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「アンコンシャス・バイアス」マネジメント の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2024/08/11

ナンセンスなことや理不尽なことを要求してくる顧客のメール、こちらの事情をまるで理解する気がない同僚のメールなど、仕事にはイライラメールがつきものだ。時として、この手のイライラメールにイライラした返信をしてしまう。 「わかっちゃいるけど、なんなんだろう、これ?」と思っていたところ...

ナンセンスなことや理不尽なことを要求してくる顧客のメール、こちらの事情をまるで理解する気がない同僚のメールなど、仕事にはイライラメールがつきものだ。時として、この手のイライラメールにイライラした返信をしてしまう。 「わかっちゃいるけど、なんなんだろう、これ?」と思っていたところで、この本を読んだ。 著者は、本書の書き出し早々の20ページでぐうの音も出ないほどの完璧な答えを示してきた。 →アンコンシャス・バイアスの正体は「自己防衛心」です。「脳がストレスを回避するため」に、脳が無意識のうちに、自分にとって都合のよい解釈をすることによって起きています。 自己防衛心!? なるほど、結局のところ、自分の努力や誠意を踏みにじられたと無意識に感じてアレルギー反応しているようなものか!? 著者は、無意識的な反応だからこそ、意識化が重要と説き、8つの意識化の処方箋を書いている。 僕にとっての処方箋は、「意識化④バイアスを意識的に上書きする」だ。僕の解釈では、これは、「過去の失敗体験の逆張り」だ。例えば、前述のイライラメールについて言えば、返信につい相手を論破するようなトーンが出てしまっていた。その逆張りは、論破ではなく受容、バットを振らずに見逃すのだ。これを心がけてみたら、自分がいかに今までボール球に手を出して空振りしていたかに、少しずつ気づくようになった。 アンコンシャス・バイアスの難しいところは、人によって、そのタイプが違うことと、それゆえ意識化の処方箋も違うことだ。本書によれば、アンコンシャス・バイアスには、15のタイプがある。 この本の内容は、それらを網羅するように書かれている。そのため、正直、自分にあまり当てはまらないか当てはまってもそんなに気にならないバイアスにも紙面が割かれている。なので、途中まで読んで自分には関係ない本だと勘違いしそうになる。それもバイアスだ。 おそらく本書の正しい使い方は、ものすごく広いアンコンシャス・バイアスの中から、自分のそれを探し当てることなのだろう。それには、1〜2時間しかかからない。それでも僕には、大きな価値があった。

Posted byブクログ

2024/01/19

職場でありがちなアンコンシャス(認知)バイアスを列挙して簡単に概要説明してひと言アドバイスする薄っぺらな内容。アンコンシャス・バイアスから脱するには、まず知ることから始まるのでこの程度で良い気もするが関連書籍を数冊読んだ人にはオススメできません。 でも8章は実践してみようと思っ...

職場でありがちなアンコンシャス(認知)バイアスを列挙して簡単に概要説明してひと言アドバイスする薄っぺらな内容。アンコンシャス・バイアスから脱するには、まず知ることから始まるのでこの程度で良い気もするが関連書籍を数冊読んだ人にはオススメできません。 でも8章は実践してみようと思った。自分の言葉や態度で相手の表情や態度が変わった瞬間を逃さぬようにして、率直に「何か変なこと言いましたか?引っかかることありますか?」と尋ねられるとベスト。直後に考察メモを取って次の行動につなげていこう。 ただね、アンコンシャス・バイアスってのは「省エネ」に欠かせない機能でもある。こちらの思い込みを廃して全身「ダンボの耳(鬼滅の刃でいえば「全集中の呼吸」)」になって傾聴するのはかなりのエネルギーと時間を使う。だから大事な人、プロジェクトメンバー、ステークホルダーに限定することになるだろう。

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2023/08/07

無意識の思い込みの事例が並んでおり、自分にあてはまるものもあるかも、と意識に持ち上げられる点は良かった アンコンシャスバイアスとは少しずれるが、 問題解決を建設的に進めていくための「問い」について、 「なぜ?」をあえて使わない方法は良いと思った 具体的には、「なぜこの問題が起きて...

無意識の思い込みの事例が並んでおり、自分にあてはまるものもあるかも、と意識に持ち上げられる点は良かった アンコンシャスバイアスとは少しずれるが、 問題解決を建設的に進めていくための「問い」について、 「なぜ?」をあえて使わない方法は良いと思った 具体的には、「なぜこの問題が起きているのか」ではなく、 ★「何が大切か」「どうしていこうか」と、未来に意識を向けると、出る答えも変わる 意識の置き所を、理想ではなく、 ★「今」に目を向ける 百聞は”一験(ひとつの経験)”にしかず ┗新たな経験への挑戦にあたって、邪魔するバイアスは「失敗するかもしれない」という思い込み ┗★まずは、やってみよう ★“これまで”よりも”これから”を考えて、何が大切かの判断基準をもつ 以下自分用メモ アンコンシャスバイアスの正体は、脳がストレスを回避するために無意識のうちに都合の良い解釈をする、「自己防衛心」によるもの 偏見がないか、偏ったものの見方をしていないか、意識することが大切 こういうものだと確信をもっていることから、まずは疑ってみよう リーダーは特にメンバーの「不快」に目を向ける 「この仕事は誰のため?何のため?」という問いを忘れないことが大切 決めつけ、押しつけ、と感じるとメンバーは自己防衛心をどんどん強める アンコンシャスバイアスは、「意外」と感じながら上書きされる やらない決断をメンバーに伝えるのはリーダーの大切な仕事

