世界史で学べ!地政学 の商品レビュー
戦争・紛争の歴史に、地理的条件が深く関わっていることが理解できました。 海に囲まれた島国である日本は、大陸に比べて他国の脅威が少なく、かなり恵まれているのだと気付かされました。 かなりの距離を隔てているにも関わらず、朝鮮半島とギリシャが似た歴史を持っていることも興味深かったです。...
戦争・紛争の歴史に、地理的条件が深く関わっていることが理解できました。 海に囲まれた島国である日本は、大陸に比べて他国の脅威が少なく、かなり恵まれているのだと気付かされました。 かなりの距離を隔てているにも関わらず、朝鮮半島とギリシャが似た歴史を持っていることも興味深かったです。 また、アメリカはオフショアバランシングで遠くから他国の紛争に介入して利益を上げてきたことを知りました。 世界各地の紛争は、先進国が蒔いたものも多いのですね。
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山川の教科書否定が衝撃的。私が30年前に学んだことは間違いだったのかと。歴史に善も悪もなく、各国、各民族が、生存をかけて策略を練り、実践しているだけなのだと。イデオロギーは後付けにすぎない、と。 本書は地政学をベースにした駆け足の世界史。理解し切れてはいないが、概観はつかんだと...
山川の教科書否定が衝撃的。私が30年前に学んだことは間違いだったのかと。歴史に善も悪もなく、各国、各民族が、生存をかけて策略を練り、実践しているだけなのだと。イデオロギーは後付けにすぎない、と。 本書は地政学をベースにした駆け足の世界史。理解し切れてはいないが、概観はつかんだと信じたい。 タイ、ベトナム、カンボジアを旅して、本書の東南アジアの箇所を読むけれど、彼らの隣国との関係がうっすらわかる程度。このボリュームの本ではこれが限界なのだろう。 ランドパワーの国がシーパワーで勝つことはかつてなかった、故に中国がシーパワーを強化しても勝つ可能性は低い、とのことだったが、本当にそうなのだろうか。 地政学、世界を学ぶためにもっと勉強することとする。世界を、歴史を理解したい。
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これは勉強になりました。地球的規模で世界を見ることが日本人は不得手なのだろうと思います。最強のランドパワー国であるロシアは、何しろ広大で極寒なので、最終的には負けないのだから経済封鎖を長期化すれば疲れるのはEU諸国となる。まずは地球的規模の歴史を正しく認識することが必要だと思い...
これは勉強になりました。地球的規模で世界を見ることが日本人は不得手なのだろうと思います。最強のランドパワー国であるロシアは、何しろ広大で極寒なので、最終的には負けないのだから経済封鎖を長期化すれば疲れるのはEU諸国となる。まずは地球的規模の歴史を正しく認識することが必要だと思います。
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・そもそも世界地理に疎い人間だったので、現在の世界地図と照らし合わせながら読み進めていった。その国が今そこにある歴史的背景や必然を感じながら、要所となる地名や位置関係などを自分の中でイメージすることができるようになった。 ・日本について個別に説明する章はないが、各国の章の随所に日...
・そもそも世界地理に疎い人間だったので、現在の世界地図と照らし合わせながら読み進めていった。その国が今そこにある歴史的背景や必然を感じながら、要所となる地名や位置関係などを自分の中でイメージすることができるようになった。 ・日本について個別に説明する章はないが、各国の章の随所に日本との関係性や、日本の出来事で例えるとこう、という例を挙げてくれていて、遠い他所のエリアでも同じ法則で同じようなことが起きているんだなと実感することができた。市民一般的な価値観がいかに理想主義史観であったか思い知らされ、これからはリアリズム的に冷徹に世界を眺めなければという危機感を与えてくれた。 ・地政学と言っても体系化された学問というより、主要国家たちをランドパワー、シーパワーと大きく括って歴史の大まかな流れを掴もうという一つの視点なんだなと感じた。宗教とかリーダーがだれかとかも複雑に絡んでくるので、地政学が分かったからといって近未来が読めるようになるわけでもないのだなと思いつつ、まさに戦略のための実学として自分の頭で考えるヒントとなる視点を得られたと思う。これからのニュースを見聞きする際には、各国の動きの背景にある思惑まで思いを巡らせてみようと思う。
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世界の成り立ちを含め情勢までの変遷がわかる1冊。とても興味深い内容でした。ランドパワーとシーパワーから昨今のロシアと中国の動きは何故そうなっているのか。イスラエルとパレスチナの起こりは最近のニュースでも聞くようなことに付随する知見が得られました。アフリカ大陸の奴隷は西アフリカの中...
世界の成り立ちを含め情勢までの変遷がわかる1冊。とても興味深い内容でした。ランドパワーとシーパワーから昨今のロシアと中国の動きは何故そうなっているのか。イスラエルとパレスチナの起こりは最近のニュースでも聞くようなことに付随する知見が得られました。アフリカ大陸の奴隷は西アフリカの中央アフリカ進出のためものなどの無学なため知らなかったことなどを学べ有意義でした。
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「世界平和」を願いたいが、世界各地の問題はそう簡単に解決はできないと実感させられる。だからこそ、地政学を学んで対処していくことが必要なのだと感じた。
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かつてタブーとされた血なまぐさい暴力的な外交姿勢を前提とした地政学的見地を元に世界を俯瞰した本書。 地政学という徹底したリアリズムの世界では人道主義の入る隙はなく、あるのは地理的制約条件と如何にパイを取るかという苛烈な弱肉強食の論理だけ。 そんな前提でこんなグローバル社会が動...
