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デザインの知恵 の商品レビュー

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2024/10/25

情報デザインの第1人者、須永先生の本。情報デザインとは何か、はもちろん、現在のデザインのありようとして、、デザインとは何かに立ち返れる。 初心者向けの様でありながら、その奥はとてつもなく深い。、洞察溢れた本。各ジャンルのデザインを学ぶ人にとって、ぜひ手に取って欲しい本の一つ。

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2021/08/22

デザインとは何か。 > デザインという名でつくり出されるかたちは、私たち自身が何者であるかを決めるひとつの鋳型であり、また、私たちが起こす行動を決定する要因なのである。 「行う」と「知る」を行き来しながら何者かを知る。

Posted byブクログ

2020/01/26

日本の情報デザイン教育の歴史が書かれた一冊。自分は情報処理(データ分析・機械学習)の出身なので、アカデミックの世界を知ることができてよかったです。著者の須永剛司氏は、98年に多摩美術大学美術学部に情報デザイン学科を開設し、日本の情報デザイン分野を開拓、教育活動のほか異分野連携によ...

日本の情報デザイン教育の歴史が書かれた一冊。自分は情報処理(データ分析・機械学習)の出身なので、アカデミックの世界を知ることができてよかったです。著者の須永剛司氏は、98年に多摩美術大学美術学部に情報デザイン学科を開設し、日本の情報デザイン分野を開拓、教育活動のほか異分野連携による研究活動をしている情報デザイン教育の第一人者です。 印象に残ったのは、現代のデザインでは「私たちの存在」がデザインから分離できなくなり、「私たち自身のあり方」もデザインの対象になっている、ということでした。グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築デザインなど、既存のデザイン分野との対象や目的の違いを整理するなかで、デザインの対象がプロダクトから人や社会へと広くなっていく。情報デザインも、サービスデザインやコミュニティデザインを通じて、社会への実装を果たしていく、とのこと。 最近の注目されているデザイン思考、スペキュラティブデザインにも触れており、今求められているデザインの役割についても解説されています。引用すると『デザインには既存の役割を超えて、専門的な成果を社会のリアリティへとむすびつける力がある。』です。BTCの領域でも似たような議論があり、デザインはI(私)→You(あなた)→We(私たち)→They(彼ら)と広がっていくことを改めて認識しました。 本書はデザインのHowToよりも、Why/Whatを中心にかかれているので、歴史や哲学を学びたい方におすすめです。

Posted byブクログ

2019/06/27

日本における情報デザインからデザイン思考に至るまでの歴史と哲学を、見事に言語化されているこれまでにない書籍。「デザインの知恵」というタイトルが、読後にじわっと効いてくる。

Posted byブクログ