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2022/10/10

アンコンシャス・バイアスという言葉を知らなかったのだが、アンガーマネージメントで言うところの「べき論」に近い概念かなと思えた。 生きてきた中で形成されている無意識のバイアスは山ほどあり、確かにそれが正解と思い込んで生きてきた節はある。 「これって自分のアンコンシャス・バイアスかも...

アンコンシャス・バイアスという言葉を知らなかったのだが、アンガーマネージメントで言うところの「べき論」に近い概念かなと思えた。 生きてきた中で形成されている無意識のバイアスは山ほどあり、確かにそれが正解と思い込んで生きてきた節はある。 「これって自分のアンコンシャス・バイアスかも」という自身への問いは有効だと感じたので実践していきたい。

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2022/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アンコンシャス・バイアス=無意識の思い込み 確証バイアス=都合のいい情報に引きずられる。 ステレオタイプ=一部の特性だけで固定観念を持つ。 ハロー効果=一部の長所だけですべてが良く見える。 正常化バイアス=自分だけは大丈夫、と思いやすい。 権威バイアス=権威のある人の言葉を信じやすい コミットメントのエスカレーション=過去の意思決定を正当化しやすい アインシュテルング効果=慣れ親しんだ考えに固執する 集団同調性バイアス=廻りと同じように行動する ステレオバイアス脅威=自分の属性に縛られる 自己奉仕バイアス=成功は自分の手柄、失敗は相手の責任 専門偏向=自分の専門領域で考えてしまう サンクコスト効果=費やしたコストに縛られる バラ色の回顧=過去を美化して今を否定する ダニング・クルーガー効果=自分を過大評価する インポスター症候群=自分を過小評価する イライラは防衛感情。イラっとしたときはアンコンシャスバイアスが強まりやすい。 決めつけ、押し付けが新たなイノベーションを排除する。 アンコンシャスバイアスを意識する。意識すれば是正できる。 セルフイメージの誤謬は、過度に良いイメージを作るか、過度に悪いイメージを持つか、2種類ある。 誰に対しても対等のイメージを持つことが大事。

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2021/12/22

アンコンシャスバイアスという言葉を初めて知った。 リーダーでなくても人とかかわる際、自分の意思決定の際に意識したいと思った。 「これってわたしのアイコンシャスバイアス?」 1日1冊のペースで本を読むYさんに頂いた本。 読まないままメルカリに出品したらすぐ売れたので発送前に急いで読...

アンコンシャスバイアスという言葉を初めて知った。 リーダーでなくても人とかかわる際、自分の意思決定の際に意識したいと思った。 「これってわたしのアイコンシャスバイアス?」 1日1冊のペースで本を読むYさんに頂いた本。 読まないままメルカリに出品したらすぐ売れたので発送前に急いで読んだ。 未読の本を読むために出品することも度々ある。

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2021/08/09

自分はあまり無意識の偏見はないと思っていたが、この本を読み、日常の自分の無意識の偏見に気づいた。 この本を読んで、相手の意見を聞くとき、納得できないとき、腹ただしくなるとき、それってアンコンシャスバイアス?っていうことを問いかけて考えるようになった。 時間が開くと忘れてしまうが、...

自分はあまり無意識の偏見はないと思っていたが、この本を読み、日常の自分の無意識の偏見に気づいた。 この本を読んで、相手の意見を聞くとき、納得できないとき、腹ただしくなるとき、それってアンコンシャスバイアス?っていうことを問いかけて考えるようになった。 時間が開くと忘れてしまうが、また数ヶ月後再度読み直したい本だと感じた。

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2021/03/16

バイアスは誰でもあると思うが、無意識というのが怖い。無意識のものを、意識レベルに上げるには、もしかしたら、これ、アンコン?と疑う心が重要。

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2021/01/30

アンコンシャスバイアスについて具体例含めわかりやすく載っている。 ただ対策などについては似通ったものも多い。 アンコンシャスバイアスについてあまり知識がない人がサラッと読むのにちょうど良い本。

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2020/12/15

「リーダー」像が男性という思い込みが見え隠れするのが最大のツッコミどころ。バイアス種別など概況を押さえるにはちょうど良さげ。

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