HELLO,DESIGN の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アートは自己の衝動から、デザインは人が抱える課題から始まることが多い ビジネスシーンで活躍しているデザイナーは優れた主観を持っている 面白い、つまらない、素敵、なんでだろう、気になるに蓋をしないで大切にすできる人。 デザイナーとは、問いを設定し、その問いを解決する人である デザイン思考の人間中心とは、人が心の底から求めているものを作り出す姿勢を表す言葉 How might we、いかにして私たちはそれを実現しうるのか。yes butではなくyes andの姿勢
Posted by
数年ぶりに再読。ビジネスパーソンとして、課題解決し続けるデザイナーでありたいと思える一冊。まずは、日常にアンテナを張り、良質な問いを設定しアウトプットできるようになりたい。
Posted by
デザインのお勉強。 じつは、デザインの本質は、「課題の発見とその解決」にあります。「人が持っている課題の本質を見つけ、その上でそれを解決するための新しいモノ、体験、システムなどをつくり出すこと」がデザインのもっともベースとなる概念なのです。 デザイン思考とは、観察で得た主...
デザインのお勉強。 じつは、デザインの本質は、「課題の発見とその解決」にあります。「人が持っている課題の本質を見つけ、その上でそれを解決するための新しいモノ、体験、システムなどをつくり出すこと」がデザインのもっともベースとなる概念なのです。 デザイン思考とは、観察で得た主観を重視したアプローチです。「自分はなにをリサーチし、そこからなにを感じとり、どういう意味づけをほどこして、アイデアにつなげていくか」の思考法です。 ・アイデア出し7つのルールと2つの「マジックワード」 1.トピックに忠実であれ(お題に沿っていないと、ただムダ話が盛り上がるだけになってしまいます) 2.ぶっ飛んでよし(かっこつけたアイデアや常識的なアイデア、「賢く見せたい」という下心のあるアイデアは、ブレストには必要ありません) 3.すぐに判断/否定するなかれ(そのバカげたように思えるアイデア、思わぬインスピレーションにつながるかも!) 4.会話は一人ずつ(発言は、前の人が言いたいことをすべて言い切ってから) 5.質より量を(なるべくスピーディーに、ひとつでも多くのアイデアを) 6.描け、視覚的であれ(みんなでイメージを共有しよう) 7.他者のアイデアを広げよ(自分のアイデアに固執せず、メンバーのアイデアに乗っかったり盗んだりしてみよう) ・IDEOがブレストで使うマジックワード 「How Might We?」 「Yes,and...」
Posted by
元IDEOのデザイナーの方によるデザイン思考の本。 200ページくらいの薄い本なので、ちょっと舐めていましたが、 読んでみたらとても面白かった。 ちょうど「デザイン思考って何?」と思っている人にとっては、 とっつきやすく理解もしやすい本になっていると思います。 IDEOのデザイ...
元IDEOのデザイナーの方によるデザイン思考の本。 200ページくらいの薄い本なので、ちょっと舐めていましたが、 読んでみたらとても面白かった。 ちょうど「デザイン思考って何?」と思っている人にとっては、 とっつきやすく理解もしやすい本になっていると思います。 IDEOのデザイン思考に対する考え方や デザイン思考を使った実例が(豊富ではないですが)分かりやすく載っています。 デザイン思考にはマインドセットが大事とよく言われているのですが、 自分には今ひとつピンときませんでした。 (「まぁ大事かもしれないけど、メソッドを教えてよ」と思ってしまいがちでした。) しかし、この本を読んでマインドセットの重要性を改めて腹落ちさせることができました。 かなり昔にIDEOの有名な本を読んだのですが、 そのころはまだ学生で今一つビビっと来るものがなかったのですが、 今読んだらまた違った印象を感じるのかもしれないですね。 ※発想する会社! https://booklog.jp/item/1/415208426X (もう一冊読んだ気がするけど、忘れた…。) 佐宗さんの「世界のトップデザインスクールが教える デザイン思考の授業」と一緒に読むと、 より理解が深まるのではないかと思います。 (佐宗さんの本の方がより詳細なメソッドが載っていますが、 こちらの本がよりベーシックで基本的な内容かと思います。) ※世界のトップデザインスクールが教える デザイン思考の授業 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4532199948#comment
Posted by
デザインとはクリエイティブでセンスが必要なものだと思ってた。アート(自己表現)とデザイン(課題解決は違う。デザインなら自分は磨くことができるかもと思えた。
Posted by
はっとする感動は無いが、大切なことが書かれているので関わるメンバーには読んで欲しいと思うような本でした。また自分はデザインを仕事としながらもこの本で紹介される最も大切な部分が弱いので、意識して身につけていきたいと思いました。 デザインに日々関わる、手を動かす人にとっては当たり前...
