蟻の菜園 ―アントガーデン― の商品レビュー
柚月裕子さんとしては珍しくかなりのイヤミス 過去パートがとても悲惨な話で、読んでいるとどんどんと気持ちが重くなる。 ここからどうやって脱出するのかと、なかなかハラハラして読みました。 救いなんてどこにもないんや それにしてもこの作者さんにはハズレがなくて安心して読めます。常に...
柚月裕子さんとしては珍しくかなりのイヤミス 過去パートがとても悲惨な話で、読んでいるとどんどんと気持ちが重くなる。 ここからどうやって脱出するのかと、なかなかハラハラして読みました。 救いなんてどこにもないんや それにしてもこの作者さんにはハズレがなくて安心して読めます。常に平均点以上を獲ってくるイメージ。
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タイトルからは想像できなかった展開だった。 現在起こっていることの根幹は、過去にある、というのは、多くのことにいえることだなーと思った。
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やっぱり柚月裕子作品は素晴らしい。 現在、過去、と行き来しながらさまざまな人の視点で話が進められる。でも混乱しない。展開のスピード感が早く、もっと知りたい!とページをめくる手が止まらない。 細い細い糸を手繰って真実を一番知っているのが自分な状態で、いろんなことを主人公由美と一緒に...
やっぱり柚月裕子作品は素晴らしい。 現在、過去、と行き来しながらさまざまな人の視点で話が進められる。でも混乱しない。展開のスピード感が早く、もっと知りたい!とページをめくる手が止まらない。 細い細い糸を手繰って真実を一番知っているのが自分な状態で、いろんなことを主人公由美と一緒に考えされられた。 主人公が刑事ではなく、ライターというのも良かった。刑事が事件を解決するという視点ではなく、ライターが冬香の人生を掘り下げていくというのが新鮮だった。 伏線回収が好きなミステリー好きにおすすめしたいです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
今林由美 栄公出版社。ニュース週刊誌「ポインター」の外注のフリーライター。康子とは二十年前は同じ新入社員だった。結婚で一度会社を辞めたが、バツイチで、昔の職場のコネを使いながら仕事をしている。 長谷川康子 由美を今ちゃんと呼ぶ。ポインターの編集長。 円藤冬香 介護福祉士。佐藤孝行と交際中に、別の男性とも親しくしていた。ふたりのほかにも、ここ数年のあいだに複数の男性と交際していた。そのうちの何人かが不審な死を遂げている。結婚詐欺容疑と複数の男性殺害への関与疑惑で逮捕されている。四十三歳、独身。松戸在住。社外福祉法人光祥会、特別養護老人ホームしらゆりの苑勤務。両親は幼いときに事故で亡くなった。施設で育った。 佐藤孝行 練炭死した被害者。自分の口座から冬香の口座に五百万におよぶ金を振り込んでいた。 津田憲吾 都内で編集プロダクション「トップアウト」を経営している出版プロモーター。由美がフリーライターになったころからの付き合い。 片芝敬 千葉地方新聞社、千葉新報の報道記者。現在、県警記者クラブのキャップを務めている。 泉圭一 独立U局の神奈川テレビ・ブロードキャスティング、KTBの子会社であるエフェクトプロダクト、通称エフプロに勤めている。テレビ局の下請けカメラマン。 北条佐紀 タレント。由美と同じ歳。 笹岡 冬香が働いている老人ホームの職員。 伊予マサ 三年前に認知症が進み、施設へ入所した女性。先日、肺炎のため九十五歳で亡くなった。 川岸 明清印刷の総務部長。冬香が通っていた中学の卒業アルバムを制作している。 及川省吾 冬香とは中学三年生のとき、同じクラスだった。 佐々木智子 冬香と同じ美術部。 沢越早紀 東尋坊から電話をかけた少女。 与野井啓介 三国町役場の児童福祉課に勤める傍ら、命のボランティア「あしたの光」も担当している。四十九歳。 認知症の症状が進み、「特別養護老人ホーム ソーレあわら」に入居。 幸江 啓介の妻。四十八歳。隣町の養護施設で働いていた。 古森美幸 「あしたの光」の会員。与野井と同じ三国町役場の町民課で働いている同僚。勤続五年目。 同じ職場の男性と結婚して本庄という姓になった。 沢越剛 早紀の父親。 圭子 沢越の妻。結婚してから七年後に病死。旧姓唐菅。 山村兵吾 巡査長。三国北駐在所勤務。 雅子 兵吾の妻。 小川 刑事課の巡査長。 前田 刑事課の警部補。 冬香 早紀の妹。 田中 地元の消防団員。 原田 消防団員。 江田知代 円藤冬香が日常で使っていた携帯の履歴に残っていた相手。