一鬼夜行 つくも神会議 の商品レビュー
「付喪神会議」 どちらが優れてるか。 全く同じ品を置いているならば比べやすいだろうが、店の趣向すら違うとなると難しいだろうに。 慌てていたとはいえ、何も知らない人の前で本性を現してしまってはダメだろ。 「かりそめの家」 丁寧に作られた箱庭。 再び皆で暮らしたいという望が強く残っ...
「付喪神会議」 どちらが優れてるか。 全く同じ品を置いているならば比べやすいだろうが、店の趣向すら違うとなると難しいだろうに。 慌てていたとはいえ、何も知らない人の前で本性を現してしまってはダメだろ。 「かりそめの家」 丁寧に作られた箱庭。 再び皆で暮らしたいという望が強く残ったのだろうが、一人で待ち続けてるのは寂しいだろうな。 気付いていたのであれば、一度でも話し合ってから離散したら良かったのでは。 「山笑う」 共に生きたいと願う。 誰よりも気にかけていたからこそ、未来を考えて一番いいと思う提案をし続けていたのだろうな。 帰ってくることは出来なかったが、最期に出会い話すことが出来て良かったな。 「緑の手」 魂を奪い去りしもの。 穢れや美しさを考えていなければ、躊躇することなく指示された通りに行動し献上していただろ。 失うものは大きかったかもしれないが、自由が手に入るなら安いものなのかもな。 「姫たちの城」 櫛が目を覚ました時。 墓場まで持って行くことが出来ず告白したのは、少しでも罪の意識を軽くしたかったからだろう。 心が壊れてしまったからこそ、都合のいい物語に目を奪われてしまったのだろう。 「化々学校のいっとうぼし」 異国からやって来た。 必死に探して見つけた肉親だというのに、当時の謝罪もなければ命を奪おうとするなど酷すぎる。 消滅しなかったから良いものの、大切な友が犠牲になるなら途中で辞めただろう。
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Tさんのおすすめ。 残念ながら、シリーズものの番外編を読んでしまったらしい。 さすがにこれだけでは楽しめない。 古道具屋で毎晩騒ぐ付喪神たち、という設定も、 どこかで読んだことがあるし。 借金のために、わざと妻子を遠ざけ、 死に際して一緒に暮らした家を箱庭につくり、 そこに生きる男の話、「かりそめの家」はちょっと面白かった。
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優れた付喪神を決める五番勝負に、店に持ち込まれた生きている箱庭の正体、さらに品川の港には謎のあやかしが出没?累計30万部突破の大人気シリーズ初の読み切り短編集!(e-honより)
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荻の屋に住まう付喪神たちの会議?? それぞれの性格が楽しい。そしてみんな優しいね。君たちに人をホントに脅かすのは無理だよヤッパリ。道具に手足が生えて動いて喋ることなんて有り得ない!と思ってる人は脅かせるかもしれないけどね。
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スピンオフ的な短編集。 喜蔵や小春はあまり登場せず、つくも神たちの語りで 物語が進んでいく。 はこにわのお話は、たぶん、アンソロジーで読んでいる けど、他は初読み。 表題作のつくも神たちのけんかが、神と名がついても 子供っぽくい(笑) 不幸な出自のお姫様。あのラストは救いだと思い...
スピンオフ的な短編集。 喜蔵や小春はあまり登場せず、つくも神たちの語りで 物語が進んでいく。 はこにわのお話は、たぶん、アンソロジーで読んでいる けど、他は初読み。 表題作のつくも神たちのけんかが、神と名がついても 子供っぽくい(笑) 不幸な出自のお姫様。あのラストは救いだと思いたい。 こういうのも好きだけど、次は物語が進んでほしい。
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