ショーン・タンの世界 の商品レビュー
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先週「アライバル」を読み終えたので、図書館にて読み終えました♪ 図書館にあるのは知っていたんです。 でも、本書を手にする前に「アライバル」を見たかったんです。 なので、ようやく胸を張って手にすることが出来ました\(^o^)/ 「セミ」さん、久しぶり (・ω・)ノ*。.・°* 次に手にしようと思っている〇〇もちょっとフライングで^^; ショーン・タンが詰まった素敵な1冊です。 本の概要 オーストラリアの作家ショーン・タン(1974年~)は、1999年に刊行した初めての絵本『ロスト・シング』を元に、2010年に短編アニメーション映画を発表し、翌年の第83回アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞しました。 2006年に発表した文字なし絵本『アライバル』は大きな反響を呼び、各国で刊行されています。 日本でも、その独自の世界観と表現方法で、熱狂的なファンを獲得しました。 本書は、2019年5月にちひろ美術館・東京で開催される日本初の展覧会『ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ』の図録兼書籍として刊行。 作品を1点1点鑑賞できるようにし、画家ショーン・タンとしての側面から改めて絵本の世界を紐解く構成になっています。 名作『アライバル』はもちろんのこと、初期の絵本から最新作の絵本、立体作品まで網羅。 さらに、絵本から離れ画家として描いた油彩画も初公開。 絵本の構想を練ったコンセプトノート、溢れるイマジネーションを描き留めたスケッチ、モレスキンのスケッチブックなど、作家の真髄に触れる貴重な資料も紹介します。 知られざる制作の裏側を語るショーン・タンのインタビュー、ショーン・タンの絵本を翻訳している岸本佐知子氏や、以前からショーン・タンの世界に注目している金原瑞人氏の寄稿も掲載。またショーン・タンの魅力をイギリスの編集者が解説。ショーン・タンのすべてが詰まった一冊です。 出版社からのコメント 2019年5月11日~7月28日 ちひろ美術館・東京 2019年9月21日~10月4日 美術館「えき」KYOTO 他巡回予定 著者について 1974 年オーストラリア生まれ。 幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代にはSF 雑誌で活躍。 西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。 オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。 2006 年に刊行した『アライバル』は世界中で翻訳出版されている。 イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとしての活躍の場を拡げている。 9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2010 年に第83回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞。 2011年にはアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。 現在メルボルン在住。
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絵が上手え…とにかく絵が上手えんだ…。 それでいて摩訶不思議なんだ……。 これが…ショーン・タンの世界…。
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ショーン・タンのいくつかの作品を抜粋して取り上げて、その世界をもう一度俯瞰して味わう。何人かの評論もある。要するに、彼らはショーン・タンに惚れているということ、ショーン・タンの絵本にはいろいろな要素が詰まっているということ。とにかく、見てみるのが一番。奇妙なノスタルジーの正体はな...
ショーン・タンのいくつかの作品を抜粋して取り上げて、その世界をもう一度俯瞰して味わう。何人かの評論もある。要するに、彼らはショーン・タンに惚れているということ、ショーン・タンの絵本にはいろいろな要素が詰まっているということ。とにかく、見てみるのが一番。奇妙なノスタルジーの正体はなんだろうな。
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第4章 夏のルール p103 幼いが故の失敗とみじめな気持ち、年長者に都合良く変更される規則への怒り、一緒にいることの安心感、激しい争いといつのまにか到達する和解、そして譲り、譲られることの喜びなど。 インタビュー p177 けれど僕が毎回驚かされることは、自分にとっても他人にとっても最良の作品というのは、実は一番奇妙で、個人的で、変わっていて、癖のあるものだということです。 ああ面白かった、では終わらない作家や作品が好き。ショーン・タンのメイキングヒストリー、総集編的な立ち位置の本。展覧会で買ってしばらく積読になっていたものを読了。 実験的で、挑戦的、それでも必ずといっていいほど遊び心があり、見ていて飽きません。作品によって、適宜作風を変えているというか、試行錯誤しながら作品にフィットさせている感じ。『アライバル』の制作方法もなかなか常軌を逸している気がします。 子どもの頃に体験したこと、忘れてしまったこと、嬉しかったこと、不安になったこと、それらのことが確かに自分にもあったということ。具体的に絵本によってそれらが語られるというより、間接的に思い出させてくれるような作品が多い印象。どこか深いところで接続されるような感覚。 一言では言い切れない魅力と複雑さ、いわゆる大人のための絵本と言われることも多いですが、創作に対して貪欲で誠実な様子もインタビューから窺えました。
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オ-ストラリアの絵本作家・ショ-ン・タン(1974~)の世界(夢想・幻想・幻影・幻惑で異次元世界に誘う壮大なSFの世界)を、代表作の『アライバル』から『うさぎたち』『ロスト・シング』『遠い国から来た話』『夏のルール』『内なる町から来た話』までの原画や絵コンテ、スケッチ、アイデアの...
