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探偵はぼっちじゃない の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2024/05/17

著者が15歳の時の作品ということで少し青臭さも残るけれど、とてもみずみずしいミステリ。友情や大人になり切れない等身大の中学生がそこにいた。教師も良かった。

Posted byブクログ

2023/01/26
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同じ世界にいる とある先生と、とある生徒の物語。 最初は、お互い関係なさそうに思われたが、お互いが会話するほど関わるようになり、とても驚いた。 読み終えた時、タイトルの「探偵」は、二重の意味を持っていることに気づいた。 この作家は、2002年生まれで、はやみね先生に憧れて現役中学生で書いている。しかも、夏休みの自由作品で偶然書いた。すごすぎる。 1章1章が10〜20ページで区切られており、1章は生徒、2章は先生みたいに章ごとに交互に登場人物について書いてあるため、飽きずに約350ページ読み終えた。 はやみね先生の次に好きになりそうだ。

Posted byブクログ

2022/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学園ものミステリー。ティーンエイジャーの行き場のない焦燥感、不安感。こういった思春期の心のブレってのは、こじらせると自暴自棄になってしょうもないことをしがちで、その最北端は自死を選ぶというチョイス。学校の教師たちはこういう起爆剤を抱えた生徒をたくさん抱えて面倒見ていく商売なんだから大変なものなんである。 ミステリーとしては凡庸、劇中劇のミステリーは正直残念な出来。文中で「物語が大事、トリックは小説の味付けにすぎない」と言っているわりには人物描写、特に教師や親たちのキャラクターがぎこちなくて残念。 小説全体的にうかがえるこなれきってない雰囲気から、この作品ってきっとデビュー作なんだろうな…と思って、あとがきを読んでびっくり!中学生がこの小説を書いたのか! そりゃ大人の描写がぎこちなくなるはずやわ、知らんねんから。そら色気のない小説になるはずやわ、知らん(やろな)ねんから。そりゃ思春期の煩悶描写に力がはいるはずやわ、日常やねんから。 年齢で評価を上下させるのは趣味じゃないので、☆評価はこんなもんやけど、中学生離れした文章力と小説構成能力を考えたら、期待度は☆2つ追加でもええと思う。この作者が、このまま小説を書き続けて、30代くらいになった時の作品が楽しみである。とんでもないモンスター作家になるかもしれないぞ!

Posted byブクログ

2021/01/01

表紙で気になって購入しました 生徒目線と教師目線で話が進み、テンポが良かったです。 想像できないラストで驚きでした

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2020/11/02

たまたま本屋で見つけて購入。 面白かったー。原口先生と石坂先生がもっとからんでくるのかと思ったし オチが甘い気もしたし、緑川が書いた小説のオチも読めたけど それでもよかった。 原口先生の「子どもっぽさ」には辟易したけど、全体として読みやすく青春っぽくてよかった。 と思ってたら、作...

たまたま本屋で見つけて購入。 面白かったー。原口先生と石坂先生がもっとからんでくるのかと思ったし オチが甘い気もしたし、緑川が書いた小説のオチも読めたけど それでもよかった。 原口先生の「子どもっぽさ」には辟易したけど、全体として読みやすく青春っぽくてよかった。 と思ってたら、作者は15歳でこの作品を書いたと。 なるほどー、どうりで先生が子供っぽいはずだというのと、全体の良い意味での青さに納得。 次の作品も期待したいな。

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2020/09/29

凄く凄く素敵でファンレターをかこうかと思いました。 読み終わって考えてみると、1番素敵なのは本の「題名」だと思います。作中では題名を付けることを保留にしたのに、、、って凄く粋だと思います。 残り99冊の本を楽しみにしています! 私が学生だからか分かりませんがとっても読みやすかった...

凄く凄く素敵でファンレターをかこうかと思いました。 読み終わって考えてみると、1番素敵なのは本の「題名」だと思います。作中では題名を付けることを保留にしたのに、、、って凄く粋だと思います。 残り99冊の本を楽しみにしています! 私が学生だからか分かりませんがとっても読みやすかったです!!

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2020/08/21

ミステリ的な面白さはもちろんのこと、YAものとしての面白さと力強さに感服した。 友達との関係性、将来の夢、両親との確執。それら全てを超越する、一緒にミステリ小説を書こうという言葉。中学生男子と新人中学校教師の視点が交わる時に見える真実。

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2020/08/08

話が若いなー、好きじゃないなー、 と思いながら全部読み、 中学生の作品だと知ってびっくり。 叙述トリックに作中作、お見事でした。 作中作の種明かしが不服だったのと、 教師のあの感じが好きじゃないので評価低め。

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2019/11/24

中学生が書いたミステリ、という事で話題の本書。内容は3つのパートに分かれていて、生徒の視点、教師の視点、それに作中作となる短篇ミステリ。これらが章ごとに代わる代わる進行していく。ジャンルとしては青春ミステリだね。 取り敢えず作中作のミステリにしても、他のパートの仕掛けにしても、幾...

中学生が書いたミステリ、という事で話題の本書。内容は3つのパートに分かれていて、生徒の視点、教師の視点、それに作中作となる短篇ミステリ。これらが章ごとに代わる代わる進行していく。ジャンルとしては青春ミステリだね。 取り敢えず作中作のミステリにしても、他のパートの仕掛けにしても、幾つも似た前例があってオリジナルに乏しいのが欠点。若いから仕方が無いけど、もっと数多くミステリを読むべきだと思う。 文章は巧い。これだけ書ければ凄い。少なくとも、頭でっかちの東大卒が書いたミステリよりはずっと好きです(^-^)。

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2019/10/08

中学生が書いたとは思えないとてもきれいな文章で、すごく読みやすかったです。ストーリーも引き込まれました。

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