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地銀波乱 の商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2021/01/31

地銀が大変なことは、前からわかっていたこと。若干のデータを元に実証しているが、それ以上の新しい内容が無い。活路か最終章に書いてあるが、内容が陳腐であったし、それが本当に処方箋になるのか大いに疑問である。

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2020/04/18

金融知識がないと専門用語に詰まる部分があったり、主語が省略されていて理解するのに時間がかかる部分があった。 ただ、読み終わる頃には少し金融業界の知識が身に付いたように思う。 金融業界が抱える課題は多いことが理解できた。 本書では課題のみが描かれているが、実際は、そうした状況に立...

金融知識がないと専門用語に詰まる部分があったり、主語が省略されていて理解するのに時間がかかる部分があった。 ただ、読み終わる頃には少し金融業界の知識が身に付いたように思う。 金融業界が抱える課題は多いことが理解できた。 本書では課題のみが描かれているが、実際は、そうした状況に立ち向かおうと地銀も試行錯誤していると思う。 他の地銀との業務提携や、フィンテックの導入など、金融業界も変わりつつある。 ただ、それらに乗り遅れる銀行は、今後の先行きは厳しいものとなるだろう。

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2020/03/24

地銀の生き残りにかけ、いろんな工夫をしている優良地銀の取り組みを紹介した本。 ここに紹介している地銀は現状では比較的安心なのかもしれない。

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2019/12/22

日本全国に存在する地銀の直面する問題と課題、具体的な地銀の名称も挙げながら、その現状と金融庁や財務省の本音も併せて解説している。都銀がメガバンクに編成され、次なる編成の波は地銀か?

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2019/11/09

良く言われていることだけど、今の地銀のビジネスモデルは限界なんだなーと実感。 スルガの件は、最初は崇高な理念に燃えていたにもかかわらず、数字を追うことで暴走していく様が生々しかった。これは、どの組織でも大なり小なりある事象ではないだろうか。

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2019/09/24

「金融機能強化法」 ・早期是正措置…自己資本比率4%割れの銀行に対し事後的に決算内容を検査し資本注入(現行) ・早期警戒制度…4%割れの危険性ある地銀に対し予防的に資本注入(2019〜) ・16行に資本注入、完済は3行(仙台銀行:公的資金除く実質自己資本比率3.3%。8%超えは東...

「金融機能強化法」 ・早期是正措置…自己資本比率4%割れの銀行に対し事後的に決算内容を検査し資本注入(現行) ・早期警戒制度…4%割れの危険性ある地銀に対し予防的に資本注入(2019〜) ・16行に資本注入、完済は3行(仙台銀行:公的資金除く実質自己資本比率3.3%。8%超えは東和と北都のみ) ・固定資産の減損処理…地銀本業が慢性的に赤字→地銀本店が減損対象となり、一括償却 (島根銀行:自己資本120億、本店60億) スルガ ・「かぼちゃの馬車」シェアハウス投資家へ2,000億融資 ・投資用不動産への融資2,000B(全融資額3,150B) ・アパロン金利3〜4%、借り換えに脆弱 法人スキーム「一法人一銀行・一法人一物件」 ・法人への連帯保証の有無は個人信用情報に登録されない ・建物への消費税還付も ・西京銀行→TATERU(預金水増し)案件60件に平均1億融資 実抜計画による正常化 ・日本アイコム、弘文堂(広島BK) 銀行にとっての収益(利息)は企業にとっての営業外費用 →企業収益が上昇しないと銀行収益の源泉がない 2019/03償還の地銀保有国債は約4,300B→200Bの利息収入減少 不良「債券」 国内外で金利上昇0.5% → 1/4超、1% → 1/2超の地銀で本業収益を上回る含み損 元本保証だが、外債は外貨調達コストを含めると逆ザヤの可能性 私募投信 → B/S上「その他有価証券」=期中価格変動を簿価に反映する必要なし P/L上「コア業務純益」=本業のもうけ、見栄えよし

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2019/07/23

1.銀行が今までどのような経営をしてきたのか、簡単に歴史を振り返りたかったので購入しました。 2.本書は日経新聞で取り上げられた地銀についての施策や不祥事、地銀の現状について書かれています。かつてはエリート企業と言われていた地銀が、今となっては就職したくない企業の上位5位に入っ...

