罪の声 の商品レビュー
前半から中盤まではなかなか読み進められないが後半は気になって読みきってしまいました。 何日にもわけて読んだのでもう一度読み直したいです(笑)
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グリコ森永事件をモデルにした、真相のフィクション 以下、公式のあらすじ --------------------- 逃げ続けることが、人生だった。 家族に時効はない。今を生きる「子供たち」に昭和最大の未解決事件「グリ森」は影を落とす。 「これは、自分の声だ」 京都でテーラーを...
グリコ森永事件をモデルにした、真相のフィクション 以下、公式のあらすじ --------------------- 逃げ続けることが、人生だった。 家族に時効はない。今を生きる「子供たち」に昭和最大の未解決事件「グリ森」は影を落とす。 「これは、自分の声だ」 京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。 未解決事件の闇には、犯人も、その家族も存在する。 圧倒的な取材と着想で描かれた全世代必読! 本年度最高の長編小説。 昭和最大の未解決事件―「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは――。 気鋭作家が挑んだ渾身の長編小説。 --------------------- 昭和の未解決事件として有名なのを挙げるとすれば、三億円事件とこのグリコ森永事件になる 三億円事件の方は何かと話題になるけど、グリコ森永事件の方はそんなにテレビでも取り上げられていない気がする なので、この事件に関しては当時子供だった事もあってほとんど知識がない 伯父がその会社に勤めてたというのは知ってるけど どんな影響があったとか、事件の経緯やその後なんかは全く知らない 「キツネ目の男」というのも度々耳にした事はあるけど、事件のどのような人物なのかも知らない そして、何より子供の声の脅迫状というのはまったく知らなかった 真相に関してはいくつかある説の一つを元にした完全にフィクション でも、事件の概要や日時などは史実に忠実に描写されているそうだ だとるすると、あどけない言葉から察するに、実際にその声を使われた子供がいて さらに同世代だとすると、その子は今も生きているはず その他にも、犯人にも家族がいたと思われるし 未解決事件故に、犯人に近しい人がいたとしても口を噤む 作中で人生が狂った子のように もしこの事件が明らかになるとしたら、過去ではなく未来に繋がる展開であって欲しいというのは共感できる
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奇想天外な展開だけど、登場人物の言葉遣いや風景描写に説得力があって、自然に引き込まれた。 犯人、被害者、報道それぞれに理も非もあって、それがまたよい。 ヒリヒリした。
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前回初めてこの人の著書「存在のすべてを」を読み、興味を持ったので、今回2冊目です。 パターンが同じでした。前半は話がややこしく、よく分からないまま読み進め、後半は感動が待っている。 自分には少し読みにくい作家さんかもしれません。もう少し頭が良ければもっと満足できる気がします笑
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グリコ・森永事件の裏で本当にあったのではないかと思ってしまう位のリアリティ感。 読み応えは抜群でした。
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『盤上に散る』に続き、塩田作品六作目。とても重厚な作品で、ノン・フィクションかと思うくらいだ。リアルに「グリコ・森永事件」を知る人が読んだら、その思いも一入だろう——。この事件を描きたくて作家になったらしく、読んでいてその思いをひしひしと感じた。こりゃ話題になるわな。星五つ。
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実際起きた事件を元によく練られていて読み応えがありました。 少し中だるみの部分があり挫折しそうになりましたが、後半は30年以上の時が経っているからこその展開で見事に回収されていました。最後も気持ちの良い終わり方で良かったです。
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スポットライトを当てる方向を変えると、悲しむ、苦しむ人がこんなにいたのか…と。 センセーショナルな部分に注目されがちだけど、悲しい事件だなと、感じました。
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私だって「存在のすべてを」を読みたい 読んで待ちます塩田さん、3作目 第7回山田風太郎賞受賞作 昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフとしたフィクション。 数多くの資料・報道については、極力史実通りに再現されたとのこと。 「子供を巻き込んだ事件」であるということに着目し...
私だって「存在のすべてを」を読みたい 読んで待ちます塩田さん、3作目 第7回山田風太郎賞受賞作 昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフとしたフィクション。 数多くの資料・報道については、極力史実通りに再現されたとのこと。 「子供を巻き込んだ事件」であるということに着目して事件の状況と謎の隙間をありすぎるリアリティで真実のように埋めていく。 タイトル「罪の声」は脅迫に使われた、幼児の声。 当時の声を見つけてしまった男と 当時の声から逃げ続けた男。未解決事件に自ら決着をつけようとしていく。その決意をさせるまで追い続けた誠意ある一人の記者。 見事な、と思いつつ三十年以上経つ事件の謎にたどり着けるところが小説なんだろうとも思う。 当時巻き込まれた子供がいることは事実で そこに想いをのせて書かれているところに感銘を受けました。
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映画を観て面白かったから小説を買ったものの積読していた本。ジャーナリズムの在り方を模索する話だと思った。ストーリーはすごく面白いけれど、取材メインで進むから登場人物がひたすら多くて難しかった。映画観てなかったら途中で読むの挫折してたかもしれない…。
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