鎌倉の由比ヶ浜に住んでいる。夫は小洒落たレストランを数軒、経営している。福井出身。養護施設で育った。旧姓本田。二十六歳のときに結婚。 小林 「青葉の園」の職員。 坂下 「光陽の家」の施設長。 大場 沢越剛に借金の保証人なってもらい、返済せずに姿を消す。 郁子 施設に入所している子供。 千絵 施設に入所している子供。 林郁美 施設の職員。 亜紀 施設に入所している子供。 島田一恵 市の福祉課。 新山 海谷基樹 千葉県警の捜査一課員。 本田亜希子 四十七歳。定年退職するスクールカウンセラーの代わりにやってきた臨時職員。 本田昭 亜希子の夫。 江田友宏 金沢市内にあるイタリアンレストランのシェフ。知代が会社に勤めて五年目のときに知り合った。 宮本尚二 婚活サイトで知り合った男。六十二歳。バツイチ。 青田進 厚木市に住む、七十二歳になる独居老人。
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最初読み始めはあまり惹かれなかったが それでも読み進めたら止まらなくなった どうしてギャンブル依存になってしまったんだろう 終始モヤモヤしてしまった
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あらすじを読んだだけではなぜこのタイトルなのかがわからないが、読了するとタイトルの理由がわかりスッキリ。
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柚月さんの本にははずれがない。 今回はとくに吸い込まれるように読んだ。 松本清張の砂の器を思い出させる。 題名の蟻の菜園は、蟻と植物の共依存によって成り立っている事象。 小説の中で、あなたと呼びかける人物は誰なのか、最後まで謎だった。
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50代の男性が車中で亡くなった。警察の捜査が始まり、付き合っていた介護士の女性の冬香が結婚詐欺師として逮捕された。さらに同じ婚活サイトで知り合った男性たちが、過去にも何人か不審な死を遂げていたのだ。 冬香は、本当に殺人を犯したのか。 世間を騒がせていた事件、フリーのルポライタ...
50代の男性が車中で亡くなった。警察の捜査が始まり、付き合っていた介護士の女性の冬香が結婚詐欺師として逮捕された。さらに同じ婚活サイトで知り合った男性たちが、過去にも何人か不審な死を遂げていたのだ。 冬香は、本当に殺人を犯したのか。 世間を騒がせていた事件、フリーのルポライターの由美は、彼女はどういう人間なのだろうかと関心を持ち、彼女について調べて行く。彼女の過去はなかなか困難を極め、どういった人生を送ってきたかの情報が少なく、個人情報保護法のもとで取材も困難を極める。しかし、徐々に冬香の子供の頃の生活が明らかになるにつれて、やるせない気持ちになった。 冬香は決して小説に中だけに存在する人物ではなく、現実にいてもおかしくない。 子供の頃の彼女を救うことができるタイミングが何度かあったはずなのに、日本の法律にもとでは、難しいのだ。 ネタバレになるので詳細は書かないが、こういった問題が起こるたびに、大きく報じられても、なかなか改善はされず、繰り返し同じような事件が起こってしまう。 幼少の時に受けた心の傷は、大人になっても、いろいろな形で影を落とすのだ。 もちろん、どういった理由でさえ、罪を犯すのは許されないが、最後まで読んで、色々と考えさせられる小説だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一章は正直面白くなくて全然進まなかったけど、二章に入ってからはページをめくる手が止まらず一気に読んでしまった。 途中までは面白かったけど、ギャンブル依存になって借金し始めたあたりからはうーん、って感じだった。 ありきたりというか、面白みがないというか、作者は虐待されてきた子供のリアルなその後を書きたかったのかもだけど、自分には合わなかった。 でもこれが現実なのかも。 一番悪いのはもちろん父親だけど、虐待してた親に子供を返しちゃいけないよね。改心したから返してくれなんて虫のいい話はないだろ。
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1つの事件をきっかけに2人の女性の過去と繋がりがあきらかになる。何度も驚かされた本だった。児童虐待がもたらすその後の人生への影響をすごく感じた本だった。
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