図書館司書と不死の猫 の商品レビュー
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定年退職した主人公のもとに奇妙なメールが届く。そこには行方不明の女性。喋る猫、そして猫が語る過去。 好奇心に駆られ恐ろしい事態に巻き込まれることになる主人公…そして喋る猫に纏わる謎とは。 ホラーチックなファンタジー寄り?の話だった。 読み進める事にロジャーの魅力が増す。キャプテンは生き方から最期まで切ない。 猫に九生あり。超猫に成るまでが壮絶すぎ。 訳者あとがきの著者が後に犬派に転向したという〆に笑った。
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途中で猫がとても怖くなるほど邪悪な生き物として書かれていました。 結局ロジャーは救世主となるのですが、そうなると結末は少し悲しい気分になります。 もう少しロジャーのおしゃべりを聞いていたかった。
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引用小説読了後に再読を試みたい作品でした。 人をまともな思考から引き離すと言うのは猫が生まれながらに持っている力なのかもしれないなんて考えてしまいました。
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妻を亡くした元図書館司書のアレックと、人の言葉を話す不死の猫たちの話。 ホラー?のようなファンタジーの方が近いのか。 初めて読む作家さんで、翻訳もののせいか前半はなかなか読み進まなかったけど、不死の猫の邪悪さが際立ってきて後半は一気に読めた。 イギリスっぽいブラックジョークが散り...
妻を亡くした元図書館司書のアレックと、人の言葉を話す不死の猫たちの話。 ホラー?のようなファンタジーの方が近いのか。 初めて読む作家さんで、翻訳もののせいか前半はなかなか読み進まなかったけど、不死の猫の邪悪さが際立ってきて後半は一気に読めた。 イギリスっぽいブラックジョークが散りばめられていて、緊迫した状況ながらもクスっと笑ってしまうところもあり。
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不思議な本だった。第一章を読んだ限りでは、読むのがつらかったがだんだんとつづきが気になった。 吸血鬼のような不死の猫と、それが巻き起こす不幸。 読後感は不思議と悪くない。悲惨だがどことなくユーモラスな作品。
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表紙がいいです! 猫ってそう思わせるよね ちょっと不思議な そして最後は切なくて、 潔いいい お話でした
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ケンブリッジの図書館を定年退職したばかりの私=アレックは、元同僚の妻メアリーを突然亡くし、傷心を抱えて海辺のコテージで愛犬ワトソンとともに休暇をすごしていた。 そこで暇つぶしに開いた、ウィンタートン博士なる人物からの奇妙なメール。 その中身は、ウィギーという男が姉のジョーの失踪と...
ケンブリッジの図書館を定年退職したばかりの私=アレックは、元同僚の妻メアリーを突然亡くし、傷心を抱えて海辺のコテージで愛犬ワトソンとともに休暇をすごしていた。 そこで暇つぶしに開いた、ウィンタートン博士なる人物からの奇妙なメール。 その中身は、ウィギーという男が姉のジョーの失踪と死にまつわる顛末を記した文章と、音声ファイル。その中では、ジョーの飼い猫ロジャーが人の言葉をしゃべり、自らの驚くべき過去について語っていた! フォローしているnejidonさんの星5つの評価を見て、手に取った本。作家さんも初読。 はじめの1/4くらいまでは、まわりくどい文体にのれず、危うくリタイアしそうだった。 ロジャーの昔語りに入ってからはぐんと面白くなった。 けれど、本を閉じてみると、残った気分は、素直にただ面白かったというには微妙な感じ。 イギリス的なブラック・ユーモアにはくすぐられたけれど、古典文学に対する教養が足らない私には、味わいきれなかったのか。 それより何より、猫好きではない事が重大なハンディだったのかもしれない。 庭に入り込んできた猫って、逃げるならさっさと逃げればいいのに、なぜにらめっこみたいにじーっとこっちを見て立ち止まるんだろ。 猫に対する現在の感情は? □大嫌い…とはいかないまでも、さらに腰が引けてしまったかも。
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読み終えられなかった… あらすじを読んで気になって、図書館から借りてきたのですが… 読んでいて視点が変わるのですが、今は誰視点の文章なのか、が判らない。 登場人物を把握する前に視点が切り替わった為か、人物も内容も把握できず、読了まで我慢できませんでした。 普段単純明快な話ばかり読んでるからなのかなぁ…
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有名な海外小説を原書で読んでいたり、猫を飼っていたりするともっともっと楽しめるのだろうと思う。(読んでいなくてもある程度は楽しめる) 独特の書き方で話が進むので、それに慣れるのに前半を費やしたが、後半からどっと話が動き出し、がぜん面白くなった。 巻末の訳者解説を読むと色々な著作に...
有名な海外小説を原書で読んでいたり、猫を飼っていたりするともっともっと楽しめるのだろうと思う。(読んでいなくてもある程度は楽しめる) 独特の書き方で話が進むので、それに慣れるのに前半を費やしたが、後半からどっと話が動き出し、がぜん面白くなった。 巻末の訳者解説を読むと色々な著作に対するオマージュがどこに隠されていたか分かり面白いので読むことをお勧めする。
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ほのぼのとした作品かと思いきや、ホラー、ダーク・ファンタジー寄りの作品だった。人語を話し、9つの命を持つ特別な猫たち。彼らを支配する黒幕、さらにその背後には……。脚本あり、写真(の説明文)あり、録音(の文字起こし)ありと、多彩な構成で翻弄されるが、なかなか楽しめた。続編もあるらし...
ほのぼのとした作品かと思いきや、ホラー、ダーク・ファンタジー寄りの作品だった。人語を話し、9つの命を持つ特別な猫たち。彼らを支配する黒幕、さらにその背後には……。脚本あり、写真(の説明文)あり、録音(の文字起こし)ありと、多彩な構成で翻弄されるが、なかなか楽しめた。続編もあるらしいので翻訳を待ちたい。
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