やってはいけない不動産投資 の商品レビュー
不動産投資のおすすめ本として紹介されていたので読んでみた。 新書という形態は、不動産投資の書籍の中では珍しいタイプ。ハンディなサイズでページ数もそれなり。とても読みやすかった。 しかし内容はライトではなく、読んでいて背筋が寒くなるようだった。筆者の取材力によるところも大きいと...
不動産投資のおすすめ本として紹介されていたので読んでみた。 新書という形態は、不動産投資の書籍の中では珍しいタイプ。ハンディなサイズでページ数もそれなり。とても読みやすかった。 しかし内容はライトではなく、読んでいて背筋が寒くなるようだった。筆者の取材力によるところも大きいと思われる。 本書で扱うのは、通帳偽造や二重契約による不正融資の問題。この業界の(一部の)業者が、いかに初心者を食い物にしてきたかが分かる。 それに対して、筆者の推奨は、 - 相場循環の安い時に買う - 自分の目と足で判断する - リスクとコストを把握する - 迷ったら引き返す - 身の丈に合った金額 なので、投資の姿勢としては至極当たり前。まぁその当たり前の判断が疎かになるほど、業者の手口が巧妙化してる…ということなのかな。あとは2棟目、3棟目で気が緩んだ、とも。 初心者が不動産投資を始める前に、ぜひとも読んでおくべき本だと思った。 (書評ブログもよろしくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2021/05/10/%E3%80%90%E5%BF%85%E8%AA%AD%E3%80%91%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E6%8A%95%E8%B3%87_-_%E8%97%A4%E7%94%B0%E7%9F%A5%E4%B9%9F
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自宅用、投資用の別に関わらず、不動産を購入しようとする前に読むべき。 魑魅魍魎の不動産業界の生々しいところがわかる。 上場してるというのは、何の保証もないことがよくわかった。 また、他の投資本でいっている、「レバレッジ」についても、不動産は特にレバレッジをかけることになるが、それ...
自宅用、投資用の別に関わらず、不動産を購入しようとする前に読むべき。 魑魅魍魎の不動産業界の生々しいところがわかる。 上場してるというのは、何の保証もないことがよくわかった。 また、他の投資本でいっている、「レバレッジ」についても、不動産は特にレバレッジをかけることになるが、それも悪い方にレバレッジがかかるとどうなるかがわかる。 投資は自己責任であって、不動産会社の「家賃保証」も当てにならないことがわかった。
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なかなか興味深かった。知識が無いものを買うことの怖さがよくわかる。バーゲンセールで安いからと買った服を着ないのと大きく考えれば同じことか。 その物件がどういうもので、今後どんなお金を生み出すか。自分の目で確かめずに買う事は言語道断なんだな。私も、人の話を信じやすいタイプなので、営...
なかなか興味深かった。知識が無いものを買うことの怖さがよくわかる。バーゲンセールで安いからと買った服を着ないのと大きく考えれば同じことか。 その物件がどういうもので、今後どんなお金を生み出すか。自分の目で確かめずに買う事は言語道断なんだな。私も、人の話を信じやすいタイプなので、営業マンに勧められて買うのは絶対してはいけない行為だとと痛感した。騙されているのが、投資経験のある人というのが始めは意外だったけど、慣れてきた頃が1番危ないという風に考えれば確かになぁと納得。しかし、利益を上積みするってレベルでなく、通帳を書き換えるレベルの犯罪が横行していたとは、、、知らなかった。やっぱり知らないって怖い。。
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不動産投資はキラキラしたイメージがあったり、給与所得とは別にキャッシュフローができる不労所得とイメージする人もいいかと思いますが、もし不動産投資を検討しているなら絶対に読むべき一冊です。デメリットの観点からさまざまな問題点や事例を紹介しており、実際に不動産を始めてから「こんなつも...
不動産投資はキラキラしたイメージがあったり、給与所得とは別にキャッシュフローができる不労所得とイメージする人もいいかと思いますが、もし不動産投資を検討しているなら絶対に読むべき一冊です。デメリットの観点からさまざまな問題点や事例を紹介しており、実際に不動産を始めてから「こんなつもりじゃなかった!」という事態を防げると思います。著者は実際に不動産投資をしている人だけでなく、業者などにも取材をしており、この不動産投資ビジネスの裏側を見せてくれる一冊です。不動産投資は不労所得ではなく、勤労所得になりえるとつくづく感じました。
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◾️なぜ読んだか? 両学長がおすすめしていた 不動産投資のリスクを知りたい ◾️メモ ・不動産投資は結局タイミングが全て ・いかに安く買えるか、みんなが欲しがるか、値下がりしないか、か全て。=好立地を安く。 ・物件価格、年収、貯蓄は普通に偽造される ・満室もカーテン偽造。 ・家...
