経営戦略としての異文化適応力 の商品レビュー
読みやすく、理解しやすい本でした。日本以外の異文化に触れる際には知っておくべきだと思うし、日本についての理解も深まります。理論だけでなく現場での例がふんだんにあるので納得感があります。「CQを高めるためのステップ」が最後に書かれているのも実践的。実際にやってみないとわからないこと...
読みやすく、理解しやすい本でした。日本以外の異文化に触れる際には知っておくべきだと思うし、日本についての理解も深まります。理論だけでなく現場での例がふんだんにあるので納得感があります。「CQを高めるためのステップ」が最後に書かれているのも実践的。実際にやってみないとわからないことは多いと思うものの、先に知っておくだけで異文化から受けるダメージはかなり軽減されるのではないかと思う。
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ホフステードの6次元モデルを事例とともに紹介し、ビジネスの現場における暗黙的な組織モデルとしての6つのメンタルイメージの説明を行なっている。 それぞれの次元自体は理解しやすいので、それらの事例を紹介していることに価値を感じる。 本文でも何度か述べられているようにあくまでもこれらの...
ホフステードの6次元モデルを事例とともに紹介し、ビジネスの現場における暗黙的な組織モデルとしての6つのメンタルイメージの説明を行なっている。 それぞれの次元自体は理解しやすいので、それらの事例を紹介していることに価値を感じる。 本文でも何度か述べられているようにあくまでもこれらの6次元は傾向であり個人によって異なるというのは当たり前だが、傾向を型として知っておくことで未知に対する準備や心構えができる。また、自分もそういう傾向を持った1人であるという自覚も生まれる。
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エリン・メイヤーさんの異文化理解力の直後に読了したが、異文化に対しいかにステレオタイプがはびこっているか感じられる本だった。自分の尺度ではなく相手の目線で考えれば、何かを断定する前に一呼吸おいて「なぜそうなのか?」と自分に問えるし一段深く物事を考えることができる。異文化とは外国人...
エリン・メイヤーさんの異文化理解力の直後に読了したが、異文化に対しいかにステレオタイプがはびこっているか感じられる本だった。自分の尺度ではなく相手の目線で考えれば、何かを断定する前に一呼吸おいて「なぜそうなのか?」と自分に問えるし一段深く物事を考えることができる。異文化とは外国人だけでなく、隣の人も、自分以外は家族でさえ異文化であり、相手から見れば自分も異文化であると思いながらコミュニケーションすればつまらないコンフリクトも起きなくなってくるのではないかと思う。
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エリン・メイヤーさんの「異文化理解力」に続いて読みました。 ホフステードの6次元モデル、勉強になりました! 全世界的に見ると、日本が中央あたりに位置している次元もあります。 ただし、先進国の括り、もしくはアジアの括りで見ると極端な位置にあることが印象的です。 示唆に富んでお...
エリン・メイヤーさんの「異文化理解力」に続いて読みました。 ホフステードの6次元モデル、勉強になりました! 全世界的に見ると、日本が中央あたりに位置している次元もあります。 ただし、先進国の括り、もしくはアジアの括りで見ると極端な位置にあることが印象的です。 示唆に富んでおり、自分の経験と照らしていろいろ考えさせられます。 おすすめの一冊!
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本書のテーマであるCQとは『多様な文化に適応できる能力』と定義されており、グローバル化が加速する今日では、IQとEQと同様に必要とされる能力と定義されております。 書籍ではホフステード博士が提唱した6次元モデルを基に、異文化理解に対する知識を深耕することができます。 6次元モ...
