コミュニティマーケティング の商品レビュー
<どんな本?一言で紹介> AWSのユーザーコミュニティをゼロから育て上げた小島氏がおくる、コミュニティマーケティングの本。 <どんな人におすすめ?> コミュニティの運営や構築をしたい人。 仕事でマーケティングをやっている人。 ブランドを立ち上げや運営している人。 <読んだら、...
<どんな本?一言で紹介> AWSのユーザーコミュニティをゼロから育て上げた小島氏がおくる、コミュニティマーケティングの本。 <どんな人におすすめ?> コミュニティの運営や構築をしたい人。 仕事でマーケティングをやっている人。 ブランドを立ち上げや運営している人。 <読んだら、どんなことが分かるの?> ユーザーが積極的にアウトプットをして自走するような、マーケティングの一環としてのコミュニティの作り方。 ・AWS を 成功 に 導い た「 コミュニティ マーケティング」 とは 何 か ・コミュニティ を通じて 情報 発信 する 仕組み ・求め られ て いる のは、 コミュニティ と 向き合う こと ・新しい 視点 を もたらす「 コミュニティ マーケティング」 ・コミュニティ は「 自分 ゴト 化」 さ せ やすい ・重要 なのは、 発信 さ れ た 情報 の 量 と 質 ・コミュニティ や 勉強 会 が 最先端 の 学び の 場 に ・「コミュニティ マーケティング」 を 成功 さ せる ため の 鉄則 ・3つ の ファースト: オフライン、 コンテキスト、 アウトプット ・「ブログ 書く までが 勉強 会」 という パワー フレーズ ・コミュニティ の ゴール を 途中 で 変え ない ・公私 混同 の アウトプット で 自分 への 期待値 を 調整 <日々の生活、仕事などに活かせるポイント> 1.ファーストピンを狙え ターゲットとなる1本のピンに対して1個の球を投げ、その波及効果ですべてのピンを倒していく。このストライクを出すために重要なのが、「1番ピン」に相当する人たち。 それはコミュニティ初期メンバーやリーダーたち。このファーストピンになる人の存在こそが、コミュニティをうまく回す上で重要となる。 2.勉強会、懇親会、情報発信の3点セットで AWSのコミュニティ活動としては、大きく3つ。3か月に1度「勉強会」を開催し、必ずセットで開いていた「懇親会」。それから、学びや感想、シェアしたいことをブログやTwitterでアウトプットしてもらう対外的な「情報発信」。 マーケティングにおけるコミュニティは、集まることが目的ではない。集まった人が情報発信・拡散をする「コンテンツ生成装置」になっている必要がある。どのために、発信者を増やすためにどうするか。まず発信するためのハードルを下げる。ただし下げ過ぎると情報の質が担保できないので、20分の事例紹介はこちらがコントロールする。それ以外のところで、自由空間として5分のライトニングトークがある。ライトニングトークで光る話をした人は次回、事例紹介の登壇者になってもらう。また、AWSユーザーという適切な聞き手が集まっているという事も重要だ。話「の分かる人たちが聞いてくれる。」この場で話すことは発表者にとって大きな魅力をもつ。 3.3つのファーストを意識する 「オフラインファースト」:最初に熱量を伝えて方向付けするには、リアルな場で対面で行うのが一番。また、コンテキストファースト、文脈とか背景となる事情も重要で、「関心事軸」つまり「何に共感して集まっているのか」「どうしたいと思ってい集まっているのか」が重要なので、それらをきちんと設定しておく。とにかく人を集めてから関心事軸を設定しようと思わないこと。最初からストライクゾーンをキチンと提示しておく。「こういう関心軸の場、こういう関心に興味を持っている人が集まるコミュニティだ」ということをはっきりさせておく。 「アウトプットファースト」:「クラウドはいいね」という人たちだけが集まり、そこだけ盛り上がっても仕方ない。メンバーがほかの人たちに「こんないいものどうして使わないの」「こんなふうに使うといいよ」とアウトプットしてくれないと熱量が伝播しない。「良かった」というツイートでもブログでも、それらが外に伝わる表現をしてもらう。 集まってその場が楽しいだけではなく、エンゲージメントを高めるのが目的。しかしそれだけでは不十分。参加者を起点にベンダーが直接マーケティングするよりも、もっと効率的に声を広げようというのが目的。そのため、アウトプットをお願いしないまま終わるミートアップがとても多いが、人は具体的に頼まれないと、やってほしい事はなかなか分からない。 <感想> コミュニティづくりに非常に参考になった。実例があるとイメージしやすい。作り始める時、いざ運用したとき、大きくなって分化させるとき、各フェーズが載っているので辞書代わりにもなる。
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マスマーケティングの限界とコミュニティマーケティングの可能性について。複業の考え方にも触れているのは興味深かった。使ってみたい視点がちらほらと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
×"Sell To The Community."→○"Sell Through The Community."この本の本質はこの発送の転換である。B2Bマーケティングにおける基本中の基本であると言っても過言ではない。 「コミュニティ」が大事だ!という風潮が2018年ころからあったがその中心には小島英輝さんがおりそのバイブルがこの本である。マーケティングと言えばBtoC、BtoBtoCがほとんどでほとんどの書籍もそこを狙っているのだが、スモールビジネスはXtoCよりもXtoBになることが多いためこの本が約に立つ。 小島さんには色々とお世話になっているのだが断片的にはしっていた仕事の経験とコミュニティ・マーケティングについて歴史的・体系的に知ることができた。
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小島さんのこれまでの様々なチャレンジ、キャリアパスとシンクロするように、市場に必要とされるマーケティング手法、主にITサービスのユーザーリーチ手法の変遷を圧倒的な言語化で伝えてくれている。「コミュニティ」に携わるもののバイブルと言え、パイオニアは圧倒的な言語化能力と努力の積み重ね...
