マツダ 心を燃やす逆転の経営 の商品レビュー
「#マツダ 心を燃やす逆転の経営」山中浩之、日経BP マツダ地獄からの復活劇を率いた金井誠太へのインタビュー集。後書きで、聞き手の主観がクローズアップされ、落語のはっつぁんと御隠居さんの会話のよう…との振り返りは大きくうなづける。 ・英雄の存在とは、兵站の失敗に過ぎない…状況...
「#マツダ 心を燃やす逆転の経営」山中浩之、日経BP マツダ地獄からの復活劇を率いた金井誠太へのインタビュー集。後書きで、聞き手の主観がクローズアップされ、落語のはっつぁんと御隠居さんの会話のよう…との振り返りは大きくうなづける。 ・英雄の存在とは、兵站の失敗に過ぎない…状況避けよ ・バランス取りはNG、一方を固定して他方を改善する余地を探る、次は逆を固定し…これを繰り返す ・世間の常識に惑わされない「教科書通りの非常識」 その他、名言多数、自分もこういうことが言えるように精進します!
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新聞で紹介されていたので読んでみた。マツダ復活の立役者を紹介し、どのようなプロセスを経たのかが書かれた本。どの会社でも共通していることはトップのビジョンがはっきりしているので、下が迷わないということ。
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マツダが蘇った物語。 かって担当した企業でもあり、金井社長、人見本部長なども出て来て興味深く読めた。多額の投資が必要無くなったという話の意味もこれを読むと理解できる。 ①PDマネジメントは、問題が起きないように考える。 CAマネジネントは、問題が起きた後に修正する。Pの時点で踏ん張ることが重要。2律違反を徹底的に究明。 ②10年先のあるべきSPECを想定して、それに向けて開発する。数車種共通してビジョンを作ると、後戻りが少ない、効率的。早く動けば、先に失敗出来、早い時点で修正出来る。失敗しても、プランBをすれば合格点が取れる。 ③わかっていない事が分かるというのは大進歩。 ④エジソンは700回失敗したと言われるが、本人はうまくいかないやり方を700個見つけたと言っている。
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友人が推薦していた本。積んであったのだが、飛行機が遅延した待ち時間で一気に読んでしまった。 中堅自動車メーカーであるマツダの業績を回復させた開発手法に関するビジネス書。 その開発手法は「一括企画」「コモンアーキテクチャ」「フレキシブル生産」。 マツダの場合は中堅自動車メーカー...
友人が推薦していた本。積んであったのだが、飛行機が遅延した待ち時間で一気に読んでしまった。 中堅自動車メーカーであるマツダの業績を回復させた開発手法に関するビジネス書。 その開発手法は「一括企画」「コモンアーキテクチャ」「フレキシブル生産」。 マツダの場合は中堅自動車メーカーであるので、商品は車。車の市場はこなれているので、十分に将来を予測することができる。また、車種は複数あれど車なので、大きくはみ出すものではない。一方で、トヨタなどに比べると開発リソースには限りがある。そこで生み出されたのが「一括企画」「コモンアーキテクチャ」という方法。 しっかり市場予測をして5~10年先の市場で求められる車(車種を含めて数種類)を一括で企画して、そこで求められる技術要素を先行開発する。開発された技術要素やデザインコンセプトは、その数種類の車種すべてで用いられる(コモンアーキテクチャ)。だから少ないリソースで、複数の車種を効率的に開発できる、ということ。また複数の車種を同時に開発し同時に生産することが前提となっているので、製造ジグの位置決めピン、掴み代、加工方法なども共通化して派生品を生み出しやすい設計にしておくことによってフレキシブル生産が可能となる。 実際にマツダの業績は回復しているし、目指すブランドイメージ(運転の楽しさ)を実現している製品群が出てきている。ただし、前提条件は、マツダに特化している。つまり、車業界であり技術がこなれており予測が立てやすい。企業規模とブランド絞り込みにより、車種も限られている。エンジン駆動で運転の楽しさがある乗用車。つまりEV、コスパ勝負、商業車などは対象外。こういった前提条件があるから、同じ技術で車種を作り分けることができるのだろう。コンサル的な手法によらずに、自らで考え出した開発手法で、業績とブランドを向上させている企業は尊敬に値する。
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個人的には過去2回、金井会長の講演を聞いたことがあるが、本書は対談形式を用いて、金井会長の考え方やキャラクターまでも上手く引き出していると感じた。
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最近のマツダがしっかりしたコンセプトのもとクルマ作りをしていることがよくわかる。明快な語りでわかりやすく、勇気づけられました。 以前他にもマツダの本を読んだがそれもおもしろかったあ
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インタビュアーである著者の巧みな聞き出す力によって、とても魅力的な一冊に仕上がっていると感じました。 今のマツダを知るには最適な一冊。 随所で金井会長の口から出たフレーズは「運がよかった」だったように思います。 金井会長に限らず、成功を収めた多くの成功者が「運がよかった」のフレー...
インタビュアーである著者の巧みな聞き出す力によって、とても魅力的な一冊に仕上がっていると感じました。 今のマツダを知るには最適な一冊。 随所で金井会長の口から出たフレーズは「運がよかった」だったように思います。 金井会長に限らず、成功を収めた多くの成功者が「運がよかった」のフレーズを口に出されるような気がいたしますが、ひたむきな正しい方向に向かう努力があってこそ、運が向いてくるのだと改めて思いました。 付箋は37枚付きました。
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個性で何を目指すのか? 走り出す前に考える。 根拠を明確にして決める。 常識に突っ込みを入れ切り口を作る。 商品開発と先行開発とを切り分ける。 MDIによる省力化、短時間化 理想のモデルの先行開発にリソースを割く 多品種変量生産 年間20万台が基準 フォードはコスト最優先のためには共通化 アフォーダブル=1流グループに入っていればよい 制約とはこれまでやっていた仕事 自分の中で理想を突き詰めたことがない? 生産ラインの基準ピンを可動式にして理想を実現 愛着がわく 気づかなかった美点をだんだんと認識していく 一括企画 やれたら勝てる目標の高さ 教科書通りの非常識
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すごい本に出会ってしまった。限られたリソースで正しく仕事をする方法を書いた本であり、技術者の生き方を説いた本でもある。 私はまだ「コモンアーキテクチャ」を理解できている気がしない。「同じ原理を使う」ことだと思うが、もう少し頭の中に置いておき、考え続けることにする。
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