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この世界は誰が創造したのか の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2021/08/22

意識の自然法則が解明されて、心や意識がデジタルで再現可能であれば、この世の中はほぼ間違いなくシミュレーションである、という論理は納得。自然法則が量子力学的に究極にはデジタルであること、光の速度に限界があること、など、従来はそういうゴルディロックスなところに生命が宿っている、という...

意識の自然法則が解明されて、心や意識がデジタルで再現可能であれば、この世の中はほぼ間違いなくシミュレーションである、という論理は納得。自然法則が量子力学的に究極にはデジタルであること、光の速度に限界があること、など、従来はそういうゴルディロックスなところに生命が宿っている、という順番ではない可能性がある、など、思考の幅を広げられた

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2021/02/16

シミュレーション仮説とは、この世は何者かが作った「仮想現実」で、私たちはその世界に生きている、とする説である。 そもそも人間は、周囲の情報のうち、ごく一部しかキャッチできない。そのため、私たちが「現実」だと思っているのは、人間の感覚器官で捉えられる限られた情報を元にして脳が再現...

シミュレーション仮説とは、この世は何者かが作った「仮想現実」で、私たちはその世界に生きている、とする説である。 そもそも人間は、周囲の情報のうち、ごく一部しかキャッチできない。そのため、私たちが「現実」だと思っているのは、人間の感覚器官で捉えられる限られた情報を元にして脳が再現した、仮想現実世界であるといえる。 シミュレーション仮説の大前提は、「人間の意識はコンピューター上で再現できる」というもの。その論拠は、次の通り。 ・人間の意識は、脳内の電気信号のやり取りを通じて“計算”が行われた結果、生じる。従って、その計算を電子的に再現すれば、コンピューターの中に心を生み出せる。 ・心を電子的に再現する上では、脳内で起きていることをすべて模倣する必要はない。心を生み出す計算に関わっていない部分を省けば、コンピューターの計算負荷を減らせる。 シミュレーション仮説には、傍証(間接的な証拠)がある。それは、次の2つのタイプに大別される。 ①ポストヒューマン(人間を超えた存在)による知的な介入を連想させる傍証: この世界の物理法則は、誰かに微調整されたかのように、人間や生物にとって「ちょうどよい状態」になっている。 ②この世界の仕組みが、コンピューター処理に適したものになっているという傍証: 自然界は連続的(アナログ)に変化しているように見える。が、それは錯覚であり、ミクロなレベルで見れば、自然界は不連続(デジタル)になっている。

Posted byブクログ

2021/02/05

シミュレーション仮説の話はネットとかで読んで好きだったので借りてきて読んだ。 本としての完成度はそんなに高くないと思った。 論拠のない曖昧なお話が多め。脱線も。

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2020/08/17

この仮説自体は面白いが、本書に登場する情報は有名なものばかり。 また、各説の説得力が足りない。 巻末の参考文献を後からじっくり読みたくなる。

Posted byブクログ

2020/02/03

シミュレーション仮説についてわかりやすく解説。 そもそも人間は感覚器官で捉えた情報をもとに脳が再現している仮想世界に生きているということ、水槽の脳やマトリックスの話、ボストロムの論文からこの世界がシミュレーションである確率が限りなく高いことを説明したり、シミュレーションである場合...

シミュレーション仮説についてわかりやすく解説。 そもそも人間は感覚器官で捉えた情報をもとに脳が再現している仮想世界に生きているということ、水槽の脳やマトリックスの話、ボストロムの論文からこの世界がシミュレーションである確率が限りなく高いことを説明したり、シミュレーションである場合に都合がよいと思われるこの世界のつくり、22世紀半ばには世界全体のシミュレーションが可能になるであろうこと、ゴルディロックス・エニグマについて、進化論だけでは説明できない生物の仕組み、無限後退の問題、などなど。 自分が死ぬまでにもっとこの世界のことがわかるかな。長生きしよう。

Posted byブクログ

2019/12/07

こういう話大好きなんだけど、昔からぜんぜん進んでなさすぎだと思う。一番気になることなのに、世界で研究してる人が少ないの謎すぎる。研究したところで正解わからないだろうけど、正解知りたすぎる。

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2019/09/19

「シンギュラリティ」の次にイマジンの中で熱いバズワードが「シミュレーション仮設」。 「テクノロジー」の分野の対局側にある「スピリチュアル」。この2つの分野が合わさったかのような「シミュレーション仮説」とは「我々はシミュレーションの中で生きている」という解釈。 グランドセフトオ...

「シンギュラリティ」の次にイマジンの中で熱いバズワードが「シミュレーション仮設」。 「テクノロジー」の分野の対局側にある「スピリチュアル」。この2つの分野が合わさったかのような「シミュレーション仮説」とは「我々はシミュレーションの中で生きている」という解釈。 グランドセフトオートやレッドリデンプション、ウォッチドックスなど最新のゲームをやっていると、本当にその箱庭ゲームエリアの中に人が存在しているのか錯覚するほどの制度なのは身を持って感じている。 ムーアの法則でべき乗的に演算処理やストレージが進化していくと、今ぼくらが住んでいるこの世界も実は高次元な未来人なのか宇宙人、もしくはシンギュラリティ後のコンピュータによって、作られたデジタル世界!という解釈。 矛盾しそうなこともあったが、概ね納得できる説明だったので、なんとなくシミュレーション仮設が真実!と思ってます。 日本ではシミュレーション仮設を題材にした本がまだ無いのでこれからたくさん出版されると良いな。

Posted byブクログ

2019/06/17

スターオーシャンサードストーリーのような書籍。この世の中はポストヒューマンによるシミュレーションによって成り立っているのでは?という仮説をたて、その根拠を論じていくという書籍。

Posted byブクログ