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わたしは英国王に給仕した の商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2026/04/05

びっくりするくらいに刺さらなかった 出てくるエピソードがどれもこれも好きじゃない感じで、どこかでものすごく面白いエピソードが出てくるのを待ちながら最後まで到達してしまいました 本の感想を書くたびにAIに見せてるのだけど、この本を読んだと伝えたら、感想はまだ見せてないのに「乗り...

びっくりするくらいに刺さらなかった 出てくるエピソードがどれもこれも好きじゃない感じで、どこかでものすごく面白いエピソードが出てくるのを待ちながら最後まで到達してしまいました 本の感想を書くたびにAIに見せてるのだけど、この本を読んだと伝えたら、感想はまだ見せてないのに「乗り切れなくて、どこか引っかかったまま読み終えたのでは」と言われました

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2025/02/13

軽快に、あっちこっちに行きながら、細部まで書かれる文章で折々迷子になりかけたけど慣れてからはどんどん読んだ。そんな中で、素朴で切れ味のいい文章がところどころ入っててその緩急がおもしろいと感じた。 主人公も周りの人たちもまあまあしょうもないんだけど人間ってそういうとこあるよねという...

軽快に、あっちこっちに行きながら、細部まで書かれる文章で折々迷子になりかけたけど慣れてからはどんどん読んだ。そんな中で、素朴で切れ味のいい文章がところどころ入っててその緩急がおもしろいと感じた。 主人公も周りの人たちもまあまあしょうもないんだけど人間ってそういうとこあるよねというふうで、ある種のリアリティを持って進む感じ。 戦争になってからの展開はすごく早く感じた。最後の方の主人公の啓き方?は、ちょっとついていけないところもあったけど、人生ってそういうところもあるのかな。

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2021/08/21

読み始めてすぐに「これはいつ頃のお話なんだろう?」と気になり出したが、そうした疑問をすくい上げるように、物語の中盤からヒトラーやナチと言った単語が現れ始める。この展開自体が、まさに時代や国家と言った大きなものに個人がなすすべなく流されて行く情景を物語っている。

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2021/05/14

B・フラバルのように生きたい! 軽い語り口で人間の表と裏、悲劇と喜劇、権威と失墜、愛と憎しみ、貧乏と金持ち。人は対局を持っているが、人前では隠しているし、時として自分自身にも嘘をついている。そんな人間の本性を面白く、切なく、身近に感じさせてくれるすごい本。鳩に餌を上げようとして転...

B・フラバルのように生きたい! 軽い語り口で人間の表と裏、悲劇と喜劇、権威と失墜、愛と憎しみ、貧乏と金持ち。人は対局を持っているが、人前では隠しているし、時として自分自身にも嘘をついている。そんな人間の本性を面白く、切なく、身近に感じさせてくれるすごい本。鳩に餌を上げようとして転落死したとされる作者の、教養に随伴する知性を前面に出さないことをモットーとしているところ、カッコいい!!

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2021/01/24

素晴らしすぎた 美しく愛しい寂しい物語 最終章は最初から最後の一文まで素晴らしすぎるんだけど、それはそれまでの4章のユーモアなど茶目っ気があるからで。 4章までの語り口や歴史の混ぜ方などが去年読んだイ・ギホさんの『舎弟たちの世界史』を想起した。 どちらも歴史に翻弄される一市民の物...

素晴らしすぎた 美しく愛しい寂しい物語 最終章は最初から最後の一文まで素晴らしすぎるんだけど、それはそれまでの4章のユーモアなど茶目っ気があるからで。 4章までの語り口や歴史の混ぜ方などが去年読んだイ・ギホさんの『舎弟たちの世界史』を想起した。 どちらも歴史に翻弄される一市民の物語で、ユーモアとシリアスとのバランスが良い。 『舎弟たちの~』の方がブラック度が高いかな。 少しずつ大きな歴史の動きがジーチェの生活に影を落としはじめてから、それがひたひたと文章にも潜んでいく。 そんな中にもユーモアがあって基本的に最終章までは可愛いなぁ、愛しいなぁと思いながら読んでいけるんだけど、 ラストのラストは静謐さの中でユーモアも悲しみも全てが美しく愛しく哀しくて目の端に涙が溜まっていった。 寒い中読んだからか涙が温かく感じられて…。 読んで良かった。 大好きな本です。

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2020/04/19

【G1000/29冊目】チェコがナチスドイツの占領下にあった時代。あるホテルの給仕見習いは、客の釣り銭をごまかす等して貯めたお金を使って周りの人がドイツ人を疎ましく思っている中、彼は資本主義の荒波に乗り、ドイツ人に取り入ることによってまたたく間に百万長者となり、自分のホテルをも持...