小島さんのこれまでの様々なチャレンジ、キャリアパスとシンクロするように、市場に必要とされるマーケティング手法、主にITサービスのユーザーリーチ手法の変遷を圧倒的な言語化で伝えてくれている。「コミュニティ」に携わるもののバイブルと言え、パイオニアは圧倒的な言語化能力と努力の積み重ねがあるんだなと、気が引き締まる。
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AWSのユーザーコミュニティを作った小島さんの本。 JAWS-UGというコミュニティがどのような考えで、どのように育ち広がっていったのか。そしてそこから抽出し、応用できるコミュニティマーケティングの考え方は何か、といった内容が非常に分かりやすい言葉で書かれています。 小島さん...
AWSのユーザーコミュニティを作った小島さんの本。 JAWS-UGというコミュニティがどのような考えで、どのように育ち広がっていったのか。そしてそこから抽出し、応用できるコミュニティマーケティングの考え方は何か、といった内容が非常に分かりやすい言葉で書かれています。 小島さん自身の体験を基にした身体性のある言葉であることがとても伝わってきます。身体性とか実感値とかそういうものがこもった言葉である、というのはコミュニティマーケティングにおいてもとても重要なことだと思う。 接触回数によりセグメント化したピラミッドの考え方などサブスクリプションモデル的な考え方については『カスタマーサクセス』を読むと、より理解が深まると思いますが、一つのコミュニティのストーリーとして知れるこの本は貴重です。 また、製品やサービスの「ファン」を対象としているという意味ではさとなおさんの『ファンベース』と共通する視点も多くてより理解できたように感じます。 個人的に面白かったというか共感したのは小島さんのキャリアについての考え方。パラレルキャリア的の発想の中での「代走・伴走・コーチ」という切り分け自分がやっていることにも近くものすごく腑に落ちました。この整理の仕方使わせてもらおう。
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ずっと待ってたKindle版が出たので読了。コミュニティの運営やパラレルキャリアの考えがすごく勉強になった。こういう考え方は今後どんどん広がっていくのだろうと思う。
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これは読むべき本だと思う。 コミュニティ・マーケティングについて、第一人者として誰もが認めると思う小島さんの、生々しい言葉が語られてます。 そして、とても簡易で分かりやすい言葉を選んでいる。 是非、この手の話に興味がある人に、紹介したい一冊だと思いました。
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実体験に裏打ちされたコミュニティマーケティングのノウハウが詰まった良書。 読書メモの詳細は下記ブログを御覧ください! https://note.mu/masatake0914/n/ne330292eff7b
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日本のAWSのマーケティングで実践され、今では様々なITサービス(特に営業リソースを捻出しにくいSaaS系の商材など)で次々と実践例が生まれているコミュニティ・マーケティングという手法について、その第一人者とも呼べる小島さんのノウハウがたっぷりと詰まった一冊。 コミュニティ・マ...
日本のAWSのマーケティングで実践され、今では様々なITサービス(特に営業リソースを捻出しにくいSaaS系の商材など)で次々と実践例が生まれているコミュニティ・マーケティングという手法について、その第一人者とも呼べる小島さんのノウハウがたっぷりと詰まった一冊。 コミュニティ・マーケティングの意義とは、単なる営業・セールスの効率性という点だけにあるのではなく、コミュニティに参加する人々にとっても新たなビジネスチャンスや転職機会を見つけることができるといった点にもある。また、熱量の高いコミュニティであれば、顧客のトラブル対応を生業とするカスタマーサポート等の部署の社員が参加することで、自身の仕事に対するやりがいを再発見できるなど、副次的な意義も多々ある、ということがよく理解できる。 個人的には小島さんのAWS入社前のキャリアのお話も非常に面白かった。
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