1.銀行が今までどのような経営をしてきたのか、簡単に歴史を振り返りたかったので購入しました。 2.本書は日経新聞で取り上げられた地銀についての施策や不祥事、地銀の現状について書かれています。かつてはエリート企業と言われていた地銀が、今となっては就職したくない企業の上位5位に入っています。なぜこのようなことになったのか、そして地銀の問題点はなんなのかを取材された本です。 3.地銀だけではなく、銀行業界は今まで楽をしてきたのだと思いました。昔は外に出れば契約が取れる時代でした。そのため、どれだけ働かせても結果が比例して出てきたのが昔の構図です。その名残が今でも残っており、スルガのようなパワハラ文化が根強く残ってしまったのだと思います。 かつてビルゲイツが「銀行の機能は必須だが企業として形を残す必要はない」と言ったことをふと思い出しました。それを実現するかのように大手企業が参入してきたことにより、銀行の淘汰が激しくなってきてます。銀行はどのように活路を見出していくのか、しっかり考えていかなくては生きていけないとおもいました。

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2019/07/14

本書は、昨今の地銀に関するニュースと行政側のこれまでの施策をまとめたレポート。改めて言えるのは、やはり多くの地銀の収益力は低く、国債などの運用に頼っていたこと。これからは目利き力(事業性評価)を高め、積極的にリスクを取って稼がなければならない。担保を取って当たり前などという姿勢は...

本書は、昨今の地銀に関するニュースと行政側のこれまでの施策をまとめたレポート。改めて言えるのは、やはり多くの地銀の収益力は低く、国債などの運用に頼っていたこと。これからは目利き力(事業性評価)を高め、積極的にリスクを取って稼がなければならない。担保を取って当たり前などという姿勢は改めるべき。今後のキーワードは、「融資ターゲット先の拡大」と「AIとデータの活用」と「地域の特徴を生かした商品開発」などか。

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2019/06/29

地方銀行の実情はかなり厳しいようです。 銀行を辞めた身からすれば彼らには是非頑張ってほしいところです。 銀行の外で5、6年頑張ってスキルや気概を身につけた後、銀行に戻るようなキャリアパスが増えてくれば、顧客網やネットワークをもっと活用できるようになり、収益性改善にも繋がるかもし...

地方銀行の実情はかなり厳しいようです。 銀行を辞めた身からすれば彼らには是非頑張ってほしいところです。 銀行の外で5、6年頑張ってスキルや気概を身につけた後、銀行に戻るようなキャリアパスが増えてくれば、顧客網やネットワークをもっと活用できるようになり、収益性改善にも繋がるかもしれないですね。

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2019/06/16

日経新聞で連載されてた記事をまとめた本。地方銀行の現状と危機を描いている。 実際に地方銀行で働いている身としてはあまりにリアルでゾッとするような内容。 ・個人融資への新たなビジネスモデルとして賞賛されていたスルガ銀行の凋落。 ・公正取引委員会とケンカしてでも生き残りのために合併を...

日経新聞で連載されてた記事をまとめた本。地方銀行の現状と危機を描いている。 実際に地方銀行で働いている身としてはあまりにリアルでゾッとするような内容。 ・個人融資への新たなビジネスモデルとして賞賛されていたスルガ銀行の凋落。 ・公正取引委員会とケンカしてでも生き残りのために合併を進める十八銀行とFFG。 ・モラトリアム法でゾンビ化した中小企業と育ってない銀行員の目利き力。 ・マイナス金利で稼ぎ口を見つけられない地銀が手を出してしまうよくわからない金融商品のリスク。 ・就職したくない業種なので優秀な若手が入らない。行員レベルの低下。 などなどがデータに基づいてリアルに書かれている。怖い。 地方銀行の生き残りとしての方策としては、企業と一緒になって地方を発展させ、利息を払える事業体力をつけさせること。 わかっちゃいるけど、それをじっくりやる時間も人手も足りない。次第に疲弊していく。

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