オ-ストラリアの絵本作家・ショ-ン・タン(1974~)の世界(夢想・幻想・幻影・幻惑で異次元世界に誘う壮大なSFの世界)を、代表作の『アライバル』から『うさぎたち』『ロスト・シング』『遠い国から来た話』『夏のルール』『内なる町から来た話』までの原画や絵コンテ、スケッチ、アイデアの資料を追って、絵本作りの創作者の秘密を探った<ちひろ美術館・東京>監修による〝どこでもない どこかへ〟を彷徨いながら、鑑賞する側の感性を刺激してやまない無限世界への招待状。
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ちひろ美術館で開催された展覧会の図録兼書籍だそうです。 絵本の原画や構想時の絵コンテ、絵本だけではなく油絵作品なども収録されていて、コチラにも来たら実際に見てみたい。後半に収録されていたインタビューが、ご本人の人柄が分かって良かったです。作品への取り組みも扱うテーマもインタビュー...
ちひろ美術館で開催された展覧会の図録兼書籍だそうです。 絵本の原画や構想時の絵コンテ、絵本だけではなく油絵作品なども収録されていて、コチラにも来たら実際に見てみたい。後半に収録されていたインタビューが、ご本人の人柄が分かって良かったです。作品への取り組みも扱うテーマもインタビューへの回答もとても誠実でした。略歴のご本人の写真を見ると、顔施ってあるなと思いました。 「私たちが広い心を持って日常の中にある曖昧さを積極的に受け入れることの大切さを思い出させます。」 物事をはっきりさせる事が良しとされがちだけれど、はっきりさせるべきは寛容さなんでしょう。フレームシフト、というよりフレームをズームアウトする考え方、それが広い心を持つということなんじゃないかと思います。このような考えが、ご本人も移民二世で、移民をテーマにする作品が多いタンさんの訴えることなんだろうと受け止めました。 インスピレーションや創造性についても言及していますが、どちらも自らの活動を通して得られるものなのだろうと思いました。黙っていて降りてくるようなものではないということでしょう。 やっぱりただモノ(物・者)ではないと思った何度も見返したいショーン・タンワールドでした。
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緊急事態宣言もあり、ついに隣県の巡回展に行くことはなかった。 今回は書籍を読んで済ませたが、いつか原画を拝見して、その世界を堪能したいと思った。
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未知の土地にやってきた男が新しい世界を生きはじめる物語を文字をいっさい使わずに描く絵本『アライバル』をメディアライブラリーで手にした人も多いでしょう。2019年に京都でも開催された作者の「ショーン・タンの世界展」の図録が本になりました。何枚も描かれたスケッチや、巻末のインタビュー...
未知の土地にやってきた男が新しい世界を生きはじめる物語を文字をいっさい使わずに描く絵本『アライバル』をメディアライブラリーで手にした人も多いでしょう。2019年に京都でも開催された作者の「ショーン・タンの世界展」の図録が本になりました。何枚も描かれたスケッチや、巻末のインタビューから見えるショーン・タンの人柄から、不思議な世界へもう一歩踏み込む入口が見つかる一冊。
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そごう美術館ミュージアムショップで購入した展覧会図録。 であったのは去年出た『セミ』。饒舌なのか寡黙なのかよくわからないけれどどこかなつかしくひとなつこい、ヒグチユウコさんと似た、みればみるほどひきこまれる独特の世界がある人。世代的にも感覚的にもヨシタケシンスケと通じるところもあ...
そごう美術館ミュージアムショップで購入した展覧会図録。 であったのは去年出た『セミ』。饒舌なのか寡黙なのかよくわからないけれどどこかなつかしくひとなつこい、ヒグチユウコさんと似た、みればみるほどひきこまれる独特の世界がある人。世代的にも感覚的にもヨシタケシンスケと通じるところもあるかな? 絵のすみずみまで語られない物語やときにしかけが隠されているのは安野光雅的とも感じる。 アイデアスケッチや自らがモデルになった写真、ときに立体作品からから少しずつ完成していく過程は興味深かった。
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誰とも違う自分自身であることをもっともよく表現できるときに、私たちはもっとも他者と繋がるチャンスを持てる。
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