暗い夜、星を数えて の商品レビュー
目の前で起きていった震災体験の生々しさ、 被災者である福島の方々への信じがたい差別の話、 被爆による人体への影響の脅威を意識して暮らすということ、 被災者たちの間にできた格差、 東電の被災者への対応の不誠実さへの困惑、 情報は制御されていると思わざるを得ない報道への違和感、 頼り...
目の前で起きていった震災体験の生々しさ、 被災者である福島の方々への信じがたい差別の話、 被爆による人体への影響の脅威を意識して暮らすということ、 被災者たちの間にできた格差、 東電の被災者への対応の不誠実さへの困惑、 情報は制御されていると思わざるを得ない報道への違和感、 頼りない政府や自治体への不安と不信感、 筆者が見たもの、聞いたものが克明に書かれていて、 衝撃であり、悲しくなり、苦しくなり、辛く、 現在、津波が押し寄せた沿岸部には一面を埋め尽くすソーラーパネルが設置されていることにも苛立ってしまった。 今も望まない環境にいる方々、 闇に閉ざされたままの未来って・・・切なすぎる。
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旅行中に震災にあわれた彩瀬まるさんによるルポ。震災にあわれた方々にも人数だけの状況がある。彩瀬さんの体験を通して、被害にあわれた方々の想いが書かれている。 だんだんと震災の記憶が風化していくなか、読めてよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新聞の書評欄で目にしてからずっと気になっていた本。本屋さんになかったので図書館で借りた。 旅先で地震の現場に居合わせ、周囲の助けがあって生き延びられたこと。その後の後日談。この方が書いてくれてよかった。 最初に原発の爆発が起きたとき、役場から家を出るなと防災無線で呼びかけがあり、しばらくしたら間違いだったと放送された、さらにしばらくしたらテレビで爆発があったので家から出るなと報道されて、人々の命や健康よりパニックを予防するために情報統制されていると実感した、とのくだりが、特に印象的でした。
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出会った人の機微×ルポ作品は当時は小説家の卵?的な方ならではで、より感情移入できたし、割と3.11には興味を持っている方だと思ったけど、知らないことがたくさん出てきたのに驚いた。
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やがて海へと続くから読んでみた。実際に震災に遭われた体験談がリアルで、その場にいた理由も書く事があったからなんだろうなと 彩瀬まるさんたくさん読んでるけど、やっぱやがて海へと続くが何度読んでも沁みる
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被災した経験を私たちに残してくれたことに感謝する。 私は関東にいた人間で、テレビでみる統制された情報からは分からなかった現地の感情。自分が体験したかのようにずっしり感じることができた。 2024.1.1能登半島地震 学生時代にお世話になった方が輪島に住んでいる。8.4、能登を訪...
被災した経験を私たちに残してくれたことに感謝する。 私は関東にいた人間で、テレビでみる統制された情報からは分からなかった現地の感情。自分が体験したかのようにずっしり感じることができた。 2024.1.1能登半島地震 学生時代にお世話になった方が輪島に住んでいる。8.4、能登を訪れた。半年たったいまもなお、道路は盛り上がり、つぶれた家屋が道路にはみ出し、火災でやけた場所は、一部更地になっていた。のこっている建物だって、傾いていて。 ニュースではそんなことやってないのに。復興は遠いことを知る。 更地は片付けたあとなこと、復興とは建物や道路が元に戻るだけじゃないこと、私も差別をしていたこと、いろんなもやもやに気づく。 この本を買っていて読んでいなかったのに、出発前にたまたま手に取ったこと。数日間読むタイミングがなく、帰りの新幹線でこの本を読んだこと。私はここから何を得るか。
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旅行途中、東日本大震災に遭った彩瀬さんのルポルタージュ 彩瀬まるさん、22作目 福島に向かう常磐線に乗車中、あの揺れと津波を体験 第一章 川と星 3/11の震災直後から 埼玉の自宅にたどり着く3/14までを 第二章 すぐそこにある彼方の町 6/28、29 再び被災地に向かいボラ...