◾️なぜ読んだか? 両学長がおすすめしていた 不動産投資のリスクを知りたい ◾️メモ ・不動産投資は結局タイミングが全て ・いかに安く買えるか、みんなが欲しがるか、値下がりしないか、か全て。=好立地を安く。 ・物件価格、年収、貯蓄は普通に偽造される ・満室もカーテン偽造。 ・家賃保証(サブリース)は破られる ・頭金ゼロ、高利回りは信用できない ・仲介手数料3%+6万円 ・自分の目と耳で決めろ。実質利回りを計算する ・コストとリスクを計算。相場だけではNG ・ネット、営業の情報で決めるな。 ・迷ったら引き返せ。 ・身の丈にあった投資を。 ◾️詐欺 ゼロ金利→銀行稼げない→稼げる不動産投資ローン→不動産業者と連携→詐欺→高い物件にして高いローンを組ませる→家賃入らない→破産。 スルガ銀行、スマートデイズ、かぼちゃの馬車 三為取引 レオパレス TATERU
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スルガ銀行とサブリース契約には関わらない方が良いことを理解できました。 ただ、登場してくる被害者大家さんは相当、横着した結果が被害に繋がっているんだと思いますし、一部は脚色された内容だと感じました。
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2017年、新築マンション価格は上昇していた。震災復興や五輪バブルで値上がりしている中、黒田バズーカで金利が低くなり株や仮想通貨、不動産市場に流れ込む。この時多くの銀行は住宅ローンや優良企業への融資では稼げなくなり投資用不動産への融資を積極的に行っていた。一方、不動産の賃料はそれ...
2017年、新築マンション価格は上昇していた。震災復興や五輪バブルで値上がりしている中、黒田バズーカで金利が低くなり株や仮想通貨、不動産市場に流れ込む。この時多くの銀行は住宅ローンや優良企業への融資では稼げなくなり投資用不動産への融資を積極的に行っていた。一方、不動産の賃料はそれほど上がっておらず、不動産投資では利回りが出しにくいタイミング(高く物件を買って賃料はそのまま)なのに、多くの人が不動産投資に走った。 黒田バズーカは普通の人の消費は増やせなかったが、投資家の消費は増やせた。
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不動産投資をするなら読んでおいた方が良さそうな本です。 と言うか、これらの事を知らないで不動産投資を始めるのは危険過ぎると思います。 常に自分がカモにされるかも知れないと注意しながら、臨む必要があると感じる本でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
不動産投資で失敗してしまった人々の事例を詳細に描き、やってはいけないと警告をだしつつ、最後にはそれでもやってみたい人のためにアドバイスが書かれている。 まずは、業者の「家賃保証」「空室保証」は信じてはいけない。「家賃保証」とはに、客が払った大金の一部を少し返してあげるだけのこと。初めての投資なら入念にチェックするが、2回目、3回目となると警戒心が薄れて業者のいいなりになりやすい。「節税対策」も注意すべき。結局損になることも多い。 次に、業者の「利回り」も信じてはいけない。利回り計算の元となる収入も、自分自身で見極めること。家賃相場、入居者がいそうかどうか。自分が背負うリスクはどれだけあるのか。何百万というお金を払うのだから、何度も物件に足を運び、徹底的に分析するのは当然。努力や手間を惜しめば、失敗の確率が高くなる。 最後は、業者のいうことを鵜呑みにしないこと。業者の一番の目的は、物件を売り、客が払う代金から少しでも多くの利益をかすめ取ること。不動産投資は、投じる資金に対し、物件がそこそこの利回りを中長期にわたって得られるかどうかにかかっている。そこで求められるのは、現実的な家賃を想定し、空室になりにくい物件を、余計なコストはなるべくかけず、妥当な値段で買い入れられるかどうか。迷ったらいつでも引き返せるように余裕を持とう。後悔することがないように、不安や疑問は完全に解消しよう。曖昧な説明に妥協するのは禁物。業者のいいなりになってハンコを押すのではなく、自分自身が「これならいける」と納得したときだけ踏みだそう。 失敗しても後悔しない、身の丈に合った投資が肝要。不動産投資でかける金額は、失敗して自分の資産が目減りしても泣いてやり過ごせる範囲まで。身を滅ぼすことを避けるために、この一線をこえてはならないという言葉が心に残った。
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18年のシェアハウス投資の破綻に端を発する魑魅魍魎な不動産会の一面, またそれに至るまでのアベノミクス以降の金融緩和を契機に盛り上がった不動産投資への熱を振り返る. やってはいけない投資(投資家としてNGな姿勢),そこにつけ込む真っ黒な業者.それでも不動産投資をしたい人はどうすべきか,など 本題とはそれるが本書を読んでいても都心部への人口集中のニーズの強さと所得格差の拡大を彷彿とさせる. 金融緩和による金利の低下→不動産投資参入ハードルが下がる→物件のニーズが高まり物件価格高騰&従来の稼ぎ方ができなくなった銀行の食い扶持が不動産向け融資だった. というマネーの流れは自分でも想像できるようにならなきゃな...と思う.ミクロ・マクロに物事を考えねば. それにしても,業者と銀行員,真っ黒すぎる... ・勉強を続けて情報の非対称性を埋める. ・最後まで自分ごとで考える 不動産本,特に買い方については「いつ買ってるのか」に着目.小手先テクニックより市況のブレでプラスになることの方が大きそう
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