かつてタブーとされた血なまぐさい暴力的な外交姿勢を前提とした地政学的見地を元に世界を俯瞰した本書。 地政学という徹底したリアリズムの世界では人道主義の入る隙はなく、あるのは地理的制約条件と如何にパイを取るかという苛烈な弱肉強食の論理だけ。 そんな前提でこんなグローバル社会が動いているわけないじゃないか。社会は進歩したんだ。と言いたいところだが、 残念ながらこれだけグローバル企業が世界を股に掛けるようになっても、ある国家の指導者が戦争意志を固めて実行してしまえば、世界はその吹き荒れる暴力の嵐に右往左往するしかないというのは2022年現在、肌で感じることだ。 そんな出来れば考えたくない残酷な世界観だが、そういう思考で動く国がある限り、現実的に平和を保つために、こういう学問を学ぶことは重要だと思う。 とは言え、本書は地政学云々以外にも世界史の読み物としてもとても面白く書かれている。 また世界中の地域の紛争の歴史とその背景的意味が描かれていて理解が深まりやすい。 主要な地域は以下。 ・アメリカ大陸 ・中国 ・朝鮮半島 ・東南アジア ・インド、南アジア ・ロシア ・ヨーロッパ ・中東湾岸地域 ・トルコ、西アジア ・アフリカ なぜ、この国ではこんな状態になっているのだろう?とか、なぜこの国はこんな風に振舞うのか?なんでこんなわけのわからん事を言うのか?という疑問に対して概ね答えが出せるという良書。 本書を読んで一番面白かったのは、日本が世界史を語るうえで果たした役割について。 学校教育では国内の歴史に言及するばかりで、世界への影響に語られることはほとんど無かったが。 実は日本は世界史上でわけのわからん事をして、既定路線の秩序をぐちゃぐちゃにする存在としてよく存在する。 遥か昔の倭寇に始まり、秀吉の朝鮮出兵は当時の中国王朝滅亡の引き金になった。 日清戦争でも清王朝に止めを刺して、日露戦争では根本的に世界のパワーバランスを覆し、ロシア帝国滅亡の遠因を作った。 その後の日中戦争では、国共内戦を図らずも止めてしまい共産党が生き残る一因を作った。 その後の南下政策では、次々と東南アジアの列強支配を覆し、これも戦後の各国家独立の礎となっている。 面白い本でした。
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歴史的な背景と地政学を絡めて学ぶことができる。 歴史の要所を地政学的な切り口で解説されている本。 我々が学んできた世界史の教科書では学べなかった、リアリズム的な視点で歴史をみることができる。 やはり世界は大国の視点、思惑や都合で動いているのが地政学的な切り口。ところどころで、...
歴史的な背景と地政学を絡めて学ぶことができる。 歴史の要所を地政学的な切り口で解説されている本。 我々が学んできた世界史の教科書では学べなかった、リアリズム的な視点で歴史をみることができる。 やはり世界は大国の視点、思惑や都合で動いているのが地政学的な切り口。ところどころで、北方領土問題についての、著者の解決に向けた提言などあり、興味深く読めた。
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「どの国とどの国が仲が悪いか」「どうしてそうなったのか」の概要を網羅した本。クラスの人間相関図の国際版のようなもの。それを地政学というのかどうかは知らないが。 世界の多くの地域が網羅されていてそれぞれは簡潔であるがわかりやすい。ただ、挿絵となる地図が少なすぎて位置関係などがつかみ...
「どの国とどの国が仲が悪いか」「どうしてそうなったのか」の概要を網羅した本。クラスの人間相関図の国際版のようなもの。それを地政学というのかどうかは知らないが。 世界の多くの地域が網羅されていてそれぞれは簡潔であるがわかりやすい。ただ、挿絵となる地図が少なすぎて位置関係などがつかみにくい。地政学というくらいなのだからもっと地図を多用してほしかった。
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面白い。 世界史はずいぶん前受験生時代に選択から外した。その頃は暗記することが勉強だと思っていました。外国人の名前や年号がどうしても覚えられず(今も外国の小説は登場人物の名前や関係がこんがらがって苦手)パスしてしまった。 でも茂木誠先生の本を読んだり、YouTube観てるとその時...
面白い。 世界史はずいぶん前受験生時代に選択から外した。その頃は暗記することが勉強だと思っていました。外国人の名前や年号がどうしても覚えられず(今も外国の小説は登場人物の名前や関係がこんがらがって苦手)パスしてしまった。 でも茂木誠先生の本を読んだり、YouTube観てるとその時代にどうゆう背景があって指導者がどのように行動したかが分かる。それが今を生きる私たちが参考にすべきことなのだと思うようになった。
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