ライフ の商品レビュー
よかった。 コンビニでアルバイトをして暮らす主人公とアパートの住人との交流を描いた一作。 何気ない日常を描いているようで、でもなぜか惹き込まれる。 主人公が抱える大きくはないけれど見逃せないもやもや、悩み、違和感は誰でも持っているんじゃないかと思う。 主人公がいい意味で深刻で...
よかった。 コンビニでアルバイトをして暮らす主人公とアパートの住人との交流を描いた一作。 何気ない日常を描いているようで、でもなぜか惹き込まれる。 主人公が抱える大きくはないけれど見逃せないもやもや、悩み、違和感は誰でも持っているんじゃないかと思う。 主人公がいい意味で深刻ではなく自然で、そこが魅力的だった。 作者の他の作品も読んでみたい。 ☆4.0
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日常。穏やかな日常。 特別大きな出来事もなく、だれにでもありそうな毎日が描かれてるけど、 自分はこれでいいんだろうか…と頭の片隅で思ってる人は、読むとこんな自分でもまぁいいかと思えるかも。 『やりたいことが特別である必要はないんだよなぁ』 まわりがアッと驚く特別な人でなくとも、...
日常。穏やかな日常。 特別大きな出来事もなく、だれにでもありそうな毎日が描かれてるけど、 自分はこれでいいんだろうか…と頭の片隅で思ってる人は、読むとこんな自分でもまぁいいかと思えるかも。 『やりたいことが特別である必要はないんだよなぁ』 まわりがアッと驚く特別な人でなくとも、自分らしく誠実に生きていれば、誰かの役にたってる。そう思って私も自信をもって生きていこう…かな。
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図書館で借りた本。 コンビニ店員の幹太は、大学時代から住んでいるワンルームの筧ハイツに9年住んでいる。大学時代は同じ大学生仲間もいたが、今は皆出ていき他の部屋との交流はほとんど無いままだった。 しかし、急に両隣や上階の住民、近所の高校生など知り合いになり、そんな日常の話。
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何気ない日常。会社を辞めて、コンビニアルバイトのカンタ。大学から住んでいるアパートに今も住む。近所の人との触れ合いの中で一見何も変わらない生活の中で、色々刺激を受け、自分を見つめ直す。
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東京フルボッコの芝居みたいな、 東京の片隅で起こるとりとめのないこと。 東京フルボッコの芝居なんて観たことはないが。 胸熱くなる青春小説、は盛りすぎじゃないか? 羽鳥のおばあちゃんやら、大家の筧さんやら、 ちょっと生意気な郡くんにも癒される、 とりとめのない、でものんびり温かい...
東京フルボッコの芝居みたいな、 東京の片隅で起こるとりとめのないこと。 東京フルボッコの芝居なんて観たことはないが。 胸熱くなる青春小説、は盛りすぎじゃないか? 羽鳥のおばあちゃんやら、大家の筧さんやら、 ちょっと生意気な郡くんにも癒される、 とりとめのない、でものんびり温かい時間。
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大学卒業後に2回退職してコンビニでバイトして同じアパートに住み続ける幹太が近所の人や同級生と知り合って関わる中で、少しずつ自分を見つめ直す。 ほほんとした感じの内容だった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2024/2/28 良さを言語化できないからなんとなく間隔が空くけど読んだら飛び切り面白い小野寺史宜。 フルネーム初めて変換したかも。 そして今回もやっぱり何と言っていいかわからんけどおもしろかった。 そして今改めてタイトルを見る。 「ライフ」 そうライフなんよ。この小説はライフ。その通り。 終わりからもまた素晴らしい。 このくらいの温度で沸いている感覚が私にも馴染む。 ライフだよ。 そして玄関のチャイムはウィンウォーン。その通り。 缶ビールの乾杯は「ノン」なんだって。 安らぐ。
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読むバファリン ってな事で、小野寺史宜の『ライフ』 小野寺さんの本の半分は優しさでできている、と言っても過言じゃないと思う。 何じゃろ、この幸福感と言うか優しさに包まれながら読む本というのは… 主人公の井川幹太が何故か星野源に見えてくる。 星野源はバファリンか? 星野...
読むバファリン ってな事で、小野寺史宜の『ライフ』 小野寺さんの本の半分は優しさでできている、と言っても過言じゃないと思う。 何じゃろ、この幸福感と言うか優しさに包まれながら読む本というのは… 主人公の井川幹太が何故か星野源に見えてくる。 星野源はバファリンか? 星野源の半分は優しさで出来ていて、残りの半分はエロな筈なのに… じゃけど、魅力的なんよな星野源は。 嫉妬するけど微笑ましいんよな星野源。 この原作を星野源主演で映画化して欲しいな 2021年27冊目
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シリーズ3作目?として読んだ。1作目と2作目は間隔空いたので登場人物の重なりとかは忘れていたが世界観は新鮮だった。ただ今回は前2作に比べてただ少し間延びした感じもあった。アゲインストな環境にも腐らずピュアに人を信じて何気ない日常を過ごす様子は心が洗われるが、少し時間を空けてから読...
シリーズ3作目?として読んだ。1作目と2作目は間隔空いたので登場人物の重なりとかは忘れていたが世界観は新鮮だった。ただ今回は前2作に比べてただ少し間延びした感じもあった。アゲインストな環境にも腐らずピュアに人を信じて何気ない日常を過ごす様子は心が洗われるが、少し時間を空けてから読むぐらいが丁度いいのかと思った。
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優しい時間の流れる作品でした。大学から9年同じアパートに住み現在はコンビニのバイトで暮らしている幹太の人との繋がりから成長が見られます。出会いと別れを繰り返しながら扉が開いて人生は進んでいくんだなと改めて感じました。切ないんだけど優しい、とても優しい。いいなぁ小野寺さん。
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