ハピネス(#10) の商品レビュー
男性の吸血鬼が生理中の女性の血の匂いを嗅ぎ分けてしまう描写(臭気が波線のようなものに可視化)が印象的だった。吸血鬼ものへのアプローチを押見修造先生が試みると、青春が性春と化していた。吸血鬼になりたいシリアルキラーが登場してからサスペンス色(出所後に吸血鬼を讃えた信仰宗教を設立、施...
男性の吸血鬼が生理中の女性の血の匂いを嗅ぎ分けてしまう描写(臭気が波線のようなものに可視化)が印象的だった。吸血鬼ものへのアプローチを押見修造先生が試みると、青春が性春と化していた。吸血鬼になりたいシリアルキラーが登場してからサスペンス色(出所後に吸血鬼を讃えた信仰宗教を設立、施設の地下に監禁した吸血鬼、信者から血を恵まれる行為が儀式化)が増していた。全体的に抽象表現(やたらと書き込まれた夜空、冗長な表情変化)に頼りすぎているので、オチに具体性を求める読者にとっては肌に合わないだろう。
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最後の最後までよく分からんお話でしたねぇ…著者によれば社会から隔絶された者の人間関係、みたいなものを描きたかった、とのことですけれども、登場人物も多いし、刊行された時期にちょっとした空きがあるしで具体的にどんな話だったのか忘れてしまいました! (^Д^)ギャハ ヽ(・ω・)/...
最後の最後までよく分からんお話でしたねぇ…著者によれば社会から隔絶された者の人間関係、みたいなものを描きたかった、とのことですけれども、登場人物も多いし、刊行された時期にちょっとした空きがあるしで具体的にどんな話だったのか忘れてしまいました! (^Д^)ギャハ ヽ(・ω・)/ズコー まあ、でも、著者の作るお話は全体的にどの作品も雰囲気が似ていることもあり、読めましたけれどもねぇ…最後はどんどん作品内の年月が経ち、登場人物らがおじいさん・おばあさんになった頃のことまで描かれていてなんだかなぁ…という感じですかね。 全体的に台詞数が少ない物語でした! おしまい…。 ヽ(・ω・)/ズコー
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10巻で完結。 うーん……原理的に「終わりのない」話を終わらせるにはこうするしかないのだろうか……。 岡崎の筋が未消化というか、あとがきに書かれていた通り群像劇を志向して、しかし結局内面のイメージ映像で決着がついてしまったというか。 五所さんが幸せになってくれたのはよかった。押見先生、ありがとうっす。
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完結。吸血、不死モノはお腹いっぱい感があったが、押見さん独特の描写で楽しめた。 しかし今は血の轍が楽しみで仕方ないので、そちらに集中してもらいたい。
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