相手は変えられないならば自分が変わればいい の商品レビュー
主に恋愛関係の向上に焦点を当てた本。 この本の非常に面白い点は2つある。 一つ目は、大前提として恋愛はロマンスではないことを強調しているところだ。我々はラブソングやドラマ、物語や友人からの話を見聞きする中で、恋愛とは美しくて優雅なものと勝手に信じてしまっている。もちろんそうい...
主に恋愛関係の向上に焦点を当てた本。 この本の非常に面白い点は2つある。 一つ目は、大前提として恋愛はロマンスではないことを強調しているところだ。我々はラブソングやドラマ、物語や友人からの話を見聞きする中で、恋愛とは美しくて優雅なものと勝手に信じてしまっている。もちろんそういった一面があるとは否定しない。しかし、そのような理想的な関係を築くには双方の努力が欠かせないのだ。つまり、恋愛とは結ばれるのではなく、お互いが協力し合って結び合わなければならない。 二つ目は、パートナーではなく自分の行動をどのように変えるかに重点を置いているところだ。カップルの話を聞くと「相手が〜だ」と言った愚痴がよく溢れてくる。しかし、相手の考えや行動は変えるのは難しい。ならばこちらが変化すれば良い。という逆転の発想がされている。そして、面白いことに自分が変われば多くの場合、相手も変わるのだ。 では、どうすればいいか。気になった方は是非手に取って読んでみてほしい。
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立ち読み:2021/6/19 購入:2021/6/22 読了:2021/6/28 立ち読みで、 「パートナーはあなたを拒絶するかもしれない。あなたに辛辣な批判を加えるかもしれない。だがその時パートナーもあなたと同じく傷ついているのだ」「パートナーはあなたに痛みのそぶりを見せな...
立ち読み:2021/6/19 購入:2021/6/22 読了:2021/6/28 立ち読みで、 「パートナーはあなたを拒絶するかもしれない。あなたに辛辣な批判を加えるかもしれない。だがその時パートナーもあなたと同じく傷ついているのだ」「パートナーはあなたに痛みのそぶりを見せないだろう」 という部分がすごく刺さって、全部読んでみたくなった。ACTについては前から知りたかったので。 「自分がコントロール出来ること/出来ないこと」 にすごく重点をおいてると感じた。 「相手に尊敬の念をもって接してほしい」はコントロール出来ないけれど、「自分自身が誇りを持てるような行動をとる」はコントロールできる。 「正しい/間違ってるについて相手に同意させる」はコントロール出来ないし、良い関係性を保つ、という目的において有効ではないが、「良い関係性を保つために役に立つ行動を自分で選ぶ」ことは出来る。 相手の腹の立つ行動を変えさせることは出来ないけど、批判を加えない表現のスキルを身につけることはできる。 批判的な価値判断の思考が生まれてくるのはコントロール出来ないけど、その思考を生まれてくるに任せそのまま去らせることはできる。 総じて言うと、自分の感情はコントロール出来ないけど、自分の行動(act)はコントロールできる。 そして、パートナーの一方がマインドフルに振る舞うと、関係の中の緊張と対立がみるみる減っていく。
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人間関係を築いていく上で、自分自身の思考に囚われることがいかに状況を悪化させるかがよく解りました。役に立たない思考に囚われ、お金や時間、健康を無駄にしてしまうというのも身に染みました。思考に気づき、認め、あるがままに受け入れ、価値観に基づいた行動を考える方が自分のためになる。
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人間関係に苦戦していたので手に取りました。 苦しい状況は自分の心が作り出していたもの、思い込みや思考のクセが邪魔をしていたのだなと痛感。 エクササイズとして、いくつもワークが出てきます。一人でできるもの、パートナーと一緒にできるものも。書き込むものではなく、時間をかけずにその...
人間関係に苦戦していたので手に取りました。 苦しい状況は自分の心が作り出していたもの、思い込みや思考のクセが邪魔をしていたのだなと痛感。 エクササイズとして、いくつもワークが出てきます。一人でできるもの、パートナーと一緒にできるものも。書き込むものではなく、時間をかけずにその場でできるとても有効的なものでした。 感情や思考について分かりやすい例えを用いながら、順を追って明確に説明してくれているのでスッと入ってきて、まるでカウンセリングを受けているような感じ。 抽象的ではなく、とても具体的で実践的に思考の扱い方が学べます。即実践できる点がいい◎ 習得するにはなかなか鍛錬が必要そうですが、続ければ間違いなく効果は出るだろうと思います。 ネガティブな考えから抜け出せなかったり、困った思考や感情の扱い方に手を焼いている方におすすめ。 また、マインドフルネス、感情の気づき、観察する自己、受容などは仏教に通じる部分があり、仏教精神を万人に分かりやすく噛み砕いて実践的にしたものでもあると感じる部分もある。仏教本は抽象的でイマイチ難しくて理解できないという人にもおすすめ。
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理想の恋人、恋愛などは存在しないが、どうしても求め、衝突することが多い。理屈では相手は変えられないと分かるが、実際には相手に変わって欲しいと願い、強要してしまうことがしばしば起こる。そんな時、この本を読み、多数の質問にじっくりと向き合うことで、解決の糸口が見つかる。パートナーと読...
