グーグルが消える日 の商品レビュー
タイトルにぞっとして読んでみたが、内容が難しい。なぜGoogleが消えるのかいまいちタイトルの理解ができなかった。
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我々はインターネットについて「今後どうなるのか?」「どうなりたいのか?」をもっと真剣に議論すべきだ。 現実的にGoogleが消えるとは思えない。 しかし想像もつかないことが起こるのが世の常だと思う。 「絶対」はあり得ないと考えると、いつかGoogleが消える日が来るのかもしれない...
我々はインターネットについて「今後どうなるのか?」「どうなりたいのか?」をもっと真剣に議論すべきだ。 現実的にGoogleが消えるとは思えない。 しかし想像もつかないことが起こるのが世の常だと思う。 「絶対」はあり得ないと考えると、いつかGoogleが消える日が来るのかもしれない。 もしそれが起こるとすれば何がきっかけだろうかと示したのが、本書の主旨である。 確かに今のインターネットは色々な矛盾を孕んでいる。 ホストコンピューターで一元集約するのではなく、分散されていることが利点ではなかったか? 元々は、米ペンタゴンが破壊された場合でも、ネットワークが壊れないような仕組みを構築することが発想の原点だったはずだ。 インターネットは中央を持たないで、分散されてフラットであることに意味があった。 それなのに、現在の状況はどうだろうか。 世界はGAFAに握られ、完全に中央集権化しているではないか。 そもそもそれが間違いではないか、ということなのだ。 著者はさらにGoogleのビジネスモデルの脆弱性を突く。 Googleのビジネスは、ほとんどが広告収入だ。 広告によって稼いだ莫大な富を投資に回し、様々な無料サービスを展開している。 その無料サービスは、「インターネットユーザを1人でも多く増やす」という1点の目的に集中している。 インターネットに接続し、Googleのサービスを使うユーザを増やすための勝利の方程式なのだ。 Googleは莫大な富を利用して、AIの開発にも力を入れている。 AIはビックデータを基にして様々な解析を行うことで、益々賢くなっていく。 ビックデータを保有するGoogleは当然にこの分野でも有利な立場で、AI開発において一歩も二歩も抜きん出ている。 AIは大きなことを方向付けるというよりも、株式市場のような「下がったら買い・上がったら売り」を繰り返す細かな作業を高速に行うことの方が向いている。 当然にこれら作業は人力では到底できるはずがなく、機械が細々とすごい勢いで作業している点が特徴なのである。 1トランザクションでわずか0.01円以下の利益かもしれないが、それが何億何兆回も繰り返されることで、大きな収益に積み上がっていくのだ。 これらは当然にGoogleの検索表示の仕組みも同じであり、AIとはとても親和性が高い。 著者は逆にその親和性こそに警笛を鳴らす。 ユーザにとって広告は決して必要なものではない。 自らが検索した言葉に対し、無理矢理ユーザに対し広告主が情報を押し付ける。 これは当然にAIを使えば「効率的に広告を排除する」ということも叶う訳だ。 これこそがGoogleの脆弱性と著者は示している。 自ら開発するAIは、広告ビジネスにとっては脅威である。 だからGoogleは課金ビジネスに舵を切りつつあるが、それも難しいだろうと言う事だ。 Youtubeプレミアム、Google Workspaceなど展開しているが、今までの広告ビジネス並みに稼ぐことができるのか。そこは全くの未知数である。 さらに著者は、ブロックチェーンの誕生こそがインターネット思想の原点回帰であり、中央集権を脱する一手とも説いている。 確かにこれも一つの解決策なのもしれない。 ブロックチェーンは分散化することで全体の仕組みを維持し、参加者の承認を得ることで公平性を担保する。 今の世界は自由なようでいて、実際には情報はGAFAにすべて握られている。 その状態で果たしてよいのか、ということだ。 ブロックチェーンの誕生も、中央に依存しない形の一つの回答だと思う。 Googleが消えるかどうかは実際のところは分からない。 一つの国家よりも大きくなった各企業が、今後はメタバース世界などを牛耳っていくことでさらに肥大化し、国家という概念すらも書き換えていく。 そんな世界で我々はどうやって生きていくのか。 思考停止に陥ることなく「Googleがもし消えるなら?」と考え続けることが大事なのだと思う。 (2022/4/9)
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著書について、経済学者にもかかわらず、コンピュータ屋の言いまわしで、読みやすく、親近感がもてた。 AIシステムが巨大化するにあたって限界が生じること。 セキュリティシステムの構築にて、E/Cの限界がくることなどを指摘している。 ただ、著者が指摘しているとおり、それは、Googl...
著書について、経済学者にもかかわらず、コンピュータ屋の言いまわしで、読みやすく、親近感がもてた。 AIシステムが巨大化するにあたって限界が生じること。 セキュリティシステムの構築にて、E/Cの限界がくることなどを指摘している。 ただ、著者が指摘しているとおり、それは、GoogleであってAmazonではないことものべられている。
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Googleが消えるかどうかはわからないけど。 無料で提供しているサービスを継続することが難しくなってくるというのは、Googleフォトの有料化などからもわかることなのかもしれない。 無料でサービスを提供しユーザーデータを一か所に集めることは、ユーザーが増えれば増えるほどコンピュ...