はっとする感動は無いが、大切なことが書かれているので関わるメンバーには読んで欲しいと思うような本でした。また自分はデザインを仕事としながらもこの本で紹介される最も大切な部分が弱いので、意識して身につけていきたいと思いました。 デザインに日々関わる、手を動かす人にとっては当たり前のことだけど、デザインに携わらない人から見ると驚きのある内容だと思います。 プロジェクトや活動をする時、メンバー全員がこの本に書かれているように「問題を解決すること」「誰が担当ではなくみんなでやる、得意な人が得意なことをやる」「よく観察すること」を知っていたらどんなに楽しいだろう。 そして無能な自分はどれだけ救われるだろう。 デザインは絵を描くことでは無い。 問題を解決したり、無意識の中にある不快感から「どうなっていたら嬉しいか」を見つけていくこと。それなのに、絵を描く人に全てを丸投げしてこれはいいデザインだ、悪いデザインだというやりとりに心がすり減っているので、本当にプロジェクトに関わる人には読んで欲しいです。 この本に書かれているように、関わる全員がクリエイティブになって本当の意味で観察して、みんなで解決をしていかなくてはいいサービスはできないと思う。 よくアートとデザインの違いについて議論する人を見ることがあるのですが、それがわからない程デザインについての情報がなにも入ってこないのだと思う。小学校からの必修にした方が良いという意見に大賛成です。 これは誰々が知っています。 私にはわかりません。 そんな人任せなプロジェクトは、この本のように考えチームビルディングができたら消滅する。 そうしたら全員幸せなのになぁと、日々のことが頭を巡りながら読了でした。
Posted by
デザインに対する考え方が大きく変わった。 自分の主観に自信を持つことが大事。 まずはT型人間(縦軸はスキル、横軸は好奇心) になれるように、1つ突き抜けたスキルと、 適度なミーハー感を大事にしていこうと思う。 デザインとは問題解決であり未来を描くもの。 デザインとは価値を誰かの...
デザインに対する考え方が大きく変わった。 自分の主観に自信を持つことが大事。 まずはT型人間(縦軸はスキル、横軸は好奇心) になれるように、1つ突き抜けたスキルと、 適度なミーハー感を大事にしていこうと思う。 デザインとは問題解決であり未来を描くもの。 デザインとは価値を誰かのために生み出す行為。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
デザインの本質は「人が抱える課題の発見とその解決」 デザインにおける記号とは「無意識の意味付け」 デザイン思考 観察で得た「主観」を信じる 人間中心・ビジネスモデル・テクノロジー 4つのプロセス デザインリサーチ(観察/インタビュー) シンセシス/問いの設定 ブレスト&コンセプト プロトタイピング&ストーリーテリング ふつうの中にヒント 類推思考 対話型インタビュー エクストリームユーザー 特殊に使うor全く使わない人 問いの質 真のニーズ 新たな価値 IDEO 助け合いの文化 上司よりも違う職種の同僚に相談 チームで動く 精神負担を減らす 全員が当事者意識 あの人はリーダーと思われたらリーダー チームに意思決定の裁量 パッションと未来志向 日本 「人間中心」「人に優しい」デザイン 新しい思想や概念をパッケージ化する イギリス クリエイティブ産業 8% →50%目標:未来 イタリア クラフトマンと歴史 :過去
Posted by
画期的な本ではないでしょうか。 なぜもっと話題にならないのでしょうか。 今の日本人および日本の会社に必要な考え方が全てここに詰まっていると言っても過言ではないくらい、考え方の根本を見直させられます。もはや日本は高度経済成長期ではなくバブル期でもありません。旧態依然とした組織体制を...
画期的な本ではないでしょうか。 なぜもっと話題にならないのでしょうか。 今の日本人および日本の会社に必要な考え方が全てここに詰まっていると言っても過言ではないくらい、考え方の根本を見直させられます。もはや日本は高度経済成長期ではなくバブル期でもありません。旧態依然とした組織体制を取り続けて他国から学ばなかったことのツケが、今来ていると言っても良いでしょう。どんな仕事も「相手が人間だ」という至極当然の原理を基本的に無視し続けてきたのです。 この本は、そうしたズレた日本の社会性を人間中心に立ち戻してくれると思います。しかも、具体的な事例と共に方法論まで載っている。さらに優しいことに、著者は日本こそこのポテンシャルを秘めていると語っています。 これから技術が飽和してくると、こうした考え方のできない会社は置いていかれる時代になってくるのではないでしょうか。 これは、全ての社会人が読むべきだと感じました。
Posted by
デザインという行いの本質がよくわかる。ゲーム会社でも、日本でゲームデザイナーというと見た目(イラストやCG)を整える人で、海外だと"企画する、新しいアイデアを練る"人という違いがあるが、その理由が理解できた。 本質的なニーズを探り設計することがデザインというの...
デザインという行いの本質がよくわかる。ゲーム会社でも、日本でゲームデザイナーというと見た目(イラストやCG)を整える人で、海外だと"企画する、新しいアイデアを練る"人という違いがあるが、その理由が理解できた。 本質的なニーズを探り設計することがデザインというのなら、たしかにゲームプランナーはゲームデザイナーと呼ぶべき。 韓国と日本のデザイナーの違いをよく例に挙げていたが、これは本当にそう思う。特にLGのテレビは、美術館の台のような佇まいにしたり、巻き取りテレビ板にしたりと、見た目のスタイリッシュさだけでない"新しい価値"をバンバン生み出していて嫉妬しかない。それに対して日本のテレビの"差別化"の仕方は時代遅れとも感じる。 著者がパナソニックに勤めていたからこそわかる、日本のデザイン観の堅さはたしかにある。そしてIDEOのようなデザインコンサルみたいに多様なバックグラウンドをもつ人材がいる実感はないが、なんにせよこれからチームで仕事をする際の重要な価値観になることは間違いない。
Posted by