親から始まる ひきこもり回復 の商品レビュー

桝田智彦(著者)

2022/08/19

この本の内容をどのように受け取るか？は、読み手の立場や状況にかなり左右されると思います。

・引きこもりを支援する立場の人
が、読むと「あー、そうかも。そういうパターン多いよね」と筆者にかなり共感するかと思います。

・引きこもりの家族を抱えている人
（1）引きこもり初期の家庭
この内容を受け入れられない方が多いかもしれません。「何でうちの子はこうなってしまったんだろう？」と原因探しを必死にしている段階の人には、お薦めするのはかなり難しいでしょう。

（2）まぁ、なるようになるしかないか
こんな風に対象のお子さんの現在の姿を、受け入れ始めた人には、この本をチャンスをみて渡してもいいかなぁと思います。引きこもりの原因の１つに自分達両親が入っているということを受け入れるには、時間がかかるでしょう。

安易に勧められませんが、学校関係者、福祉関係者等の本人とその家族を支援する側の人は、手にとってみても良いかと思います。

2021/05/27

進んでいく過程が分かりやすい。失敗しながら進み納得し人生を選ぶ。経験が少ないとカードを増やすのは至難の業。
起業するなんて言われてもなぁ～と思うから、回復しないのか？ありのままを認めるって難しい。コミュニケーションをとるのは難しい。こころの中は見えないから、なおさら。

父親も仕事で大変だが、母親も大変だ。仕事もして待ったなしのひきこもり状態にも力を注いで、家族のケアもする。家庭を持つのを拒んでしまう。