Googleが消えるかどうかはわからないけど。 無料で提供しているサービスを継続することが難しくなってくるというのは、Googleフォトの有料化などからもわかることなのかもしれない。 無料でサービスを提供しユーザーデータを一か所に集めることは、ユーザーが増えれば増えるほどコンピューティングパワーを必要とするので、それ自体がGoogleの首を絞めているのだろう。また限界費用がゼロに近づくことによってユーザーの意識が変わり広告モデルに限界が来る日も近い。 逆にGoogle workspaceは残るのかもしれない。そもそも無料ではないし、プランによってはデータを保存するリージョンが選べるなど、ユーザー自身がある程度自身のデータを管理することができるので、その他のサービスよりはクリプトコズムの考え方に近いと言えるだろう。
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グーグルが抱える致命的な問題を指摘し、新たなインターネットの世界を予測した書籍。 現在、インターネットにおけるプライバシーやセキュリティーは危機的状況にある。この問題は、既存のコンピュータやネットワークの枠組みの中だけでは解決できない。 社会の技術や制度に浸透し、その文化を特...
グーグルが抱える致命的な問題を指摘し、新たなインターネットの世界を予測した書籍。 現在、インターネットにおけるプライバシーやセキュリティーは危機的状況にある。この問題は、既存のコンピュータやネットワークの枠組みの中だけでは解決できない。 社会の技術や制度に浸透し、その文化を特徴づける様々なものを「世界システム」という。現在の世界システムはグーグルが築いたもので、それは、創造性や驚きを特徴としたコン ピュータやコミュニケーションの産業を生み出した。 グーグルは「無料」でサービスを提供する。だが、その無料は「嘘」。 ユーザーは対価を金銭で支払う代わりに、見たくもない広告を見させられるなど、「注目すること」すなわち「時間」で支払っている。つまりグーグルは、ユーザーの「人生」を奪っている。 「人を集めて広告を見せる」のが、グーグルのオンライン戦略。だが、ユーザーが広告のブロックを望んでいることがわかると、ウェブブラウザに広告ブロッカーを導入した。こ れは、オンラインで広告を出す企業にとって自殺行為。 グーグルの最大の問題は、セキュリティーへの配慮不足。ネット上でビジネスを行う事業者にとって、セキュリティー意識の欠如は脅威。そのため「取引の安全性」を最大の責務に掲げる新たなネットワークが生まれる。 セキュリティーが基本的要件となる、新たな世界システムは「クリプトコズム(秘密保持の世界)」。そこには、グーグルのルールとは全く違う10 のルールがある。 例えば ・セキュリティー・ファースト ・「集中化」は安全ではない ・無料のものは何もない ・時間は費用の最終的指標
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無料サービスをひたすら提供し広告で利益を得るグーグルのビジネスモデル。利用者は誰も広告なんか見たがっていないし、このモデルはそもそも無理がある。また、グーグルやフェイスブックによって個人情報が彼らのサーバーに囲い込まれているという状況は根本的なリスクを孕んでいる。 ブロックチェー...
無料サービスをひたすら提供し広告で利益を得るグーグルのビジネスモデル。利用者は誰も広告なんか見たがっていないし、このモデルはそもそも無理がある。また、グーグルやフェイスブックによって個人情報が彼らのサーバーに囲い込まれているという状況は根本的なリスクを孕んでいる。 ブロックチェーンを中心とした新しい技術によって、インターネットの世界は、もう一度、分散型で人々に開かれたものになりうる。途中、いろいろなベンチャーや技術の紹介が長く、分厚い本になっていますが、筆者のそういう希望が込められた作品と思います。 ただ、翻訳のせいなのでしょうか?一応、この分野の基本的な情報は把握しているつもりですが、読解力のせいなのかな、なかなか文章の筋がスッと頭に入ってきませんでした。
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GOOGLEという企業にお世話になっているので、衝撃的なタイトルにつられて購入。IT業界をかなり深く掘り下げている。登場人物が多すぎるが、これだけ才能を持った人間がごろごろしているという事か。。 正直、かなり難解な内容。 ・自動運転 人間80万KMで1回 自動運転 1万KMで1回...
GOOGLEという企業にお世話になっているので、衝撃的なタイトルにつられて購入。IT業界をかなり深く掘り下げている。登場人物が多すぎるが、これだけ才能を持った人間がごろごろしているという事か。。 正直、かなり難解な内容。 ・自動運転 人間80万KMで1回 自動運転 1万KMで1回 ・GOOGLEの並列データサーバセンターの規模は莫大。冷却システムと電力の為水力発電所が必要。 ・通信技術の新たなレジームが出来ると、スカイコンピューテイングの時代がおとづれ、クラウドコンピューテイングの時代が終わりになる。 ・ブロックチエーンコンピューテイングは、一度登録すれば変更出来ない。セキュリテイ上では現在システムの上を行く。 仮想通貨ビットコインについて、ポジテイブな評価がされている。
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基本的には分散型モデル、ブロックチェーンシステムに関する本です。 良かった点 ・グーグルという現在主流のやり方に疑問を呈する姿勢、安泰と見えるグーグルにも隙があるという見方からは学ぶところあり。 悪かった点 ・邦題が最低。原題ではブロックチェーンエコノミーがサブタイトルに含ま...
基本的には分散型モデル、ブロックチェーンシステムに関する本です。 良かった点 ・グーグルという現在主流のやり方に疑問を呈する姿勢、安泰と見えるグーグルにも隙があるという見方からは学ぶところあり。 悪かった点 ・邦題が最低。原題ではブロックチェーンエコノミーがサブタイトルに含まれているのに日本語タイトルはそれがない。釣りタイトル最低。 ・ややポジショントーク的。自身の投資先を結構持ち上げている印象があった。
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第197回https://www.read4action.com/report/detail/?id=
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Googleに限らず全てを支配する存在は、とても恐ろしいが、どこかに綻びが出て、必ず終わりが来る その先、どうなるのか? それは誰も分かららない
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