夢見る帝国図書館 の商品レビュー
本好きなら、読んで欲しい。 あの時代に戦禍から本を救うため、知恵を振り絞り、 守り抜く姿に感度しました。 性格が飛んでるきわこさん、好きなキャラです。 誰にもしばられず、自由に好きな人生を歩む姿勢に、羨望しました。 そこにいきつくまでに、人格否定の生活があったなんて、苦労したか...
本好きなら、読んで欲しい。 あの時代に戦禍から本を救うため、知恵を振り絞り、 守り抜く姿に感度しました。 性格が飛んでるきわこさん、好きなキャラです。 誰にもしばられず、自由に好きな人生を歩む姿勢に、羨望しました。 そこにいきつくまでに、人格否定の生活があったなんて、苦労したからこその自由さなんだろうか。
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本好き、谷根千好きへの、まるでギフトのような作品だと思いました フィクションとノンフィクションの間、明治初期から現代、上野から谷根千エリアを自在に飛び俯瞰して、時空を超える贅沢な旅をしたような読後感です 初老から高齢、そして鬼籍に入る喜和子さんは、母と私のちょうどあいだの世代で、共感しやすかったこともあり、愛着が持てる作品になりました
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作家というのはなんて物知りなんでしょ。 図書館に関わる官僚から文豪、果ては動物たちまで。歴史と空想が織り混ざって楽しいお話でした。 喜和子さんが亡くなってから微妙という感想を見かけたけれど、私にはその後も十分面白かったです。
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喜和子さんが亡くなってからの後半の戦争のくだりが長く飽きてしまった。そうなってくると内容が入ってこなくて混乱することしきり。登場人物を丁寧に描いて、図書館のことも深く掘り下げていて素敵な作品だったけれど、退屈してしまった自分がとても残念。
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フィクションではあるけど今の日本の今で言う"国立国会図書館"と呼ばれるものが出来る過程の歴史とかは多分ほとんど史実なんだろうなと思う。日本の実在した文豪たちや日本を作ってきた実在の人々の名前がたくさん出てきて読んでてワクワクした。あと、戦争も絡むお話なんだけど昔の日本人というか日本はアカと呼ばれる共*党は徹底的に敵と見做してたんだなという表現(恐らく史実部分シーン)があって、今の日本は…という気持ちになってしまった。 日本の文豪と呼ばれる人たちの作品は何度か読んだことがある程度でしっかり読んだことはなく、日本人たるものいつかは読まねばと思ってたけどいつかじゃなくて今すぐにでも読みたくなった。 戦時下、戦後に多くの書籍を守り、引き継いでくれた先人たちに頭が下がる思いです。
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長くて読了に時間かかってしまったけど、最後まで読んでみてけっこうよかった感残る。戦中戦後のストーリーも納得できたし、登場人物も個性的でいい。
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中島京子さんの本は何冊目かなぁ…。ちょっと不思議なタイトルに惹かれるようにして手にした本。 筆者を思わせる小説家の「私」が出会った、喜和子さん。東京の下町でおひとり様を謳歌しているような女性だった。その喜和子さんとのやりとりと彼女から「書いて」と言われた、図書館の物語が交互に続く。初めて読んだ中島さんの『FUTON』を思い出させる。 しばらく音信が絶えている間に、喜和子さんは立ち退きに合い、郊外の施設に移り住んでいた。そこでわかった家族の存在。やがて喜和子さんは病気で亡くなり、様々な謎が残された。 そこからは「私」を中心に、喜和子さんが幼年期の一時期を過ごしたという上野の歴史と共に、その半生が紐解かれていく…というような話。
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国立北海図書館のソフトクリームは、知る人ぞ知るおすすめ甘味なのだ。濃厚な北海道ミルクのソフトクリームを匙ですくって舐めながら、私は甘いものが好きだった喜和子さんのことを思い出したりした 20250715 お金がない。お金がもらえない。書棚が買えない。蔵書が置けない。図書館の歴史はね、金欠の歴史と言っても過言ではないわね
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ビブリオテーキが必要だと1万円札だった福沢諭吉が号令をかけて永井荷風の父親が奔走する。 5千円札だった樋口一葉に恋する帝国図書館は、資金不足で東洋一の座を諦めたとか、後世でお札になった人たちなのに当時は予算回してくれなかったと嘆いてました。夏目漱石も前の前は千円札でしたね。 他に...
ビブリオテーキが必要だと1万円札だった福沢諭吉が号令をかけて永井荷風の父親が奔走する。 5千円札だった樋口一葉に恋する帝国図書館は、資金不足で東洋一の座を諦めたとか、後世でお札になった人たちなのに当時は予算回してくれなかったと嘆いてました。夏目漱石も前の前は千円札でしたね。 他にも多くの近代文学を支えた作家が名を連ねます。 帝国図書館に通い多くの作品を読みふけた人たちがいて、やがて彼らの作品も収蔵されることになるとは、これはロマンを感じずにいられない。 小説家ってみんな図書館好きで本好きなんですよね。 山の嫌いな登山家がいないのと同じ理屈で、本の嫌いな小説家は存在しえないのも事実ですね。 そんな系譜の中にこの小説の主人公である作者自身も取り込まれていくとか思うと、知的好奇心の塊のようなビブリオテーキがパラダイスにみえてくる。 淡島寒月とゆう変わった人もいたようだし、ハッサン・カンというインド人が実在したのかとゆう話にも興味津々。 この小説で重要な役割の奇想天外な姿で現れた初老の喜和子さん、チャーミングで自由奔放に生きてたかのようにみえる彼女にも窮屈な時代があったとか、この人のモデルも実在してたのではと思ってしまう。 いろんな記憶の断片がパッチワークのように合わさって、本が語りあったり、黒豹が逃げ出したあたりからファンタジーも加わって、ミステリーもあって空想と現実のなかを彷徨ってるみたいで、虚構のなかの世界のほうがリアルに感じて感慨深い。
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中島京子さんの講演会が地元図書館で開催されることを知り、何か代表的な物を読んでみたいな…と本書を手に。 帝国図書館が何かも知らず、上野に寄席を聴きに行く車内本書を開くと、なんと上野界隈の物語。 こういう偶然は必然なのだろうな…と思いながら鶯谷駅から上野公園の中を通り「懐の深い街」...
中島京子さんの講演会が地元図書館で開催されることを知り、何か代表的な物を読んでみたいな…と本書を手に。 帝国図書館が何かも知らず、上野に寄席を聴きに行く車内本書を開くと、なんと上野界隈の物語。 こういう偶然は必然なのだろうな…と思いながら鶯谷駅から上野公園の中を通り「懐の深い街」を喜和子さんの匂いを感じながら感慨深く歩いた。 国際子ども図書館は子どもと何度も訪れたことがあるけれど、素敵な図書館という薄っぺらいイメージしかなかった。 戦前から戦後までの帝国図書館時代に多くの文豪達に愛され様々な物語を秘めていたことを知る。 「いつか図書館で会いましょう」 という言葉を遺した喜和子さん。子ども図書館に行けば会えるような気がする。 そしてやはり、中島京子さんこそが「夢見る帝国図書館」を喜和子さんに書いてと頼まれた本人なのでは?と思ってしまう。 もし、講演会で聞くチャンスがあったら勇気を出して尋ねてみよう。 答えはオフレコだと思うケド…
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