理想の恋人、恋愛などは存在しないが、どうしても求め、衝突することが多い。理屈では相手は変えられないと分かるが、実際には相手に変わって欲しいと願い、強要してしまうことがしばしば起こる。そんな時、この本を読み、多数の質問にじっくりと向き合うことで、解決の糸口が見つかる。パートナーと読み進めても面白そう。 個人的に好きな文 あなたの欲求と欲望は価値ではない。価値とは、あなたがしたいこと、したい行動のこと。他者から得たいものではない。また感じたいものでもない。つまり、意志だけで実行できないことは価値ではない。パートナーから愛情を受け取りたいは、願望や欲求になる。ただ愛を与えることは価値になる。 自分がコントロールできるものだけにフォーカスすることで自信が持てる。
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ラス・ハリス第一弾の「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」をかなりまえに読んでいたのでACT入門第二弾ということで興味があり手に取った。 「相手は変えられれないならば、自分が変わればいい」という自己啓発的な題名だが、カップルや夫婦の間で起こる問題、相手に変わって欲しい...
ラス・ハリス第一弾の「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」をかなりまえに読んでいたのでACT入門第二弾ということで興味があり手に取った。 「相手は変えられれないならば、自分が変わればいい」という自己啓発的な題名だが、カップルや夫婦の間で起こる問題、相手に変わって欲しい、自分は悪くない、先に始めたのはそっち、彼(彼女)が〇〇すべきだ!よく起こりがちな不平不満をなくす為のカップルセラピーをACT的に説明している。 マインドフルネスに抵抗がある人でもエクササイズも豊富に載っているので、パートナーとの関係を改善したい方には試してみるのも手ではないかと思う。
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ACTによる相手との関わり方、関係修復、改善など学べます。恋愛やパートナーとの関係が中心ですが、友人関係、同僚など色んな対人関係に応用できると思います。とても優しい本です。
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まさしくタイトルの通り、 人は変えられないが、じぶんは変われるというテーマの本であった そのための準備、思考し、対策・エクササイズなど人間関係を豊かにするための手法を学べる本であった 参考書という印象を受けたため、 一回読んだだけではダメだと感じた →内容を理解し知識にし、再現...
まさしくタイトルの通り、 人は変えられないが、じぶんは変われるというテーマの本であった そのための準備、思考し、対策・エクササイズなど人間関係を豊かにするための手法を学べる本であった 参考書という印象を受けたため、 一回読んだだけではダメだと感じた →内容を理解し知識にし、再現性を持って実行できてこそ真価を発揮する本だと感じた 個人メモ DRAIN、LOVEと頭文字をとって理解しやすくされている印象を受けました ドレイン字の如く、消耗をするプロセス 本書では愛の消耗プロセスと記載されているが、 切断、反応すること、回避すること、心に囚われる(殻にこもる)、価値を無視するという頭文字をとったものになっている これらを意識し、認識し、避けるのではなく受け入れるあるいは承認するその上で対応をする というマインドフルネスな視点でいる重要性が書かれている本 印象に残ったフレーズ 「誰もが皆コントロールフリーク(他者を操ることに熱心な人)」 これを著者は恐るべき2歳児(初めての反抗期)という 反抗期は自我が目覚めた証拠だが、初めて自分の思い通りにしたいという気持ちから泣いたり喚いたりするというものなのかなと パートナーにコントロールフリークなのはそのため その他、 DaiGo氏も動画で解説をしていた思考・感情に名前をつける 「怒り」「悲しみ」など 揉めた際、ユーモラスに物語に名前をつける おっと「家事の物語」にはまったみたいだ!など
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メンタリストDaigoさんのユーチューブで、 私が見る傾向の動画では、何度も勧めていて、とても気になったので購入。 読むのは遅くなりそうですが、楽しみです(^^
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マインドフルネスの言葉にひかれ読んだ。夫婦やパートナーとの関係を修復するためのハウツー書という感じで受け止めた。筆者の夫婦関係や医師および心理の専門家としてのknow-howを基に書かれたものである。 人間関係は難しいとともに、自分を変える勇気も場合によってはもっと難しいと思う。
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