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カモフラージュ の商品レビュー

3.6

53件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2024/06/15

「完熟」が良かった。性癖を描いておりグイグイきた。 「ジャム」とか「いとうちゃん」はなんとなく覚えている。むかし読んでつまんなくて折れたんだな。 今回は六編完読しました。 他は「拭っても、拭っても」が良かったです。

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2023/11/29

タイトルと表紙に惹かれて読みはじめ、読み終えた感想は「シンプルにおもしろかった」 作者が心のどこかで思っていたり、見ていたり、もしかすると経験してたり、そんな感じのする短編集でした。

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2023/02/14

「ハンドメイド」「ジャム」「いとうちゃん」 「完熟」「リアルタイム・インテンション」「拭っても、拭っても」 6話収録の短編集。 元SKEアイドル、現女優の松井さんですが、それとは関係なく一作家の作品として楽しめた。 全てに共通しているテーマは食べ物を絡めた上での人間の表と裏の...

「ハンドメイド」「ジャム」「いとうちゃん」 「完熟」「リアルタイム・インテンション」「拭っても、拭っても」 6話収録の短編集。 元SKEアイドル、現女優の松井さんですが、それとは関係なく一作家の作品として楽しめた。 全てに共通しているテーマは食べ物を絡めた上での人間の表と裏の顔。 文章は癖がなく、とても読みやすい。 狂気を孕ませながら描いた「ジャム」は斬新な発想で悍ましさにゾゾッとする。 潔癖な彼氏を持ち、自らも潔癖の強迫観念に囚われて行く女性を描いた「拭っても、拭っても」が好み。 全て読み終えて本のタイトルに納得する。

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2022/10/09

感想 モザイクアートのようなアイデンティティ。遠くから見ればキレイな一枚絵。でもタイルひとつひとつの輝きは見落としてしまう。それに目を向ける。

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2022/10/02

松井玲奈さんの『累々』を途中まで読んだことがあって面白かったのでこちらも読んでみました。純粋に、文章が上手い、才能があってすごいなぁと。アイドルとして先に世間に知られていた人だから、どうしても「元アイドル」として括られてしまうのだろうけど、それも失礼なんだろうな。どれも違った雰囲...

松井玲奈さんの『累々』を途中まで読んだことがあって面白かったのでこちらも読んでみました。純粋に、文章が上手い、才能があってすごいなぁと。アイドルとして先に世間に知られていた人だから、どうしても「元アイドル」として括られてしまうのだろうけど、それも失礼なんだろうな。どれも違った雰囲気の短編が6篇。累々の方が好きだったのでそちらを再読したい。

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2022/01/25

元アイドルという肩書なんてわからないくらい面白かった。 6篇ともに異なる雰囲気だが、共通していると感じたのは、本音を隠し、自身の葛藤と闘っているような主人公の描写。 自身が体験したかのような繊細で丁寧な心理描写が光ってた。 著者の松井玲奈さんは鋭い感性を持ってるのだろう。その感性...

元アイドルという肩書なんてわからないくらい面白かった。 6篇ともに異なる雰囲気だが、共通していると感じたのは、本音を隠し、自身の葛藤と闘っているような主人公の描写。 自身が体験したかのような繊細で丁寧な心理描写が光ってた。 著者の松井玲奈さんは鋭い感性を持ってるのだろう。その感性が垣間見れる作品。

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2022/01/20

楽しくあっという間に読めた。この小説を読んで松井怜奈に興味が沸いた。 いとうちゃんが特に好きだった。

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2021/07/28

レビュー書き忘れてた。 元アイドルとか肩書が要らないくらいよいですね。 軽い文体で好きです。 オムニバスでホラーっぽいものや、恋愛ものとカラフル。次も読みたくなりますね。

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2021/07/07

松井玲奈さんのデビュー作。雑誌掲載と書き下ろしがそれぞれ3作ずつ、計6作が収録されている。作品の完成と発表は必ずしも順番通りとは限らないが、一番最初に発表された「拭っても、拭っても」(本書では最後に収録)はコロナ禍の今読むとより凄さが伝わってくる。異常だったことが普通になってしま...

松井玲奈さんのデビュー作。雑誌掲載と書き下ろしがそれぞれ3作ずつ、計6作が収録されている。作品の完成と発表は必ずしも順番通りとは限らないが、一番最初に発表された「拭っても、拭っても」(本書では最後に収録)はコロナ禍の今読むとより凄さが伝わってくる。異常だったことが普通になってしまった。「リアルタイム・インテンション」も好きな作品。芸能人としての松井さんが少しだけ感じられる。総じて完成度が高く楽しめた。

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2021/06/08

我慢は時には必要だが、しすぎもよくない。「吐き出した僕は本当にいらないものなんだろうか」という一文で考えた。不安や嫌なことを吐き出した自分は自分。我慢をして、耐えてきた自分も自分。隠す自分、楽しい自分…全てが自分。日々、無意識に自分を隠して、カモフラージュしながら生活をしている。...

我慢は時には必要だが、しすぎもよくない。「吐き出した僕は本当にいらないものなんだろうか」という一文で考えた。不安や嫌なことを吐き出した自分は自分。我慢をして、耐えてきた自分も自分。隠す自分、楽しい自分…全てが自分。日々、無意識に自分を隠して、カモフラージュしながら生活をしている。自分を出すのが怖いから…。時にあーって自分をさらけ出したくなる。自分を認めることはなかなか難しい。でも、自分を認めることができるのは自分だけ。不器用な自分も、自信を持てない自分も、自分を否定せず、受け止めてあげられるのは自分だけ。

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