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優しい音楽 新装版 の商品レビュー

3.9

178件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    63

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2026/04/03

2023.11.9 「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」 ――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。 何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れ...

2023.11.9 「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」 ――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。 何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。 2度目に読むと、きっとまた違って見える。 タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。 P95の一文。 「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」 さなちゃんが深雪に言った言葉。 馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときにはおいしい食べ物を食べさせてくれて、優しい気持ちにさせてくれる存在。 「相手に優しくして勝つんだもん」 さなちゃんは、パパの不倫相手である深雪を劇場に見に来たけれど、その中で深雪の優しさに気づいていたのではないか。 ピンチのときに助けてくれるイザベラのように、深雪もまた、さなちゃんにとってそういう存在だったのかもしれない。

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2026/03/04

瀬尾さんの作品出でてくる家庭って大抵どこか変なのですが、この短編集、3編ともなかなか設定がぶっ飛んでいます。表題作はまあ分かるのですが、2作目は私が主人公なら間違いなく1発(いや3発くらいか)殴ってから別れますし、3作目も確実についていけないです。 ところが本作の登場人物達とき...

瀬尾さんの作品出でてくる家庭って大抵どこか変なのですが、この短編集、3編ともなかなか設定がぶっ飛んでいます。表題作はまあ分かるのですが、2作目は私が主人公なら間違いなく1発(いや3発くらいか)殴ってから別れますし、3作目も確実についていけないです。 ところが本作の登場人物達ときたらどこまでも優しく、あり得ない状況を戸惑いながらも受容してしまう。あれ?これ勝手に怒っている自分の心が狭いのかしら?と不安にさえ駆られます。どこまでも優しい世界。これこそが瀬尾さんの世界なのですよね。フィクションとしては俄然アリです。 突飛な設定なのに強引さを感じる間もなく引き込まれてしまう。不思議な作品群です。

Posted byブクログ

2026/01/04

タイトル通りの優しい短編集。 言葉1つ1つはありふれているのに、なぜか読み進めてしまう。読んでよかったと思える、素敵な文章でした。 旅先でたまたまサイン本と出会って、偶然この作品を選びました。 読めてよかった。この作家さんの長編も読んでみたいです。

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2025/11/19

少し不思議な出会いが、初めは「こんなことある?」と思わせる。 読み進めるうちに、その不思議な出会いからいつの間にか気持ちがあたたまる、そんな短編集だった。

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2025/10/24

どのお話もどう言うこと?!と思う始まり。不思議な話なのかと思いきや読んでいけば謎というか疑問がクリアになるお話し。それぞれ少しずつ変な話だけど、実際にありそうとも思ってしまう。最後の佐々木さんが出てくる話は、現実には無さそうだけど面白いストーリーだった。

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2025/10/14

瀬尾先生っぽい日常を描いた3つのお話 よくよく思うと3篇ともに変なお話しやなぁ〜って 死んだ兄さんによく似た彼氏と家族?不倫相手の子供と祖母?拾ってきたおじさん、、、結末がほっこりとしたいいお話のように感じますが騙されてません?ありえないって、、、まいこマジック炸裂です。

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2025/09/07

三つの短編集。どの物語もやさしい人しか出てこない。直面する世界がいつも、こうだったら生きやすいだろうなとおもう。 「がらくた効果」が一番好き。箱根駅伝の繰り上げスタートには苦しさ、切なさしか感じていなかったけれど、「どんな状態でも、またスタートが切れる」と考えると見え方が全然違...

三つの短編集。どの物語もやさしい人しか出てこない。直面する世界がいつも、こうだったら生きやすいだろうなとおもう。 「がらくた効果」が一番好き。箱根駅伝の繰り上げスタートには苦しさ、切なさしか感じていなかったけれど、「どんな状態でも、またスタートが切れる」と考えると見え方が全然違ってくる。生きてたらいろんな苦しいことはあるけど、しんどくてもまた始めることはできると胸に留めておきたい。 立ち止まりたくなっても、また始めたいと思おう。思い立ったら吉日なのだね。

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2025/09/05

いずれもあり得そうであり得ない設定から、紡がれる3つの短編集。こんな設定ないでしょ?と思いつつ、心温まる展開になっていくのがすごい。

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2025/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三つの物語を収録した短編集。 ありえないような変わった設定が目を惹きますが、その中に人の優しさや温かさが溢れているところが素敵だと思います。 現代のおとぎ話と言えそうな、ちょっと不思議な雰囲気を感じる短編集でした。

Posted byブクログ

2025/08/29

3作品あって、特に優しい音楽が良かった。真相がわかるまでも、恋人同士のやり取りが温かくて、理想の恋人だなぁって感じる。ラストもとても感動的。

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