本書のテーマであるCQとは『多様な文化に適応できる能力』と定義されており、グローバル化が加速する今日では、IQとEQと同様に必要とされる能力と定義されております。 書籍ではホフステード博士が提唱した6次元モデルを基に、異文化理解に対する知識を深耕することができます。 6次元モデルでは、国の文化要素を数値化しその社会の傾向値を客観的に見ることができます。抽象度の高い文化という概念を誰もが客観的に比較できる数値に落とす試みはとても斬新です。 正直、私の経験からの思う推測値と若干ズレがあります。本書が指摘するように、この数値はあくまで国という社会における文化の価値観の違いであって、個別の人間の違いではないということでしょう。 ただ、この数値や要素も時代に合わせてアップデートしていく必要があると感じました。日本でも世代によって価値観が大きく異なるように、世界も大きく変わっているは間違いないでしょう。 人間同士だから文化の違いは関係ない、という美しい誤解をしている方にこそ是非読んでいただきたいです。 ◯メモ 人々の考え方は様々に異なるが、その背景には一貫した構造が存在しており、その存在を理解すれば、相互理解の基礎が得られる。 求めらるリーダーシップの形が国によって異なる以上、求められる組織の形も制度も、文化的な差異を踏まえた物にカスタマイズする必要がる。 海外体験の有無と、異文化適応力には相関関係がない。 世界中の大学やビジネススクールで教えられている経営理論は主にアングロサクソンが考え出した物。どこでも通じるものと考えると危険。経営理論を他国で機能させるには、どのような社会で発展し、応用されてきたかをとう姿勢が大事。 国民文化は10歳までに無意識に身に着ける価値観。
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『異文化理解力』を読んで、ホフステードの名前は知っていたけど、読むに至らず。 そんなところへこの本を知り、手に取る。 翻訳ではないのもあり、読みやすくかった。 異文化理解力で示された8つの領域と異なるから、このふたつの本のエッセンスを共有するのはちとこんがらがる感じもするけど、...
『異文化理解力』を読んで、ホフステードの名前は知っていたけど、読むに至らず。 そんなところへこの本を知り、手に取る。 翻訳ではないのもあり、読みやすくかった。 異文化理解力で示された8つの領域と異なるから、このふたつの本のエッセンスを共有するのはちとこんがらがる感じもするけど、だいたい同じことを言っている。 こっちは6つの次元(権力格差、集団主義/個人主義、女性性/男性性、不確実性の回避、短期志向/長期志向、人生の楽しみ方)。 そして、いま一番刺さったのは、「生産性向上に繋がらない社内への気遣いをしている時間はない」という一言。僕の中では、きれいなパワポが典型かな。。。お絵描き下手だから。パワポがきれいじゃないと動かないとかがない組織をつくれば、格段にスピードあがる。 以下、備忘。 ・組織づくり、運営時の検討項目 ①誰が何を決定する権力をもつか ②目標達成のために従う必要のある規則や手続きは何か ・権力格差と不確実性、ミンツバーグの組織調整メカニズムの組み合わせ ①良き上司による直接監督と標準化 ②標準化 ③相互調整 ④良き上司による直接監督 ・6つのメンタルイメージ ・6次元の価値観スコア(国別)
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2008年の他著から引用ではありますが、「多くの日本人は『自分自身は集団主義的な考え方をしていないが、周りの人たちは集団主義的な考え方の持ち主である』と思っていることがわかりました。」は非常に優れた指摘。
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ホフステード6次元モデルと6つの文化圏(メンタル・イメージ)、特にビジネス環境における多文化適応力をやさしく解説。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
CQ 文化の知能指数 ホフステード6次元モデル 日本/アメリカ 1.権力格差 :中庸/低め 2.集団主義/個人主義:中庸/個人 3.女性性/男性性 :圧倒的男性性/男性性高め 4.不確実性の回避 :枠組みで回避/非回避 5.短期志向/長期志向:不屈で長期/短期 6.人生の楽しみ方 :中庸/非抑制で誇張 情報コミュニケーション技術 アメリカという個人主義社会で生まれる 個人の能力を拡張する道具 職務が人間関係より優先 集団主義 プライベートな質問で相手との距離感を縮め、 答え方で信頼できるかを見極める 不確実性の回避の低さ 規則がなくても問題は解決できる考え 失敗多いがスピード感 日本 日々のオペレーションまで気を配る高い回避性(組織改革困難原因) 決断より承認 個人主義かつ仕事への熱意低さ 勝ち馬企業で働くことがモチベーション 職人気質 会議は情報共有の場 責任は個人よりチーム 失敗を恐れる 職務領域あいまい 全てのステークホルダへの承認で意思形成 アメリカ 職務範囲と責任は個人に 会議は意思決定の場、権限のなき人は入れない 仮設で取り組み、修正 短期志向で効率的に 「自分たちが正しい」という思い込みを捨てて俯瞰する。
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カテゴリー別の習性を把握するには非常に良い本。日本がグローバルとは少し異なるカテゴリーになる点も納得。
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