大坊珈琲店のマニュアル の商品レビュー
【コーヒー一杯分の硬貨だけで、ここの場所は平等な世界を作れる】(文中より引用) 38年にわたってお客様と向き合い続け、2013年に惜しまれながら閉店した大坊珈琲店。唯一無二のコーヒーと空間を創り上げた人物が、すれ違っていった人々コーヒーにまつわる思い出を振り返った一冊です。著者...
【コーヒー一杯分の硬貨だけで、ここの場所は平等な世界を作れる】(文中より引用) 38年にわたってお客様と向き合い続け、2013年に惜しまれながら閉店した大坊珈琲店。唯一無二のコーヒーと空間を創り上げた人物が、すれ違っていった人々コーヒーにまつわる思い出を振り返った一冊です。著者は、若い頃にはフリージャーナリストになりたかったと語る大坊勝次。 なんとも言えない芳醇さに満ちた作品。残念ながらお店に足を運んだことはないのですが、本書から漂ってきたのは「幽玄的」とも言える雰囲気でした。「珈琲道」というほど堅苦しいものではありませんが、著者の思念が丹念に詰まった贅沢な一冊です。 なんにもしない時間を作るようにしようと思いました☆5つ
Posted by
最近流行りのサードウェーブもいいが、手廻しロースターで深入りにした珈琲もいい。 コクと甘みという点では右に出る珈琲はないだろう。 ありがたいことに、焙煎方法・抽出の心得まで書いてくれている。 今はなき大坊珈琲店の味を追い求めて……
Posted by
大坊さんのおだやかな語り口のエッセイでした。珈琲のことはもちろん、平野遼さんや塩崎貞夫さんの絵についてのお話が印象的でした。
Posted by
- 1