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アルゴリズム思考術 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/03/13

人は探索と実行を行っており、若い時は新しいことを探索することを躊躇わないが、歳をとるとこれまで探索してきた経験や残りの時間を考えて、今までで1番良かったことをもう一度実行するようになるらしい。 引越し直後は新しい店を探索して入ることに躊躇しないがが、次の引越しをする直前は新しい...

人は探索と実行を行っており、若い時は新しいことを探索することを躊躇わないが、歳をとるとこれまで探索してきた経験や残りの時間を考えて、今までで1番良かったことをもう一度実行するようになるらしい。 引越し直後は新しい店を探索して入ることに躊躇しないがが、次の引越しをする直前は新しい店を探して入るよりは、今まで食べて美味しかった店にもう一度行こうとするのと同じことだと書いてて納得。

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2023/12/08

数理最適化やアルゴリズム本をいくつか読んできた中での位置付けとしては、数式をあまり用いず広く浅くアルゴリズムの話題を扱った本という印象。 最適停止問題と37%ルール、探索、ソート、キャッシュ、スケジューリング、ベイズの法則、オーバーフィッティング、緩和法、ランダム性、ネットワーキ...

数理最適化やアルゴリズム本をいくつか読んできた中での位置付けとしては、数式をあまり用いず広く浅くアルゴリズムの話題を扱った本という印象。 最適停止問題と37%ルール、探索、ソート、キャッシュ、スケジューリング、ベイズの法則、オーバーフィッティング、緩和法、ランダム性、ネットワーキング、ゲーム理論。キャッシュのところでハンガーラックは結婚生活にも役立つというのは面白かった。スケジューリングからマルチタスク、マルチスレッド、スラッシングへの話の展開など興味深かった。ベイズの法則、アーラン分布。オーバーフィッティングと正則化での対応は機械学習・深層学習の文脈ではよく登場するので馴染み深かった。ラグランジュ緩和法。ネットワーキングのALOHAネットからの指数バックオフや加法的増加・乗法的減少の話が知れて良かった。

Posted byブクログ

2023/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書の副題をつけるとするなら、「その問題、アルゴリズムが既に解決しております」になるだろう。 目の前の問題の抽象度を上げることで既にアルゴリズム化されており、しかも既存サービスのあの機能を使えば解決できる、というところまで考察できるかがカギとなる。 これは社会学や哲学、あるいは自分が何の認知バイアスにハマっているか?といった場合と同じで簡単なことではない。 本書が自分にとって重要だったポイントは、B to Bプラットフォームを運営している自分だからこそ、本書の「あなたのその課題はこのアルゴリズム(サイトのこの機能)がお役に立てる」と解説する立ち位置は真似たいと思えたこと。発信すべきコンテンツの柱を見つけられた。

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2022/12/17

・部屋探しの最適停止は、かける時間の37%は基準作りに時間をかけ(決して契約しない)、その後、基準をこえる部屋が現れたら契約する。これは、「証明」されている。 ・その他、目次を見たら面白そう。英書ならではのうわすべった言い回しはあるけど。

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2022/10/31

●読むこと 読書をしてきた人なら知っている岐路に私も到達した。この世で与えられた時間に限りがあるなかで、新しい本をもっと読むべきか、あるいはあのむなしい消費 ーむなしいというのは終わりがないからだー をやめて、かつて最も強烈な楽しみを与えてくれた本を読み返すべきか。 リディア...

●読むこと 読書をしてきた人なら知っている岐路に私も到達した。この世で与えられた時間に限りがあるなかで、新しい本をもっと読むべきか、あるいはあのむなしい消費 ーむなしいというのは終わりがないからだー をやめて、かつて最も強烈な楽しみを与えてくれた本を読み返すべきか。 リディア・デイヴィス ●最適停止 秘書問題 37パーセントルール 37パーセント以降は、それまでに面接したどの応募者よりも優秀な人材が現れたところですかさず跳ぶべきなのだ。 応募者からランダムに一人を選ぶとすると、100人なら1%、100万人なら0.1% 秘書問題では確率が変わらない。最適な時点で「見る」のをやめれば、100人の応募者から最適な人材を選び出せる確率は37%、100万人の場合もかわらない。 最良の人材を見つけられない可能性のほうが高いのは確かだが、膨大な選択肢を前にしたときには、その数がどれほど多くても、最適停止が最良の防御策となる。

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2022/08/06

まだ読み始めなんですが、単純に訳文が読みにくくないですか?内容が入ってこない。 原版を買って辞書を適宜引いて読んだ方がよほど良かったなと既に後悔。

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2021/09/03

コンピュータ技術を使って物事を解決するための仕組み(アルゴリズム)を解説している。すぐに実践できるライフハックを紹介しているのではなく、各種ライフハックの根底にある仕組みを一般向けに解説している。最適停止問題や多腕バンディット問題、ソート、スケジューリング、オーバーフィッティング...

コンピュータ技術を使って物事を解決するための仕組み(アルゴリズム)を解説している。すぐに実践できるライフハックを紹介しているのではなく、各種ライフハックの根底にある仕組みを一般向けに解説している。最適停止問題や多腕バンディット問題、ソート、スケジューリング、オーバーフィッティング、ネットワーキング、ゲーム理論など、問題解決のためのアルゴリズムについて概要を説明している。幅広い範囲を紹介したかったのだろうが、個人的には、範囲が広すぎて、書籍としてまとまっていないような気がした。著者の主張が見えてこなかったのが少し残念なところである。

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2019/08/26

文庫本で約500頁の大著である。飛び飛びに読んだので読了に時間がかかった。「アルゴリズム」と言えば、一般にはコンピューター関連用語として認識され、文系には敬遠されやすいが、広い意味では「問題解決の手順」ということなので、一般の生活に関連する問題にも適用され得ることだ。本書にはその...

文庫本で約500頁の大著である。飛び飛びに読んだので読了に時間がかかった。「アルゴリズム」と言えば、一般にはコンピューター関連用語として認識され、文系には敬遠されやすいが、広い意味では「問題解決の手順」ということなので、一般の生活に関連する問題にも適用され得ることだ。本書にはその解決策が事例とともに何十と掲出されていて、それぞれに興味深い。ただ、あまりにも数が多いので、まず通読し、その後何かの問題に突き当たった時に、この本の該当項目を参照するのが有効な使い方ではないかと思う。この分野は行動経済学とも関連し、まだまだ発展途上にある。更なる研究成果を期待したい。

Posted byブクログ

2019/05/26

様々な分野の理論などを使い、身の回りの問題への学術的な解決策を紹介している。 単なるハックではなく、理論に裏打ちされており、かつ、解けない問題というものがあるということも示してくれる。 この本をきっかけに、興味ある分野は実際の専門書を読んでいくのがよいと思う。

Posted byブクログ