キッド の商品レビュー
元自衛隊員と公安のひたすら鬼ごっこという感じ。 はらはらした。 城戸の人並みはずれた警戒心と判断力に感心。
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上海の商社マン・王作民と秘書のボディーガードとして福岡空港に降り立った城戸護。かつては陸上自衛隊の空挺部隊に所属し、レンジャーの称号を得た、選りすぐりの兵士だった。到着ロビーで城戸は、王を監視する刑事の存在を察知する。想定外の事態を不審に思いながら護衛を続けると、今度は秘書が王を...
上海の商社マン・王作民と秘書のボディーガードとして福岡空港に降り立った城戸護。かつては陸上自衛隊の空挺部隊に所属し、レンジャーの称号を得た、選りすぐりの兵士だった。到着ロビーで城戸は、王を監視する刑事の存在を察知する。想定外の事態を不審に思いながら護衛を続けると、今度は秘書が王を射殺し、自死してしまった。何が起きているのか? 自分は嵌められたのか? 殺人の濡れ衣を着せられる窮地に兵士魂を呼び起こした城戸は、警察が超法規的に構築した監視システムによる追跡をかわし、事件の真相に迫る。 もっとハードな展開を期待していたのだが、残念。
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現実問題を確り描きながらエンタメ要素もそこはかとなく盛り込んで極上の作品にする天才の相場作品。本作はエンタメ要素が強めで読み易かった。
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上海の商社マン王作民とボディーガードとして福岡空港に降り立った元自衛隊レンジャー城戸、到着ロビーで王を監視する刑事の存在を察知する。 元自衛官の城戸、公安の志水、「トップ・リーグ」に登場したの週刊誌記者の大畑が事件を追う。 監視システム、監視社会、ここまで監視されているのか・・...
上海の商社マン王作民とボディーガードとして福岡空港に降り立った元自衛隊レンジャー城戸、到着ロビーで王を監視する刑事の存在を察知する。 元自衛官の城戸、公安の志水、「トップ・リーグ」に登場したの週刊誌記者の大畑が事件を追う。 監視システム、監視社会、ここまで監視されているのか・・・ (図書館)
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これはメチャメチャ面白い! 緊迫感がいい感じにずーっと続いていく。 展開も謎が一つずつ判明していく過程がすごく面白い。 香港でカメラ屋の裏稼業として要人警護の仕事をやっている元自衛官の城戸。通称KID(これがタイトルになっている。これは少しダサいね。) 日本に仕事で行くと言う機械商社の役員の警護を任されるが、役員は殺されてしまう。殺人の罪を着せられ追われる事になるKID。 捜査一課や公安やらに追われ、週刊誌の記者にも追われ、でもそこは腕利きレンジャーの経験から巧みに交わしていく。 追われつつ、事件の真相を探していくうちに、事態は拡大していってしまう。 一個人ではなく、裏に国家の陰謀が!(言葉にするとチープだな)。 公安警察の調査能力や人物探査能力の優秀さに感心。ただ追われる側に回ると思うと、とても逃げ切れる気がしない。公安側の指揮官である志水は冷徹だけど「国を護る」という信念の強さは城戸と通じるものがある。そこがカッコいい。 話の展開はとてもスケールが大きくなっていってどうやって収集するのかと思ったら、最後は何だかよくわからないままに終息していった。 あれ?あちらの刺客はどうなったん?彼の国との確執は?などなど多くの疑問は残ったまま。 さては続編があるのか? 最後ちょっと消化不良あるものの、全体的な雰囲気や話の展開、ディティールのリアリティなどなどはとてもレベルが高い。久しぶりにハマって読んだ作品。良書。
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ハラハラドキドキのストーリー展開。 面白かったです。 続編を意識したラストが悲しかったですね。 早く続編が読みたいです。
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公安の志水さんは『血の轍』の志水さんですよね?思いがけず相場さんの作品を続けて読んだが、天上人達が「大局からの判断」という名のもとやっている事は下々の者にはわからない、公安の追跡調査といいちょっと怖いですネェ。
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香港の裏通りで、小さなカメラ屋を営む城戸護。 かつては陸上自衛隊の空挺部隊に所属し、レンジャーの称号を得た選りすぐりの兵士だった。 平穏な生活を送る城戸のもとに、ボディーガードの依頼が舞い込んだ。 上海の商社マン・王作民と秘書の護衛として福岡空港に降り立つも、到着ロビーで王を監視する刑事の存在を察知する。 想定外の事態を不審に思いはじめた矢先、今度は秘書が王を射殺し、自死してしまう。 何が起きているのか? 自分は嵌められたのか? 殺人の濡れ衣を着せられる窮地に兵士魂を呼び起こされた城戸は、警察が超法規的に構築した監視システムによる追跡をかわし、事件の真相に迫る。 (アマゾンより引用) もし、これに書かれてる公安の監視の仕方がホントにあるシステムだとしたら…怖い
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元自衛隊のレンジャー隊を率いていた城戸がボディーガードを引き受けたことで起きる様々な事件。 その事件を城戸、公安の志水、雑誌記者の大畑、そして城戸をあざ笑うように関係者を殺していく、謎の殺人者。 様々な人間模様を繰り広げながら、スピーディーな展開で繰り広げられるハードボイルドもの...
元自衛隊のレンジャー隊を率いていた城戸がボディーガードを引き受けたことで起きる様々な事件。 その事件を城戸、公安の志水、雑誌記者の大畑、そして城戸をあざ笑うように関係者を殺していく、謎の殺人者。 様々な人間模様を繰り広げながら、スピーディーな展開で繰り広げられるハードボイルドもの。 どちらかと言うと、社会派ミステリーの印象が強かったので、序盤からハイペースで関係者が殺されていく展開で、最初はついていけなかったが、公安の監視を潜り抜け、敵の正体を探ろうとする城戸と、事件の真相に真正面から向き合おうとする志水の姿を読んでいるうちに、どんどん物語に引き込まれる。 北朝鮮や中国などの背景事情は、やや分かりにくく、ラストに描かれる黒幕の動機はイマイチだけど、それ以外はキャラも確立しており、是非、続編が読みたい!
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監視の精度が格段に進歩した社会を描いたところは良。「トップ・リーグ」に続き、あの店「So What?」も登場。国家権力の姿勢がこの店舗名に集約されているのだろう。 ストーリー展開はハラハラドキドキだったが...、他の著作に比べてちょっと違和感や物足りなさを感じてしまう。続編でスッ...
監視の精度が格段に進歩した社会を描いたところは良。「トップ・リーグ」に続き、あの店「So What?」も登場。国家権力の姿勢がこの店舗名に集約されているのだろう。 ストーリー展開はハラハラドキドキだったが...、他の著作に比べてちょっと違和感や物足りなさを感じてしまう。続編でスッキリさせて欲しい。
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