心底惚れた の商品レビュー
性の話なども多くて、昔は凄いなと思いました。 金原亭馬生、山城新伍、山田重雄の3名の考え方は今の時代でも大丈夫だと思いました。 特に山田重雄監督は、結婚後も選手にバレーボールを続けてほしいと考えていて、先進的だなと。 武田砂鉄さんのあとがきも良かった。
Posted by
今から45年ほど前の対談集なのだから当然なのかもしれないが、欽ちゃんと田淵以外、最後の座談会の二人を含めて本書の登場人物は全員鬼籍に入っている。時の流れを噛み締めてしまう。 昔の対談というのは話し言葉をそのまま文字に起こしているからか、ところどころ何を言っているのかわからない箇所...
今から45年ほど前の対談集なのだから当然なのかもしれないが、欽ちゃんと田淵以外、最後の座談会の二人を含めて本書の登場人物は全員鬼籍に入っている。時の流れを噛み締めてしまう。 昔の対談というのは話し言葉をそのまま文字に起こしているからか、ところどころ何を言っているのかわからない箇所もあるが、深く考えずに楽しめた。 それにしてもあの荒畑寒村があの樹木希林と、幸徳秋水や菅野スガの話をしている状況というのが、時の遠近感が狂うというか、時間軸が歪む感じが物凄かった。
Posted by
この本の最後「著作権者不明等の場合の裁定制度」を用いた旨の記載がありました。安田南さんのところでしょうか。
Posted by
樹木希林がまだ悠木千帆と名乗っていた33歳の時の対談集。 話は男と女、SEXの話がほとんど。まだ33歳なのに忖度無用で男の本音に迫る独特の感性ははさすがであるが、晩年の樹木希林が達した境地にはまだ及んでいない。 対談相手の男性も俳優、スポーツマン、詩人、コメディアン、社会運動家...
樹木希林がまだ悠木千帆と名乗っていた33歳の時の対談集。 話は男と女、SEXの話がほとんど。まだ33歳なのに忖度無用で男の本音に迫る独特の感性ははさすがであるが、晩年の樹木希林が達した境地にはまだ及んでいない。 対談相手の男性も俳優、スポーツマン、詩人、コメディアン、社会運動家など個性的な男性ばかりだが、概ね20代から40代の若者か壮年で彼女が投げかける言葉に答えるだけのものがまだ出来ていない。詩人の草野心平と社会運動家の荒畑寒村の二人だけが70代80代の高齢者で、この二人との対談は面白い。樹木希林も亡くなる前の晩年数年が彼女の真骨頂、人生のピークだった。 肉体的な醍醐味は若い時ピークに達するが、精神的な醍醐味は老年にピークを迎える。 恋もできず全力疾走もできない老年になって、人は精神的至福を手に入れる。 私は72歳。今の精神のままで20歳の肉体に戻れたらと時々夢想する。 肉体的醍醐味と精神的醍醐味を同時に味わう、叶わぬ夢である。 彼女の没後多くの名言集が出版されたが、 「私の話で救われる人がいるって?それは依存症というものよ、あなた。自分で考えてよ」 「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」 この二つが、彼女の名言のすべてである。
Posted by
渥美清、五代目中村勘九郎、萩本欽一、つかこうへい、田淵幸一、山城新伍、米倉斉加年…。33歳の樹木希林(悠木千帆)が、12人の多彩なゲストと男と女についての深い話を繰り広げた、『婦人公論』連載対談を書籍化。 なんと申しましょうか・・・。
Posted by
30代樹木希林のアナーキーを読めるのはこの本だけ! 渥美清、いかりや長介ら豪華男性陣から引き出した男と女のあの話
Posted by
- 1