シーソーモンスター の商品レビュー
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伊坂幸太郎の作品さんは、大学生の時に、『死神の精度』や『重力ピエロ』を読んで以来で、おそらく十数年ぶりぐらいに読みました。率直に、読みやすく、面白かったです(螺旋シリーズとして、他の作家さんともコラボしているようですが、本作だけでも十分に楽しめると思います。)。 本作で描かれている海族と山族の対立関係というのは、ヘーゲルの弁証法のテーゼとアンチテーゼの関係を示しているのではないかと推測しました。「対立があることで、人間は進化している」という一文が私に、そういったことを想起させました。 規模は全く異なりますが、東西冷戦も嫁姑関係も、止揚のためには一旦の対立は必要であり、避けられないのではないかと思いました。対立したうえで、どう折り合いをつけていくか、そういったことが万物の進歩の中で起きていることなのではないかと考えました。 考えさせてくれる小説で、他の螺旋シリーズも読んでみたくなりました。 また、スピンモンスターの中で、自動運転、マイナンバーカード、ペーパーレス化等の昨今の急速な発展により危惧されることがシニカルに書かれていて、伊坂さんの想像力って一体どうなっているのだろうと思いました。
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シーソーモンスターでの「実は強い」設定、最高。 対立する2人の協力はなんとも言えない高揚感。 スピンモンスターでは、AIに支配される人生や自分の意思が知らぬ間に支配されている怖さ....自分たちの未来が案じられるような気持ちを抱いた。
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海族と山族の話() 1話目の嫁姑タッグが好き!あと嫁が旦那にキュンとするところで私もにやけた。 でも2話目はもうむちゃくちゃであんまり面白くなかった! 総じて☆3 ウェレカセリ〜
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シーソーモンスターとスピンモンスターの2作品が入っている。 シーソーモンスターで描かれる戦闘シーンは緊迫感があり、文章表現が巧み。
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過去と未来のつながりや、登場人物の掛け合いが面白かった。AIの発達が問題となっている昨今、この作品にあるような監視社会が実現するかも?他の螺旋プロジェクトの作品も読みたくなった。
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スパイ設定好きでした。 嫁姑問題を小説にしかもスパイだとは。 やはり、ピンチになってからの疾走感が好きです。義母が細かすぎるところに気がつく描写でもしやと思っていましたが、ピンチに助けに来てくれるストーリーが予想をしていなかったのでよかったです。
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伊坂さんらしいキャラクターが勢揃いって感じ。 螺旋プロジェクト知らなかったので、これからもう2冊ぐらい読んでみる。 伊坂さんの本最近一気に読んで、似たパターンが多いなと思ったのは事実。 抗えない、勢力との戦い。 気の強い女性。 気の弱い男性。この辺り好きなんだなぁと思う。 た...
伊坂さんらしいキャラクターが勢揃いって感じ。 螺旋プロジェクト知らなかったので、これからもう2冊ぐらい読んでみる。 伊坂さんの本最近一気に読んで、似たパターンが多いなと思ったのは事実。 抗えない、勢力との戦い。 気の強い女性。 気の弱い男性。この辺り好きなんだなぁと思う。 ただ、伊坂幸太郎さん1番の推しなので変わらず読み続ける。
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螺旋プロジェクトと知らずに読破。 伊坂幸太郎さんの作品として単独でも楽しく読めました。 で、この作品が面白かったので他の作家さんのものも読んでみようと思います! 次は朝井リョウさんの作品にします。
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帯表 怪物が、笑っている 出会ってはいけない二人が出会ったとき、世界の均衡は崩れ、物語は暴走するー 見返し ー争いはなくならない。 ーだとしたら、僕たちはどうすればいいんだろう。 本書は、文芸誌『小説BOC』の創刊にあたり、8組の作家によって紡がれた「螺旋プロジェクト」の一作...
帯表 怪物が、笑っている 出会ってはいけない二人が出会ったとき、世界の均衡は崩れ、物語は暴走するー 見返し ー争いはなくならない。 ーだとしたら、僕たちはどうすればいいんだろう。 本書は、文芸誌『小説BOC』の創刊にあたり、8組の作家によって紡がれた「螺旋プロジェクト」の一作です。 「螺旋プロジェクト」とは、8組9名の作家陣(朝井リョウ、天野純希、伊坂幸太郎、乾ルカ、大森兄弟、澤田瞳子、薬丸岳、吉田篤弘)が、ある"ルール"のもと、古代から未来までの日本を舞台に、ふたつの一族が対立する歴史を描いた競作企画です。 各作品はそれぞれ独立した物語ですが、全作品を通して読むと、物語が壮大な絵織物となって、互いにつながりあう瞬間が立ち現れます。 「螺旋プロジェクト」に隠されたメッセージを、あなたは読み解けるでしょうか。 8作家による「対立」をめぐる競演を、ぜひご堪能ください。 単行本化にあたり加筆・修正しました。
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伊坂幸太郎らしい作品であったが、いまいち面白さが伝わらなかった。他作家さんとの連作とのことで、テーマに引っ張られすぎかなといった感じでラストに向けての盛り上がりがかけていた。他の連作も同時に読めば評価が変わるかもしれないけど。
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