【G1000/29冊目】チェコがナチスドイツの占領下にあった時代。あるホテルの給仕見習いは、客の釣り銭をごまかす等して貯めたお金を使って周りの人がドイツ人を疎ましく思っている中、彼は資本主義の荒波に乗り、ドイツ人に取り入ることによってまたたく間に百万長者となり、自分のホテルをも持つことになりますが、チェコ人にとってはドイツ人に取り入って成り上がった彼を良く思っていませんでしたが、成功者であることには間違いありませんでした。 しかし、戦争が終わり、共産主義であるチェコスロバキア共和国が再び立ち上がった時、彼の手元には何一つ残されていませんでした。そんな中、誰も来ない辺境で晩年を過ごすことになった彼は改めて自分を見つめ直すことができ、本当に生きることの価値を見出すことになったのではないでしょうか。「これからする話を聞いて欲しいんだ」という言葉は読者のみならず、鏡に写った自分に聞かせたい物語なのかも知れません。

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2020/03/16

池澤夏樹の世界文学全集は、インパクトがありました。けばけばしい色合いの表紙もそうですが、ラインナップがすごかった。知らない物語がたくさん。ハードカバーはかさばるのであまり買えませんでしたが、近年、次々に文庫化されていて、ついつい買ってしまいます。そんなかんじで、この本も、池澤夏樹...

池澤夏樹の世界文学全集は、インパクトがありました。けばけばしい色合いの表紙もそうですが、ラインナップがすごかった。知らない物語がたくさん。ハードカバーはかさばるのであまり買えませんでしたが、近年、次々に文庫化されていて、ついつい買ってしまいます。そんなかんじで、この本も、池澤夏樹のあれだ、という知識以外はほぼ知らないままに買ってしまいました。 そういう動機だったので、他に読まねばならない本に劣後してしまい、何年か積読状態だったんですが、このたび一念発起して読みました。チェコ文学なんてはじめて。おりしも100分de名著のハヴェルの指南役に、この訳者の阿部さん。タイミングがかぶりました。 おもしろかったですよ。シュールで。いや、シュールという一言で片づけるには、他の要素がいろいろ入り込んでいますが。というかたぶん、重いんですよ。いろいろ。時代背景として戦争はあるし、いろんなひとの没落なんかもあるし。でも、なんにせよ、どんなに重いテーマであっても、語り口は軽やかで、サバサバしていて、読んでいてすがすがしかったです。 どこだったが、「男なんて、ちょっとしたことをなんでもエロティックにとらえちゃうんだよね」みたいなことが書いてあったりしてたんですが、ちょっとエッチなこともちりばめられたりして、そのへんも気分転換になりました。読んでよかったです。【2020年3月14日読了】

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2020/01/19

第二次世界大戦をはさむ激動のチェコで、ホテルの給仕人として働いていた少年、のちにホテルオーナーとなった男の半生を描く。激動の時代ゆえに、重い話題もあるが、どこかほら話のテイストがあって、イメージが豊かで、決して重々しくはなく、非現実的なんだけど、面白くて、やがて悲しい。ヴォネガッ...

第二次世界大戦をはさむ激動のチェコで、ホテルの給仕人として働いていた少年、のちにホテルオーナーとなった男の半生を描く。激動の時代ゆえに、重い話題もあるが、どこかほら話のテイストがあって、イメージが豊かで、決して重々しくはなく、非現実的なんだけど、面白くて、やがて悲しい。ヴォネガットのいくつかの作品を思い起こしたりもした。特に主人公が手に入れたホテル「石切り場」の描写は、浮世離れした美しさがお気に入りである。

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2019/08/15

感想はこちらに書きました。 https://www.yoiyoru.org/entry/2019/06/11/000000

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2019/06/09

・チェコスロバキアの文学。 ・訳者の阿部賢一先生を交えた読書会に参加 ・作者のボミフル・フラバルさんはビール工場でうまれた。 ・好きな言葉 わたしが保守し自分自身で砕いた敷石で補修しようとしていた道は、わたしの人生に似ていた。背後には草がぼうぼうと生えていて、道の先にも生えていた...

・チェコスロバキアの文学。 ・訳者の阿部賢一先生を交えた読書会に参加 ・作者のボミフル・フラバルさんはビール工場でうまれた。 ・好きな言葉 わたしが保守し自分自身で砕いた敷石で補修しようとしていた道は、わたしの人生に似ていた。背後には草がぼうぼうと生えていて、道の先にも生えていた。けれどもわたしが作業した区間だけは、わたしの手の痕跡が残っているようにおもえた。・・・ ・給仕見習いから、百万長者になり、戦争で全て失って道路坑夫になった主人公。他人に認められたいってとこから自由になった最後が感動したな。 ・ビール工場にフラバルのプレートが掲げてあるそうで本人の希望で犬のションベンがかかる高さって。これは、こぼれはなし。 ・百万長者の収容所。ナチの女性のプールなんかは本当の話でグロテスク。 また、チェコスロバキアの文学を読んでみよう!

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