たきび】医師。緋名子を診てくれる。 【手揺姫/たゆらひめ】いわゆる姫神。神族のトップ。 【てまり】明楽の狩り犬。犬か何かわからない動物。小さくて気性が荒い。ほとんど愛玩犬だが明楽はまだ生きている。 【灯子/とうこ】主人公の一人。紙漉きの村の少女。とある火狩りが命を賭して救い彼のパートナーだった犬かなたに唯一懐かれている。 【常花姫/とこはなひめ】初代? の姫神。自分の身を燃やしながら火狩りの武器を作った。 【名前】この国の人の名は原則として火にまつわる文字が入っている。 【ノイバラ】首都で暮らす木々人の一人。火狩りたちに連れていかれた。森で煌四が見た目の光はかれだろうと思われる。おそらくもう死んでいる。 【灰十/はいじゅう】煌四の父。凄腕の火狩り。灯子を守って死んだ。生きてたら火狩りの王になったかもしれなった。 【ハカイサナ】海の神様。死者を守る存在。身体の模様が死者の顔のように見える。形状とサイズはクジラに近いようだ。 【機織りの村】ほたるが嫁にいった村。 【火狩り】火狩りの鎌で炎魔を狩ることのできる唯一の存在。 【火十/ひとお】学院の教師。 【緋名子/ひなこ】煌四の妹。何かの病にかかっている。 【火華/ひばな】燠火家の奥方。油百七の妻。 【ひばり】首都のしのびを統括する神族。見た目は美少年。風氏族。 【紅緒】回収車に乗って他の村に嫁にいく女。気っぷがいい。 【ほたる】回収車に乗って他の村に嫁にいく女。優しい性格。 【水氏族】神族のひとつ。人間を改造し火が必要ない存在にできないか実験を繰り返しているらしい。 【みぞれ】炉六の狩り犬。細身でとても速そう。 【森】炎魔が徘徊しとても危険。 【ヤナギ】首都で暮らす木々人の一人。比較的冷静。 【油百七/ゆおひち】燠火家の当主。でっぷり太っている。 【揺るる火/ゆるるほ】宇宙を一人きりでさまよっていた機械人形。 【炉六】流れの火狩り。凄腕。狩犬はみぞれ。 【童さま】国を統べる姫神の分身。小人。

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