火狩りの王(二) の商品レビュー

日向理恵子(著者),山田章博

2020/02/09

明楽がいい。
煌四も不器用な感じがいい。
ひなこの事実は衝撃的だった。
狂った世界がより一層狂っていく。
子供が異形のものに変わっていく。
神族の存在がよく分からないが、とにかく強い。
けどひかりと戦えるあたり、やはり人間なんだなと思う。
そして気になるのは、ひばりの発言。
灯子が揺るる火、それ自身なのかな？
だとすると、一時的に夢でみたものも納得。
煌四の父親が命かけたのもわかる。
物語はどこへ収束するのか？
それぞれの正義があって、命を賭して戦うのがいい。
次巻も期待

2019/09/18

思ったよりがんがん進んでいく・・・！
そんなに長いシリーズになるわけではないのかもしれない。

子供たちが出会い、大人達が出会い、物語は加速する。

2019/08/10

とうとう灯子と煌四が出会い、猟犬かなたが飼い主家族にもどる。煌四のほうの話が中心となっていることもあり、あまり火狩りシーンがなくて物足りなくはある。手札をそろえる意味合いで説明というか前ふりの巻という印象をうける。残念ながら１巻ほどの興奮はなかったが、次の巻に期待したい。

2019/08/09

2巻に突入しても失速しない、いや、どんどん加速してゆくおもしろさ！
1巻で、2度見しちゃうような退場の仕方をまざまざと見せつけられているので、一軍だと信じているキャラの危機にヒヤヒヤします。

章をまたいで別々に描かれていた灯子と煌四の世界がとうとう交差しました。
胸アツポイントのひとつだけど、ちょっと焦る。
早くない？いや、順当ではあるんだけれども、この世界観にハマりすぎて、予想している展開が訪れると、物語の終わりも近づいている気がして悲しい。

そして追い討ちをかける、〈揺るる火〉の登場！いやいや、早くない！？いやいやいや、このスピード感、たるみのなさが魅力でもあるんだけど。終わっちゃうじゃないかっ！何巻完結想定なんだろう。

一方で、初めて三日月を振るってから、めきめき頭角現しちゃうのかなーと思ってた灯子の火狩り成長スピードが妥当で一安心。いや、チビッコなんだから、これで十分にファンタジースピードの育成っぷりなんですが。でもまあ、タイトルは「火狩りの王」ですから……ねえ。まだまだ楽しめそうです。
しかし村の娘っこメンタルだった心の方は、めきめきと強化されてゆき、ゲージが満タンになると鋼のメンタルがこんにちは。主人公はこうでなくっちゃ。いや、そういえば回収車の中で、すでに鋼感は十分発揮していましたね。

みんな自分じゃない誰かを想っていて、象徴のように持ち手を渡り歩く守り石の存在が印象的です。
深いことはよくわかっていないように見えて、大切な人を守るために力を爆発させるクンも愛おしい。みんなそうなんですがね。

山田さんの挿絵も相変わらず緻密で、迫力に圧倒される。十二国記の時からですが、先に挿絵だけ見たくなる気持ちを左手の親指でグッと抑えて、震える右手でページをめくっています。文庫化の際ももちろん山田さんだと信じながら、3巻と、まだまだ先であろう文庫化を心待ちにしております。

2019/07/11

26：みな身を投げ出して誰かを助けようとしていて、けれどもそれぞれの手は小さすぎる。打ちひしがれる子どもたちに困難は次々に襲いかかってきて、とてもつらいのだけど、だからこそ奇跡による終結ではなく、灯子や煌四の歩みや行動が報われる未来であってほしい。

2019/07/05

火穂の人生の決断のシーンが良かった！けがを負って生死をさ迷う照三のために火穂は懸命に看病する。生きることに執着のなかった彼女が照三との未来を口にした。泣ける…
灯子と煌四の出会いの場面はドキドキした。かなたは煌四の家の狩り犬なのか、否か。煌四が灯子を助ける様はかっこ良かった(*^^*)灯子のことを妹に似てると思ってるところも良い( *´艸)
三巻は2019年秋刊行。人工の星、千年彗星〈揺るる火〉は誰が狩り、火狩りの王となるのか。楽しみです♪
やっぱり山田章博さんの見開きのイラストがすごい！ちゃんと〈揺るる火〉も描かれている。炎魔から灯子を必死に守り闘う明楽とかなた。かっこいい！(*´▽｀)

2019/06/24

心待ちにしてた二巻。
またさらに世界が広がって。
読み応えバツグンなのに、どんどん読み進めていきたくなって。
一気に読み終わってしまって。
あぁ、もぉ、早く三巻を読みたいですー。

2019/12/26

待望の2巻！続きはどうなるの？！こんなに必死に読み耽るファンタジーは久しぶりです。本当に面白いからみんな読んで！
ところで3巻の発売予定はいつなんでしょうか…待ち遠しすぎて悶絶しそうです。