平成野球30年の30人 の商品レビュー
年々、プロ野球への興味は薄れているのですが、それはたぶん、いまだに漂う昭和的な、非合理的な体質への違和感がますます大きくなっているから。だけど、久しぶりのこの野球本は面白かった。雑誌Numberなどで活躍するライター、石田雄太さんによる、平成30年間の各年を代表する30人へのイン...
年々、プロ野球への興味は薄れているのですが、それはたぶん、いまだに漂う昭和的な、非合理的な体質への違和感がますます大きくなっているから。だけど、久しぶりのこの野球本は面白かった。雑誌Numberなどで活躍するライター、石田雄太さんによる、平成30年間の各年を代表する30人へのインタビュー集です。 中畑、与田、清原、西本、野中、長嶋監督、野村監督、伊藤(智)、桑田、王監督、星野監督、杉浦(正)、中村(紀)、松井、高橋(由)、和田(毅)、今岡、イチロー、松坂、山本(昌)、斎藤(祐)。ダルビッシュ、谷繁、栗山監督、則本、秋山監督、藤波、川崎(宗)、大谷 30年もあれば、これだけ幅のある選手が揃う。活躍した選手のインタビューもよいけれど、印象に残ったのは、ケガや手術から復帰した選手の姿です。特に、同学年ということもあって、桑田の肘の手術からの復活劇には、あらためて感じ入りました。 桑田やイチローのような本物のアスリート、プロフェッショナリズムを持った選手がもっと増え、マスコミも野次馬的なノリじゃなく、アスリートとしての姿を報道してくれると、まだまだ野球も面白くなるような気がするんですけどね。
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さすがナンバーというような、しっかりしたインタビューと取材に基づく、良質の文章で、平成プロ野球を振り返れる本書。 昭和の終わりに生まれ、”劇空間プロ野球”をはじめとする民放のプロ野球放送で育った私にとっては、まさに少年時代を鮮明に思い出すことが出来る良書。 この本の価値を減ず...
さすがナンバーというような、しっかりしたインタビューと取材に基づく、良質の文章で、平成プロ野球を振り返れる本書。 昭和の終わりに生まれ、”劇空間プロ野球”をはじめとする民放のプロ野球放送で育った私にとっては、まさに少年時代を鮮明に思い出すことが出来る良書。 この本の価値を減ずるものでは決してないが、登場する選手を球団でカウントすると(複数球団在籍した選手は、在籍が一番長い球団でカウント)、若干の偏り(巨人が5、ロッテ・広島が0)がみられるのが、著者が一人であることの限界か。
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思えば平成の初期はまだまだ昭和の名残で 巨人中心のプロ野球でした。 それがストライキを経て、メジャーリーグ への移籍、パ・リーグの人気上昇もあって 現在では様変わりです。 令和の時代は日本のプロ野球はどう進化 していくのでしょうか。
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平成30年間、日本プロ野球人を取材し、雑誌記事を書き続けた著者。平成野球の取りまとめとして自身の記事から30名のプロ野球人のインタビュー記事を厳選。この一冊で平成の日本プロ野球界を総括する。 登場する野球人は昭和のスター選手を経て名監督に評価された長嶋、王、野村、星野。メジャー...
平成30年間、日本プロ野球人を取材し、雑誌記事を書き続けた著者。平成野球の取りまとめとして自身の記事から30名のプロ野球人のインタビュー記事を厳選。この一冊で平成の日本プロ野球界を総括する。 登場する野球人は昭和のスター選手を経て名監督に評価された長嶋、王、野村、星野。メジャーに挑戦したイチロー、松井、松坂。そんなスーパースターもいれば、わずか数年の輝きだけで引退してしまった選手たちも。 野球界における平成とは、オリンピックやWBCにプロ中心の日本代表が参加し、日本人が当たり前のように海外プロ野球に挑戦した時代だった。鎖国から開国を経て、近代国家となった明治維新のようなものだ。そして、維新のきっかけ、黒船来航に例える事件とすれば、野茂のメジャー挑戦だろう。その野茂が本書に登場していないのはちょっと残念。
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【野茂、イチロー、大谷。平成野球を振り返る】野茂の剛球、清原の豪打。桑田、松坂が吠え、イチローが、大谷が翔けた平成の野球、その30年を彩った野球人30名の熱き物語。
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