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おっぱいマンション改修争議 の商品レビュー

3.1

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/07/09

この本は、コメディー?ホラー? ラストには背筋が寒くなった。 デザイナーズマンションといえば、 かなりの人気で、建築家も居住者も、 大満足で幸せでいるのかと、思いきや・・・ 子供の時分に格好のいじめの材料になったみどりにとっては、落ち着かない家だったろう。 関わりたくない気持...

この本は、コメディー?ホラー? ラストには背筋が寒くなった。 デザイナーズマンションといえば、 かなりの人気で、建築家も居住者も、 大満足で幸せでいるのかと、思いきや・・・ 子供の時分に格好のいじめの材料になったみどりにとっては、落ち着かない家だったろう。 関わりたくない気持ち、よくわかる。 小宮山に振り回される、岸田や元教師など、 何だかドタバタしていて、結局、なんなの? 何か秘密を抱えてそうな岸田の最後の手紙は、 ぞっとした。 改修したほうがいいのか、しないほうがいいのか、 怖いものがある。

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2024/03/28

おっぱいマンション。中銀カプセルタワーマンションを参考に書いたものと思われる。あれもカプセルを交換してずっと住み続けられるという話だったが、カプセル交換に多額の費用が掛かるので、交換されることもなく、解体されてしまった。それでも何個かのカプセルを移動して保存する動きもあり、芸術な...

おっぱいマンション。中銀カプセルタワーマンションを参考に書いたものと思われる。あれもカプセルを交換してずっと住み続けられるという話だったが、カプセル交換に多額の費用が掛かるので、交換されることもなく、解体されてしまった。それでも何個かのカプセルを移動して保存する動きもあり、芸術なんだろうと思われる。コレに限らず、マンションの解体工事には多くの費用と時間とお金がかかり、今後の課題である事は間違いない。

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2023/12/11

読みやすかったし、今の職場を思わせる人間関係、使う人使われる人の実態もリアルだった。 マンション建て替えを巡る思惑についてはイマイチ、ピンと来なかった。

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2023/11/27

11月-15。3.0点。 建築家を父に持つデザイナーの主人公。亡くなった後、デザインマンションが雨漏り等の問題あり、建替の話が。 一番弟子は何故か反対の立場っぽく。。。 題名からしてコメディタッチを想像したが、意外にシリアス。読みやすかった。

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2023/09/19

普通に面白かったし、スムーズに読み進められるため小説初心者にもおすすめ。 家とそこに「住む人」の考えがちゃんと出ており、同じマンションでもこうも考えることが違うかと、妙に納得できる部分が多かった。 個人的には最後の展開は皮肉もあっていいなと思いました。

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2023/05/19

んー、主題は何だったんだろう? 偉大な父親を持つ娘の心情?建築家になり損ねた男の心情?それともヤバい事実が最後まで隠蔽され続けてしまったこと? すぅ〜っと読み進められる1冊だけど、ただそれだけだったような。5部構成で様々な人間模様が書かれていたけど、最後にそれが収束しきれずに終わ...

んー、主題は何だったんだろう? 偉大な父親を持つ娘の心情?建築家になり損ねた男の心情?それともヤバい事実が最後まで隠蔽され続けてしまったこと? すぅ〜っと読み進められる1冊だけど、ただそれだけだったような。5部構成で様々な人間模様が書かれていたけど、最後にそれが収束しきれずに終わってしまった感じ。

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2023/03/11

自分の好みと合わない。 「人は天才肌の人物を崇拝する事で、当該個人の人格認識から逃避する」、「誰しも人間関係の渦から抜け出せない」、「〖自分らしさ〗の自己認識の枠に無意識に安住する」等等、重苦しい設定ベースでドロドロしっ放し。タイトルに「おっぱい」と有るので、もっと軽妙な内容を期...

自分の好みと合わない。 「人は天才肌の人物を崇拝する事で、当該個人の人格認識から逃避する」、「誰しも人間関係の渦から抜け出せない」、「〖自分らしさ〗の自己認識の枠に無意識に安住する」等等、重苦しい設定ベースでドロドロしっ放し。タイトルに「おっぱい」と有るので、もっと軽妙な内容を期待した分、ギャップが辛かった。 ドロドロ好きな方にはオススメ。

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2023/02/04

山場もなく何となーくで読み終わってしまった!小宮山親娘がなんだかんだ似たもの親娘で、みどりが、嫌っていた父の事をふんわりと受け入れているのがほっこりした。

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2022/11/13

一つ嘘をつくために、また嘘をつかなければならない。その結果、苦しまなければならない。そんな当たり前のことを思い出させてくれる作品だと思う。

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2022/11/06

安定的に面白い題材で小説を書いてくれる原田ひ香。この本も面白かった。 あのマンションにヒントを得ながら書いたのだろうと思うけど、ちょっと他の作品のようなひねりが乏しいか。だいたいそうだなと思う展開だった。「あのマンション」も決着がついちゃったからそう思ったのかな。

Posted byブクログ