夜に啼く鳥は の商品レビュー
千早茜さんの物語はいつも愛の話で、描かれている話の空気や匂いを感じるような気がするから好きです。 今回も美しさとやるせなさが混在する愛の話でした。「かみさま」が1番好きでした!
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2025/10/11 設定は面白かったけど時代設定が昔のママが良かったな。解説に独特なエッセイ「わるい食べもの」などって書かれててあれは独特なんかと思った。
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美しいファンタジー、だけど人間臭いお話しでした。 最初の章を読み始めた時は読みにくくて、なんだこれと思ってしまいました。 それが2章目からは御先に魅せられ、物語に一気に引き込まれます。 不老不死を生きることの孤独と切なさを感じました。 彼らはどう生きるのか。 御先と四のその...
美しいファンタジー、だけど人間臭いお話しでした。 最初の章を読み始めた時は読みにくくて、なんだこれと思ってしまいました。 それが2章目からは御先に魅せられ、物語に一気に引き込まれます。 不老不死を生きることの孤独と切なさを感じました。 彼らはどう生きるのか。 御先と四のその先をもっと読みたかったです。 I saw the bugs in the dark. They were so beautiful and occult.
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不老不死の一族の中で大きな力を受け継いだ御先と周囲の人たちの連作短編集。治癒能力を持つ光る蟲たちの情景がきれいだった。 「かみさま」がいちばん好き。
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不老不死の力をもった一族の物語。不老不死とはいかずとも、世界のどこかでは自分の知らないことが起こり続けていると思うと、すべての出逢いにご縁を感じざるを得ない。加えて、家族や周りとの関係が歪んでいる登場人物たちを見て、安心できる場所があることの奇跡を忘れたくないなあと思った。
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初読みの作者さん。 歴史に隠された、ある里に一族がいる。 長は青緑色に光る蟲(むし)を宿し、悠久の命をもつ。その蟲をつかい人間の病や傷を治す力をもつ。 この物語は、創始者シラとその祖先の御先(ミサキ)を語る。 稀有なる力をもつのに作品中にはずっと悲しさが漂う。 一族のなかでも...
初読みの作者さん。 歴史に隠された、ある里に一族がいる。 長は青緑色に光る蟲(むし)を宿し、悠久の命をもつ。その蟲をつかい人間の病や傷を治す力をもつ。 この物語は、創始者シラとその祖先の御先(ミサキ)を語る。 稀有なる力をもつのに作品中にはずっと悲しさが漂う。 一族のなかでも力を持つものは僅かで、力をもった者は周りの者が死んでいくのを何回も見送り、一人残されて時代を過ごしていく。 またこの力を守るため、一族内での婚姻を続けていき、血の濃い間の子は健全な身体で生まれてこない…… 一族を守るためが、一族が先細っていく…… 男性でも女性でもない御先に、両性具有の四、二対あるはずの臓器が片方しかない者、健全な身体のものは子孫を残すために子作りを任される。 見た目の違いや身体の不完全さを、人々は怖れ蔑む。 傷や病を治す力には、すがってくる。 各話ごとに語りが変わるのと、夢のなかでほかの人物の追体験が起こるので、読み手は翻弄される。 身体や命を傷つける残虐性にも目を背けたくなる。そして心への傷も深い。 まったくタイプの違う四が現れて、御先は自分の道を選んだ。 長身で縮れ髪に黄色い目、鷲鼻という日本人離れした四は、感情が爆発するほうで良くも悪くも御先の人生に変化を起こしてくれるだろう。 なにより、初めてこれから御先に寄り添っていける人が現れたのだ。 きっと今も二人がどこかの神社佇んでいると思えてならない。
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短編集。好きな感じだった。 妖艶で耽美でダークな感じ。 海から流れ着いた女の子はその村では気味悪がられた。やがて大人になるが彼女はそれ以上老けることがない。傷も治ってしまう。やがて彼女を愛してくれる人が現れるが彼だけが歳をとっていく。 命さえあればどんな傷でも蟲を操り治してし...
短編集。好きな感じだった。 妖艶で耽美でダークな感じ。 海から流れ着いた女の子はその村では気味悪がられた。やがて大人になるが彼女はそれ以上老けることがない。傷も治ってしまう。やがて彼女を愛してくれる人が現れるが彼だけが歳をとっていく。 命さえあればどんな傷でも蟲を操り治してしまうわたし。 わたしは里を出て治療をしている。 わたしは歳を取らない。お付きのものも暮らしたり同じ里から出ている人と出会う。
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【2023年159冊目】 千早さんとしてはちょっと珍しい?ファンタジー小説。不死を題材にしています。連作短編集で、それぞれのお話の主人公は異なるのですが、そこに登場するのは、物語の鍵を握る不死の人間2人です。死なないという事実を受け入れた人間はどう生きるのか、ずっと凪いでいるよう...
【2023年159冊目】 千早さんとしてはちょっと珍しい?ファンタジー小説。不死を題材にしています。連作短編集で、それぞれのお話の主人公は異なるのですが、そこに登場するのは、物語の鍵を握る不死の人間2人です。死なないという事実を受け入れた人間はどう生きるのか、ずっと凪いでいるような御先と、不死であるからこそ人間味のある四。対象的な二人ですが、共通点も多いんだろうなぁと。 なかなか胸糞な話もありつつ、最後の話が一番好きでした。漢字が読めなくてタイトルわからないんですけど…一方的な熱い思いを持った主従関係は反則では…? 表現の豊かさと同時に幅の広い作家さんでもあるんだなぁと感嘆した一冊でした。
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始まりは、日本昔ばなしみたいだなぁと思った。 残酷な話であっても、淡々と進んでいく感じに既視感があった。 そこから時代は現代へ移り、シラの末裔、御先が主人公へと変わる。 水が流れるように描かれる世界に、息を呑んだ。 蟲たちの輝きや、御先の肌の白さ、四が流した血の色…そして真っ赤...
始まりは、日本昔ばなしみたいだなぁと思った。 残酷な話であっても、淡々と進んでいく感じに既視感があった。 そこから時代は現代へ移り、シラの末裔、御先が主人公へと変わる。 水が流れるように描かれる世界に、息を呑んだ。 蟲たちの輝きや、御先の肌の白さ、四が流した血の色…そして真っ赤に咲き誇る躑躅。 冷静で淡白で、涼やかに生きているように見える御先。でも、本当はその皮膚の下に静かに燃える想いを持っていたのではないだろうか。 私は雅親の真っ直ぐさ、盲目さ、愚かさが愛おしい。それは限りある命を持つ人間だからこその愚かさだと思うから…
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短編集のように読みやすくお伽噺のようにすっと入ってくる語り口で、通常の人間は持ち得ない能力を持って生まれた2人の物語が綴られる。第一章は全ての始まりとなった者、第二章はその子孫の御先が軸となっている。 特異な運命を背負って生まれた者が抱えるやるせなさ、そして側にいながらもいつかは...
短編集のように読みやすくお伽噺のようにすっと入ってくる語り口で、通常の人間は持ち得ない能力を持って生まれた2人の物語が綴られる。第一章は全ての始まりとなった者、第二章はその子孫の御先が軸となっている。 特異な運命を背負って生まれた者が抱えるやるせなさ、そして側にいながらもいつかは先に去らなければならない者の切なさを感じると同時に、自分たちとは異なるものを畏れ傷つけるか異常に崇め縋ることしかできない人間の無力さ、異常性も感じさせられる物語。死は本当に、人間が考えるほど恐ろしいものなのだろうか。
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