旅行途中、東日本大震災に遭った彩瀬さんのルポルタージュ 彩瀬まるさん、22作目 福島に向かう常磐線に乗車中、あの揺れと津波を体験 第一章 川と星 3/11の震災直後から 埼玉の自宅にたどり着く3/14までを 第二章 すぐそこにある彼方の町 6/28、29 再び被災地に向かいボランティア活動を中心に 第三章 再会 震災当日偶然乗り合わせ、一緒に逃げた女性との再会 その女性は彩瀬さんの作品を読み連絡してくれたとのこと このルポ的作品が 彩瀬さんの単行本デビュー作となった ルポなので、実際経験した事、彼女と実際に関わった人達とのつながりになっている あまりに震災の近くにいて、大きな震災の状況というより、地元の人達との同調 ここ一ヶ月ほど 彩瀬作品を読んでいたのだけど ちょっぴり多すぎないかい?と思っていた ものすごい勢いで描き続けているように思う 寄付するために書く そんな言葉もありました それだけでないとしても お仲間とチャリティ同人誌も発行していたようです 新作は購入しました♪
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『桜の下で待っている』を最近読み、魅力的だなと感じた、福島などの東北地方。 当時西日本の小学生だった自分は考えが幼く、しばらく関心があまりない状態だった。申し訳ない。 この話ではじめてすごくリアルなものとして認識できた。震災時の描写は読んでいるだけで怖さを感じた。 当事者になら...
『桜の下で待っている』を最近読み、魅力的だなと感じた、福島などの東北地方。 当時西日本の小学生だった自分は考えが幼く、しばらく関心があまりない状態だった。申し訳ない。 この話ではじめてすごくリアルなものとして認識できた。震災時の描写は読んでいるだけで怖さを感じた。 当事者にならないとわからないことはたくさんある。 そんな事態が自分の身に起きた時にどうするのか。 ただ一つ、不確かでどうすることもできない時点で怖がりすぎたり、人を差別したりしないようにはしたい。 他の人に手を差し伸べられるかなんてわからないが、差別意識は絶対に持たない。 それは決意した。 また、家族や大切な人を守るためにどうするべきか。 何もない時に話しておくことはやはり大事だと感じた。 家を手放すことがあっても、あらかじめの覚悟があれば違うんだろうなとも思うので…。
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東日本大震災の時、我が子は小学生だった。 下校時間近くのあの揺れ… 迎えに行かなきゃ!と慌てたのを覚えている。 しばらくの間、信号機が点かなかったな、計画停電あったな… そんなことを思い出しながら読んだ。 あの震災からもう12年が経とうとしているんだ… ノンフィクション。 震災...
東日本大震災の時、我が子は小学生だった。 下校時間近くのあの揺れ… 迎えに行かなきゃ!と慌てたのを覚えている。 しばらくの間、信号機が点かなかったな、計画停電あったな… そんなことを思い出しながら読んだ。 あの震災からもう12年が経とうとしているんだ… ノンフィクション。 震災後何があったか… 現地ではどんな思いで過ごしていたのか… 本を読んでもあくまで想像して思いを寄せることしかできないのだけれど、 それでもニュースで見て、感じていたよりは何かしらプラスで感じとれた気がする。 阪神大震災、 東日本大震災、 どちらも私にとっては身近。どちらも忘れられない、忘れてはいけない。
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今頃で申し訳ないという気持ちで読んだ。 それでも、今、復興と言えるのかはわからないが、福島を訪れたいと思った。相馬市、いわき市、JR常磐線新地駅。地図で確認した。 何ができるでもない小さな力、それでも行動しないより行動した方がいいと思う。 作家でも、言葉のプロでも見たものを伝えき...
今頃で申し訳ないという気持ちで読んだ。 それでも、今、復興と言えるのかはわからないが、福島を訪れたいと思った。相馬市、いわき市、JR常磐線新地駅。地図で確認した。 何ができるでもない小さな力、それでも行動しないより行動した方がいいと思う。 作家でも、言葉のプロでも見たものを伝えきれていない、書けていないという津波の恐ろしさ。 記憶の新しい2011年5月には小説新潮に書き下ろしたという、葛藤はあっただろうに。 今まだ私のように手に取る人はいる。
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